米軍横田基地 無通告パラシュート降下訓練に抗議   

宮本徹衆院議員らの防衛省レクに参加
 4月23日、米軍横田基地での無通告のパラシュート降下訓練(19、20日)についての防衛省レクチャーに参加しました。これは、先日の羽村市立中学校へのパラシュート落下事故があったにもかかわらず、その直後に、無通告で訓練が行われたことに抗議し、事情を聴き取りするものです。宮本徹衆院議員室で緊急に行われ、地元の住民のみなさん、近隣自治体の党議員、そして都議団から私が参加しました。

無通告は米軍の「連絡ミス」? 
 冒頭、防衛省側は、「事前に通告がなかったことは米側に確認している。今後は事前に通告するよう申し入れを行なった」と説明。宮本議員が、日米間のルールについて問うと、「事前通告の合意のとりきめはないが、米側が自主的におこなっている」と。それでは今回はなぜ、事前通告をしなかったのかを問うと、「連絡ミス」と。えっ? 連絡ミス?

「意図的に伝えなかったのか、確認すべきだ」
 思わず、「連絡ミスとはどういうことですか?」と聞きました。すると、「米軍によると、運用部隊から広報部に伝わっていなかったとのこと」。「なぜ、伝わっていなかったのか?」「わからない」…。「意図的に伝えなかったのかもしれない。そこは確認すべきだ」と強く求めました。こういう問題を放置すると、米軍の都合で情報が提供されたりされなかったり、ということになっていく。厳しく抗議すべきだ、と参加者で口々に訴えました。

「防衛省として監視すべきではないのか」
 宮本議員は、この間、「市民の方たちが監視してくれていることで、パラシュート落下や貨物の落下がわかった。沖縄の普天間基地については監視しているが、横田基地についても防衛省としてきちんと監視すべきではないのか」と指摘。防衛省は、「普天間基地は防衛省が委託して目視がおこなわれている」と認め、指摘を受け止めるとしました。

米軍は無反省
 東京都あきる野市では、C-130(輸送機)の「訓練場」になっている実態も話されました。19日には夜9時に4機が旋回していて、「こわい」との市民の声が寄せられている。また、「パラシュート落下事故が起きた翌日も、パラシュートが降りないだけでC-130は朝9時すぎから飛んでいる」「まったく無反省だ」との指摘も。
 また、高度制限が守られていない実態なども指摘され、防衛省は「確認する」と述べました。

アメリカにものをいわない日本政府
 それ以外にも、そもそもパラシュートの落下の原因や点検の状況など、すでに調べるように申し入れしていたことのほとんどが「調査中」「米側の回答待ち」。あまりに米側に対しものをいわない日本の姿勢。だから、通告なしで訓練を再開したり、問題がくりかえされているのではないか。「このような状態で、パラシュート訓練はやめてほしい」「オスプレイの配備は認められない」との声が相次ぎました。


防衛省に説明を求める宮本徹衆院議員(手をあげている人)
宮本議員の(向かって)左が私
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駅前で無通告パラシュート降下訓練に抗議
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対話が弾んで
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by hara-noriko | 2018-04-24 17:05 | 活動日誌 | Comments(0)

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