憲法記念日 大きくあげよう「9条守れ」の声   

 5月3日は憲法記念日。施行から71年です。午前中、日本共産党清瀬市議団と一緒に市内で訴えました。中里のマルエツ前では、9条改憲に反対する「3000万人署名」を22人の方からいただきました。清瀬駅前では、最後まで聞いてくださった高齢の女性としっかり握手。「がんばってくださいね」と激励をいただきました。
 そして、東京都江東区で開かれた憲法集会へ。広ーい会場にいっぱいの人! 6万人のすごい熱気。でも、それは殺気立ったものではなく、あたたかい、優しい雰囲気なんです。立場の違う人たちが、お互いを尊重しあいながら、力を合わせるとはこういうことか、と…。市民と野党の共同が前進していることを感じ、感動しました。そして、ドキドキの「3000万人署名」の集約数発表。1350万人を超えたと! すごい! さらに広げていきたいです。

 清瀬駅前でおこなった私のスピーチを紹介します。

国民の声は「9条守れ」が圧倒的
 きょうは憲法記念日です。憲法9条をしっかり守って平和な社会を子どもたちに引き継いでもらう。その誓いを、みなさんと一緒に、新たにしたいと思います。
 憲法9条を変えようとする流れを安倍政権が強めています。加計問題、森友問題、イラク日報問題、セクハラ問題などで政権がぼろぼろの状態になって、説明もできない、責任もとれない状態になっても、なぜ安倍政権が倒れないのか。それは、安倍首相がどうしても憲法9条を変えたいと思っているからです。
 でも、みなさん、国民の声は圧倒的に「9条を守れ」です。
 思い起こしてみれば1年前のNHKの世論調査でも、憲法9条が平和と安全を守るのに役に立っていると答えた人は、なんと82%です。だれもが戦争は絶対にいやだと思っていることが、この結果からわかります。憲法9条をしっかり守って、二度と戦争を起こさないようにご一緒に声をあげていきましょう。

「戦争はだめだ」の気持ちを形に表そう
 いま大事なのは、「戦争はだめだ」と思っている気持ちを形に表すことです。そのためには、安倍9条改憲に反対する「3000万人署名」の一筆一筆に示していく。その数をもって声を示していく。このことが大事ではないでしょうか。
 きょうは、東京都江東区の有明防災公園で「憲法を守ろう」という大集会が開かれます。私たち日本共産党も参加します。志位和夫委員長もあいさつします。平和を守るために、思想・信条、立場の違いを超えて力を合わせましょう。

画期的な南北首脳会談と共同宣言
 朝鮮半島では南北首脳会談がおこなわれ、画期的な共同宣言(板門店宣言)に署名しました。朝鮮半島全体を非核化することが合意されました。朝鮮戦争を終結することも確認されています。朝鮮戦争(1950年~53年)は65年間休戦していただけで、終わっていないのです。在日朝鮮人の方々も「本当によかった」「大きな一歩だ」と泣いて喜んでおられます。休戦していたものが終戦へと歩みを進める。本当に歴史的な大きな一歩です。

日本が果たすべき国際的な役割
 しかし、日本のメディアの中には、北朝鮮は信用できない、また約束を破るのではないか、という懐疑的な発言を流しているものもあります。でも、みなさん。話し合いの席に着き、朝鮮半島全体を非核化して二度と戦争しないようにしよう、という合意を話し合いでかちとったこと自体が重要だと思います。その合意を無駄にしないために、日本が果たす役割があることを訴えたいと思います。
 1つは、憲法9条をしっかり守ることです。9条は、武力によってではなく、話し合いで平和をすすめていくんだ、戦争はおこさないんだ、ということを決めています。この9条を日本国民はこれからも守りますよ、と世界に発信していくことが重要な国際貢献になるのではないでしょうか。南北共同宣言を守らせる力にもなることを訴えたい。
 もう1つは、核兵器禁止条約の批准をすすめることです。唯一の被爆国・日本だからこそ、核兵器をなくそうという声を大きくしていくことによって、朝鮮半島の非核化も実現していく役割を果たせるのではないでしょうか。

平和的に外交をすすめる能力 安倍政権になし
 いま、拉致被害者家族のみなさんがアメリカに行かれました。家族のみなさんは安倍首相に対して、ただトランプさんにお願いしましたというだけでは困るんだ、といっています。本当にその通りだと思います。拉致被害者家族のみなさんがわざわざアメリカにまで行って、拉致問題をしっかりいってほしい、とお願いしなければならない。ここに安倍政権の問題がはっきり表れているのではないでしょうか。
 本当に拉致問題を解決しようと思うのであれば、安倍首相みずからが「北朝鮮と話し合いをしましょう」というべきではないでしょうか。それをしないまま、圧力一辺倒でやってきました。平和的に外交をすすめていく能力さえもっていないことが明らかになりました。
 核兵器を廃絶していく、二度と戦争は起こさせない、拉致問題もしっかり解決していくためにも、安倍政権を退陣に追い込んでいきましょう。日本共産党も役割を果たせるように、力いっぱいがんばっていきます。

米軍横田基地 危険なオスプレイ配備をやめさせよう
 東京都が発行している『東京の米軍基地』という冊子があります。1センチ半ほどの厚さです。この東京にも、たくさんの米軍基地があります。清瀬市にも埼玉県新座市にまたがる米空軍・大和田通信基地があります。その中心である横田基地には先日、オスプレイが5機飛来しました。突然飛来してきて、2年後には10機にして本格配備する計画です。とんでもありません。
 配備されるのは特殊作戦用のオスプレイで、低空飛行して拉致や誘拐などをおこなうための訓練をする。こんな危険なものを東京で飛ばすわけにはいきません。沖縄で起きている問題は、私たち東京都民の問題でもあります。力を合わせて、横田基地へのオスプレイ配備をやめさせましょう。同時に、危険なパラシュート訓練もやめさせる。その声を大きくあげていきましょう。
 平和があってこその暮らしです。平和を守る声を東京からあげていくために、私自身も役割を果たしていきたいと思います。

日本共産党を大きく
 ちょうど1年後に、清瀬市では市議会議員選挙と市長選挙があります。東久留米市では市議会議員選挙があります。それに続いて参院選挙があります。平和と民主主義を守る政治の流れを強めていく絶好の機会です。市民と野党の共同をすすめる要、日本共産党を大きく伸ばしてください。

清瀬市議団と一緒に市内で訴えました
(左から)山崎美和、佐々木あつ子、深沢まさ子の各市議

(右から)原田ひろみ市議、原のり子
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私も憲法集会に参加
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6万人の熱気
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by hara-noriko | 2018-05-03 23:26 | 活動日誌 | Comments(1)

Commented by なぐ at 2018-05-05 20:10 x
 米国のトランプ大統領もやる気満々のようですが、うまく行くかどうかは懐疑的です。前の時も6カ国協議まではこぎ着けられたけれど、結局北朝鮮による約束やぶりで非核化は実現しませんでした。米国から在韓米軍を撤収させるように要求してくると予想していますが、米国がこれを呑むとは到底思えません。約20年以上約束破りを続けてきたことがあるから本当にうまく行くかどうかは分かりません。でもうまく行ってほしいと思う願望もあります。

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