築地市場の移転は中止に 94回目の宣伝に参加   

共産党中央地区委員会の宣伝
 6月16日、毎月第三土曜日におこなわれている、築地市場の移転中止を求める築地宣伝(日本共産党中央地区委員会主催)に参加しました。土曜日の築地は、観光客もたくさん訪れていて、活気にあふれていました。この宣伝には、都議団からも必ず参加していますが、今回は私が参加しました。なんとこの宣伝は94回目です。

中央区議の加藤ひろしさん、おぐり智恵子さんと一緒に

 司会の加藤ひろし区議は、94回すべて参加していると! すごい! おぐり智恵子区議の訴えは、築地で働いている方たちに語りかけ、築地と豊洲の状況をくわしく話し、署名を東京都に提出したこと、今日もここで集めていることを話し、あきらめずにがんばる決意を。おふたりの思いの熱さと説得力に学ばされます。


私もスピーチ 都議会の様子を報告

 私も都政報告をおこないました。その冒頭で、築地市場の豊洲移転問題について、小池知事が今議会の所信表明でどのようにいっているかお話ししました。その部分を紹介します。
 こんにちは。紹介していただきました、日本共産党都議会議員の原のり子です。12日から始まりました、都議会の様子を報告したいと思います。
「豊洲直送じゃ商売にならないよ」
清瀬市・東久留米市でも関心が高い
 私は、清瀬市・東久留米市から選出されている都議会議員です。この築地からはかなり遠いところにありますが、この間、市民の方々から、築地市場の豊洲への移転問題はどうなっている?と以前にも増して聞かれるようになっています。
 なぜか…。豊洲を新市場として10月11日に開場すると東京都が決めた。だんだんとその日が近づいてきている。でも、地下の土壌汚染の深刻さはいっこうに解決しない。本当に移転できるの?と。地域の魚屋さんに調査に出かけている方々もいて、「圧倒的に築地からの魚なんだよ」と。そして、「築地直送、で売ってきたのに、豊洲直送じゃ商売にならないよ」などの魚屋さんの声がますます大きくなってきていると話してくれました。
 日程を都が決めてしまったことで、安全も確保されないまま移転することになるのではないか、という不安がいっそう強まっているのです。
小池知事は6月議会の所信表明で…
都民をなだめるための追加対策でいいのか

 小池知事は、6月議会初日、所信表明のなかで築地市場の豊洲移転問題について述べました。どのようにいっているのか、みなさんに報告したいと思います。
 豊洲の地下の土壌汚染について、「今後長きにわたり都民の台所を担う豊洲市場の安全性については、万全を期すための追加対策工事を着実に進めております。来月には工事が完了する予定」「その後、皆様に安心を実感していただくべくステップを重ねてまいります」と述べました。追加対策工事は安全性確保のためではなく、安心してもらうためのものだ、という認識を改めて示しました。都民をなだめるための追加対策ということでしょうか。あまりに馬鹿にしていないでしょうか。共産党都議団は、代表質問で改めて、安全対策について質していきます。
築地の価値を立地の良さだけに矮小化
「築地ブランドを守る」は葬り去る
 また、知事の所信表明でもっとも許しがたいと感じたのは、築地について言及した部分です。「立地に恵まれた都民の財産である築地の価値を最大に高めていくことは、都の使命です」。一方、豊洲については、豊洲ブランドの確立をしていくといいます。築地の価値を立地の良さだけに矮小化し、市場機能を残すといっていた事も、築地ブランドを守るといっていたことも、完全に葬り去ってしまいました。とんでもないことです。
水産中卸業者の7割が移転中止・凍結を求めている
 実際には、築地おかみさん会のアンケート調査でも明らかなように、回答した水産中卸業者の9割が都の土壌汚染対策を「信頼していない」とこたえ、7割が移転中止・凍結を求めています。共産党都議団は、移転を中止し、築地再整備をすべき、と論戦していきます。


おぐり智恵子区議(右)と一緒に訴え
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加藤ひろし区議(右)とおぐり区議
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「移転中止」を求める署名も呼びかけました
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(撮影:長島可純 二次加工、SNS以外のご利用はお控えください)


by hara-noriko | 2018-06-18 22:11 | 活動日誌 | Comments(0)

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