都立瑞穂農芸高校の防音対策を急いで   

共産党都議団が都に申し入れ
きっかけは高校生の声
 5月21日、日本共産党都議団は、米軍横田基地に近接する都立瑞穂農芸高校の防音対策について、知事と教育長あてに申し入れを行ないました。
 きっかけは、高校生の声でした。「米軍機の音で先生の声が聞こえなくなり、授業を中断」「音が近くて、怖い」「爆弾が落ちてくるのではないかと思うぐらいだった」「牛などの動物への影響は大丈夫か」

横田基地から2キロ
防音工事の対象区域から外れていた
 調べてみると、瑞穂農芸高校は、横田基地の滑走路から2キロの距離であるにもかかわらず、防音工事の対象区域から外れています。瑞穂町の小中学校はすべて防音対策がとられていますが、農芸高校は防音対策もなく、一度も騒音の測定もされていませんでした。

瑞穂農芸高校を訪ねる
 共産党都議団で相談し、4月25日に清水ひで子都議と一緒に学校をたずねました。校長先生や副校長先生方からお話を聞き、学校内も案内していただきました。
 瑞穂農芸高校は、都内で唯一の畜産科をもち、校舎外での実習も多く、その他の学科も実践的で特別教室を使う授業が多いのが特徴です。豚、牛、ポニーなどのお世話をしている高校生たちが生きいきしていて、清水都議が、「楽しい?」とたずねると「ハイ、楽しいです」とにっこり。
 また、生活デザイン科が使う特別教室にはエアコンが設置されていませんでした。

都の担当者は「現場の声をしっかり聞いて対応したい」と
 申し入れでは、こうした状況もふまえてお話ししました。生徒たちは、動物の世話のため土日も長期休みもひんぱんに学校に通っています。騒音がどのぐらいあるのかきちんと測定し、必要な防音対策をとること、また、特別教室のエアコン設置を早急に行うことと強く求めました。担当職員の方は、「現場の声をまずしっかり聞いて、対応を検討したい」(都立学校教育部長)、「要請内容は、騒音測定を担当する環境局とも情報共有したい」(基地対策部長)とこたえました。私は、生徒の不安の声をふまえて検討する旨の発言が聞かれたことは大事だと思いました。

教育環境の改善は急務

 共産党都議団としては、夏からの特殊作戦用オスプレイ配備は中止すべきであることも指摘しつつ、現在でも深刻な騒音の状況があり、教育環境の改善は急務であることを再度強く訴え、申し入れは終了しました。引き続き、申し入れの内容が実現するよう、働きかけていきます。

「都立瑞穂農芸高校の防音対策についての申し入れ」全文

都の担当者(左の2人)に申し入れる日本共産党都議団
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共産党清瀬市議団主催の市政報告会で都政について報告
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by hara-noriko | 2018-05-28 02:45 | 活動日誌 | Comments(0)

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