さいわい保育園を売却せず、子育て支援の継続を
2019年 02月 28日
利用しているお母さんを招いて懇談会
2月23日、さいわい保育園の園庭開放(地域の子育て支援事業)に通っているお母さんのお話を聞き、懇談する会を開きました。お母さんと相談して、北村りゅうた市議と私の事務所主催で行いました。元保育士さんたち、卒園児の親、地域の方…とてもあたたかい懇談会になりました。
わが家の3人の子も育ててもらったところ
3月末で、49年の歴史を閉じるさいわい保育園。最後の年長さん5人がもうすぐ卒園します。私事ですが、わが家の子どもたち3人もさいわい保育園で育ててもらいました。子どもたちは保育園で育ちあうなかで、生きていく土台ができ、親もなんとか親としてやっていけるようになりました。本当にさびしいです…。
年間のべ4000人が園庭開放を利用
さいわい保育園は、通常の保育をしながら、園庭開放を毎日おこない、地域の親子を迎えて子育て支援事業をずっと続けています。年間のべ4000人を超える人気。なぜなのか? 市の北部地域に子育て支援施設がないということもありますが、それだけではないんだということが、お母さんのお話を聞いてよくわかりました。子育て支援で何が大事か、本当によくわかりました。さいわい保育園を売却せず、地域の子育て支援を継続してもらうために、みんなで力をあわせたいと思います。ぜひ、みなさんに読んでいただきたいです。
さいわい保育園の園庭開放を知って
私がさいわい保育園の園庭開放を知った理由なんですけど、子どもの遊び場に困っていたときに、園庭を開放しているので遊びに行ってみたら、といってくださった方がいて、通うようになりました。
居心地がよくて毎日通うように
さいわい保育園の園庭開放に通うようになって、お弁当を持って朝から夕方まで遊んでいいですよっていうのがすごくありがたかった。保育士さんが地域担当ということでいてくださって。それでさいわい保育園に来るようになったら、子どものかんしゃくとか、人見知りとか、ぜんぶ笑顔で受け入れてくれるような、温かいんですよね、職員の方が。保育士さんだけじゃなくても、調理員の方とか、みんな優しく接してくださるので、ほんとに居心地がよくて、気に入ってからはもう毎日さいわい保育園に通うようになりました。
年間のべ4000人が園庭開放を利用している
最初のうちは私のほかに2組、3組くらいしか来ていてなかったんですけれど、いろんな所で口コミだったりチラシを見たりして、どんどんいらっしゃる親子が増えて、今は年間のべ4000人も来るようになっています。民間保育園、園庭のない保育園の方もここでは安心して遊ばせられる。やっぱりさいわい保育園がないと困ると思うんですよね。
寄り添い方がすばらしい
さいわい保育園は、子どもの泣き声がすれば、先生方が駆けつけてくれる。双子のお母さんが来ると、食事が大変なので、いつも手伝ってくれる。赤ちゃんが来ると、赤ちゃんが寝られるようにふとんを出してくれる。寄り添い方のすばらしさが、年間4000人もの利用者がいる大きな理由なんじゃないかなって私は思っています。
子育て支援の活動をなくさないでほしい
さいわい保育園の子育て支援の活動をなくしてほしくない理由って、やっぱり今話したように地域の先生方の密着の仕方もあるんですけど、フェンス内で遊べるっていうのがすごくいいと思うんですね。ちゃんと管理が徹底していて。ブランコとか危ない遊具もないですし、三輪車もボールもいっぱいあって、自由に遊べるっていうのが最近の公園だとなかなかできないと思うんですね。だからそういうことを市長とか市議の方にも理解してほしい、と思っています。
北部地域に子育て支援施設が必要なのに
これから、さいわい保育園は廃園になります。市は、跡地を売却する計画だと聞いています。北部地域に子育て支援施設が必要だといっているのに、どうして子育て支援施設として残すことを受け入れてもらえないのか、不思議で仕方なくて。北部地域の別の場所に子育て支援施設をつくるなら、それができるまでの間は続けるとか、考えてほしい。
多くの議員さんに知ってほしい
子育て支援にお金をかけることは優先順位として低いのかなっていうのが見えてきたので、安心して子育てできるさいわい保育園の役割を市長や議会の人に理解していただきたいなと思っています。議員の方たち一人ひとりにどう理解していただければいいのかってことはいつも考えています。
(東京都東久留米市幸町)


白梅とヒヨドリ

by hara-noriko | 2019-02-28 20:46 | 市政報告 | Comments(0)