学校体育館へのエアコン設置 うれしい報告です
2018年 11月 23日
みなさんに、うれしい報告をさせていただきたいと思います。小学校・中学校の体育館や特別教室にエアコンがつくというということについて、東京都から日本共産党の都議団にも説明がありました。12月に行われる都議会第4回定例会(12月議会)で補正予算が提案されることが決まりました。
エアコン設置やブロック塀対策
都が市区町村に補助して推進
この補正予算は、ざっと次のような内容です。
▽特別教室へのエアコンの設置は、これまでずっと進んできました。市区町村に対する補助について、都は今年度までということになっていましたが、補助を継続します。
▽小学校、中学校の体育館にエアコンをつける場合の都補助もおこなう。
▽小学校、中学校のブロック塀対策についても、東京都が補助を出していくことになりました。民間の住宅であっても危険なブロック塀を撤去して新しいものを取り付けるときには一定の基準のなかで補助する。
あらためて、みなさんの声、そして市区町村の共産党議員団も力を合わせて取り組んできたことが、一つここで前進をすることになります。みなさんと力を合わせて、さらに確実に進むように取り組みを強めていきたいと思います。
共産党清瀬市議団が市長に申し入れ
私たち日本共産党は、この問題で地元の自治体の市長さんたちにも申し入れを行っています。
10月30日、清瀬市の共産党市議団は、来年度予算に向けて市長に予算要望をおこない、小中学校体育館へのエアコン設置などの実現を申し入れました。市長・副市長もよく動きを把握されていて、「課題と認識している。相当お金がかかる問題。少人数教室やランチルームなどまだエアコンを付けられていない教室を優先する。体育館もなんとかしたいが、国・都の補助の充実を求めたい」という趣旨のお話でした。
共産党東久留米市議団が市長に申し入れ
東久留米市の共産党市議団は11月16日、市長に予算要望をおこない、小中学校の全特別教室と体育館にエアコン設置することなどを申し入れました。これに先立つ13日には教育長にも直接申し入れを行いました。
東久留米市の教育長さんもエアコンを設置する必要がある、猛暑のなか子どもたちが勉強するという状態を改善をしていかなければいけない、この点については違いはないと話していました。問題は、どういう優先順位をつけていくのか、また、ランニングコストは大丈夫なのか、この辺の検討を十分に進めたいとおっしゃいました。
市長への申し入れでも、さまざまな大きな課題では市長とは私たち大きな隔たりがあります。しかし、エアコン設置の問題については、時期を逃さずに進めていかなければならないということについては理解している、いま鋭意検討しているということでした。
避難所にもなる体育館 すべての市民にかかわる
党派超えて力を合わせるとき
子どもたちの命を守っていくという点でも、そして災害で市民の方が体育館を使わなければならない、避難所にしなければならないときに、安心して利用できるようにするという点でも、冷暖房がしっかりと整っている、そういう当たり前の体育館に変えていくということはすべての人にとって重要な問題だと思います。ですから、党派を超えて力を合わせることが必要です。各自治体の議会が積極的に取り組んでいけるのかどうか、このことが問われています。私たち日本共産党も全力を尽くしたいと思います。
新しい流れをつくった共産党都議団の努力
一石を投じた条例提案
さて、エアコン設置の問題が簡単に進んだのかといえば、実はそうではありません。
私たち日本共産党都議団は、7月17日に被災地支援と東京の災害対策について知事に申し入れ、避難所のエアコン設置への取り組みを求めました。7月27日には熱中症についての緊急対策を知事に申し入れ、学校体育館へのエアコン設置を推進するよう求めました。
9月議会では、とくとめ道信都議が代表質問で取り上げ、小学校・中学校の体育館のエアコン設置について条例提案を行いました。しかし、共産党提案の条例は他の会派のみなさん、自民、公明のみなさんをはじめ、すべての会派のみなさんが賛成しない、反対するということで否決になってしまっています。本当に残念でした。しかし、代表質問で小池知事から、補正を組んででも実施をしていきたいという答弁を引き出すことができ、12月議会に補正予算案を提出する流れになっています。
最初は一致点があまり十分でなくても、条例提案できる議員団の権利を行使して条例を提案する。それによって一石を投じ、議論になっていく。これがきっかけになってこういう問題が進んでいくということがいえると思います。
清瀬市でも東久留米市でも、小学校・中学校へのエアコン設置が確実に進んでいくように引き続き市議団と連携して取り組んでいきたいと思います。この問題は統一地方選挙でも大事なテーマです。みなさんと力を合わせる。そして積極的に条例提案もしながら実現を図っていく。そんな取り組みをする日本共産党をぜひとも伸ばしていただきたいと思います。
【関連情報】
■西日本豪雨災害の被災地支援と東京都の災害対策に関する申し入れ(7月17日)
■熱中症に関する緊急対策の申し入れ(7月27日)
■小中学校の体育館等の冷房化を補助する条例提案(9月議会)
■とくとめ道信都議の代表質問該当部分(9月議会)
■代表質問に対する小池知事の答弁(9月議会)




by hara-noriko | 2018-11-23 17:20 | Comments(0)