都議会 波乱の幕開け   

 2月20日、都議会第1回定例会が始まりましたが、初日は日をまたいで夜中の2時すぎに終了するという、異常な事態となりました。

そもそもの発端
 そもそもの発端は、今議会に小池知事が、築地市場(5423億円)について市場会計から一般会計に移す(有償所管換え)補正予算を提出したことからはじまります。
 知事は1月、「築地は守る」との公約を破って、築地市場に国際会議場や高級ホテルなどをつくっていく再開発をすすめる方針素案を発表。そして、補正予算は、財政委員会にかかる見込みとなりました。
 しかし、「築地を守る」という公約からの大きな変更を、知事が出席しない委員会で通すというのはあまりに無責任です。共産党都議団としては、予算特別委員会(予特)で知事との一問一答ができるように提案してきました。が、予特は当初予算を審議することで申し合わせているため、それは実現しませんでした。

欠かせない 都知事が出席した十分な審議
 大事なのは、知事自身が説明し、質問に答えていくこと。そして、十分な審査をおこなうことです。共産党都議団の大山とも子幹事長、財政委員会理事の池川友一都議を中心に、共産党としても他会派と話し合いを積み重ねていきました。政策について考えは違っても、筋の通った議会運営をするために協力しあうことはとても重要なことです。財政委員会が空転する事態にも一緒に抗議。そして、6会派共同での議長への申し入れ(19日、下の写真)、記者会見に結びつきました。

経済・港湾委員会に知事が出席へ
 翌20日、本会議直前におこなわれる議会運営委員会理事会に、なんと知事与党の都民ファースト、また公明党が欠席し、空転。結果として、経済・港湾委員会に知事が出席して質問に答える、ということで事態が動きました。詳細は、これから協議されていくことになりますが、知事との一問一答ができることになったのは、とても重要です。

26日の代表質問に注目してください
 私たちは、都民のみなさんに開かれた場できちんと質疑がかわされるように、引き続き努力します。そして、知事の公約違反をただし、築地市場の豊洲移転問題をしっかり追及していきます。
 まずは、26日の代表質問に注目してください! 経済・港湾委員会の日程は追っておしらせします。

朝の宣伝で都政・市政報告

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白梅にメジロ
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6会派が共同して議長に申し入れた文書
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by hara-noriko | 2019-02-21 15:29 | 都議会 | Comments(0)

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