オスプレイの横田基地配備計画 撤回を求めます
2018年 04月 05日
4月4日、「オスプレイの横田基地配備についての緊急の外務省・防衛省レク」(日本共産党国会議員団事務所主催)がおこなわれました。国会議員団から、笠井亮・宮本徹の両衆院議員、吉良よし子・山添拓の両参院議員。都議団からは、尾崎あや子・とくとめ道信の両都議と私。原田ひろみ清瀬市議、山口みよ東村山市議をはじめ、市議や地元住民の方々などが参加しました。
配備の撤回を求めよ、と尾崎都議
防衛省の担当から説明を聞きとったのち、まず、地元の尾崎あや子都議が、危険性などを指摘し、配備の撤回を求めるべきだと迫りました。その後、国会質問で取り上げた直後の宮本徹衆院議員の進行で、たくさんの質問や意見が出されました。
際立つ米軍優先の姿勢
政府は配備計画をギリギリまで知らせず
全体を通じて、とにかく米軍優先の姿勢。本当にひどい。いくつかあげると…
ひとつは、4月3日に発表された今回の配備計画ですが、実は、日本側は3月16日には知っていて、ギリギリまで明らかにしなかったのです。それは「米側の意向」だと。住民のみなさんの不安や安全よりも、米側の意向を優先しているのです。
安全性について、「わからない」と
ふたつめは、なぜ配備の時期が1年も前倒しになったのか。当初、延期するときは、「パイロットの訓練や機体整備に時間がかかる」といっていたのに、一転して早まった理由は、他の地域でオスプレイの使用が低下したので横田へ、と。「使われていたものがもって来られる。安全性は保障できるのか。整備状態は確認しているのか」と住民の方が聞いても、「担当部局がきていないのでわからない」と。
「夏から配備」といいながら、すぐにも5機が
みっつめは、「夏から配備する」としながら、今週後半にも5機が横田に立ち寄ると。一時的な立ち寄りといいますが、期間、また横田基地をどのぐらい出入りするのかなど、詳細はまったくわかりません。「事実上、今から配備するということではないのか」との声もあがりました。
「私たちのまちが訓練場になるんですよ」
よっつめは、CV22は特殊作戦用で超低空飛行を行います。訓練はどのぐらいの高さを想定しているのか、なども不明。訓練場で訓練するから大丈夫かのような説明を外務省の担当者がおこなうと、「どこかに安全な訓練場があるかのようないい方はまやかし。やめてください。私たちのまちが訓練場になるんですよ」と住民の方から厳しい指摘が。
私も質問 「騒音に苦しんでいることを理解しているのか」
私は、住民の方々への影響を最小限にするというが、今も騒音などにみなさん苦しんでいるということを理解しているのか、ということについて質問しました。周辺地域のある高校では、何度も授業を中断する状況になっていること。また、夜だけでなく、早朝の騒音がひどい、と5市1町のさらに外側の地域でも声があがっていること。ここにさらに今回の配備がされれば、深刻な状況になる。具体的な声を把握し伝えるべきと指摘しましたが、「担当部局(地方協力課)が来ていないのでこたえられない」。
住民の方々への影響を最小限にするといいながら、担当部局は来ない。まじめに、住民の方々のことを考えていないということではないでしょうか。すべてが、米軍優先…。住民の方からは、「以前、住民アンケートを実施したら、8割の方がオスプレイ配備に不安だと答えている。こういう声をちゃんと伝えてください」と。
6日に緊急抗議集会
配備する道理はまったくないということははっきりしています。横田への配備撤回を求めるとともに、日本のどこにもオスプレイはいらない! この声を広げていきたいです。 6日には緊急の抗議集会もおこなわれます。私も参加したいと思います。午後5時から、東京都福生市の「福生フレンドシップパーク」です。(下の写真参照)
住民の声を把握して米軍に伝えるよう指摘
by hara-noriko | 2018-04-05 11:56 | 国政 | Comments(0)