子育て集会で学んだこと   

東久留米 保育・教育・子育てを考える集会
 2月3日、「第36回 東久留米 保育・教育・子育てを考える集会」(子育て集会)があり、午前の部に参加しました。永田まさ子市議も一緒です。
 オープニングは、「あすなろ組」のみなさんのすばらしい太鼓! 最初は小さかった子どもたちが、毎年毎年腕を上げて、今では素敵な若者になって、見事な演奏を披露してくださいました。
 つづいて、実行委員長の草刈智のぶさんは、子どもたちを大切に思う活動をみんなで手をつないできたこと、厳しいなかでも一歩もひかずにとりくんできたことはみんなの誇り、と。毎年子育て集会を続け、ここで語り合い交流し合う意義の大きさを実感するあいさつでした。

市民がリレートークで訴え
 そして、11団体がリレートーク。このリレートークに毎年学ばされます。これがまさに子育て集会の基調となります。記念講演の講師の方も、このリレートークを聞いてから講演してくださいます。
 「しんかわ保育園の廃止条例が通ってしまい、わが子が入園した場合、最後の学年になってしまう。しんかわに入れたいが、悩む」
 「さいわい保育園の園庭開放と子育て支援事業は、何より、地域の親子に寄り添ってくれる。今年の1月だけで476人も利用している。保育園は3月末で閉園となってしまうが、子育て支援の事業は継続してほしい。売却しないでほしい」
 「幼児教育無償化はどこに通っているかで差がでてくる。真の無償化に向けてとりくみたい」
 「公立保育園への支援をすべきだ」
 「よい舞台を観ようと、親子三代で参加してくれる人たちがいてうれしい」
 「小学校では、英語、オリ・パラ教育、プログラミング教育など、どんどんふえるが減るものがない。休みも減らしている。行事のあとなど、月曜日に休む子がふえる」
 ほかにも、障がい福祉の現状や、不登校だった若者の声など、大事な発言が続きました。

清水玲子先生の記念講演 胸にじわっと…
 記念講演は、清水玲子先生(元帝京大学教授)。演題は「子育て がんばりすぎていませんか? ~子どものために日々奮闘しているあなたへ」。
 「どんな子どもに育てたいかという問いは、つきつめれば、私たちがほんとうはどんな人間でありたいかがその答えであり、期限をつけてこんな子どもに育ってほしいということではないのではないか」
 レジュメの冒頭に書いてあるこの一文が、まず、胸にじわっと…。そして、子どもの発達はただひたすらまっすぐ進むものではなく、「成長するとできなくなることもたくさんある」と。だんだんとまわりが見えてきて、小さいころには平気だったことができなくなるなど…。人間の発達は、行きつ戻りつだったり、飛躍があったり…。単純化してとらえてはいけないな、と。
 そして、徹底して子どもの立場に立つ、別人格として尊重するとはどういうことか、やさしくわかりやすく話してくださった。話の最後には、地域でつながりあって子育てしていく、その意味を、子育て集会の営みもふまえて話してくださり、胸があつくなりました。

安心して子育てできる地域にしたい
 また起きてしまった小学4年生の女の子の虐待死。信頼できる大人にSOSを出していたのに…。胸がつぶれる思いです。子どもたちが安心して育っていける社会・地域にしなければならない。子育て集会で学ぶなかで、心の底から思いました。


記念講演する清水玲子先生(元帝京大学教授)
子育て集会で学んだこと_b0190576_14284949.jpg





by hara-noriko | 2019-02-05 14:29 | 活動日誌 | Comments(0)

<< 万年塀の工事が始まりました 東京・清瀬市で共産党演説会 >>