都知事の公約違反 引き続き追及   

補正予算(案)(築地市場跡地の有償所管換え)
本会議で採決
 3月6日の東京都議会本会議。今年度の補正予算について討論・採決が行われました。日本共産党都議団は、築地市場の一般会計への有償所管換えの予算は議決すべきではない、と経済・港湾委員会や財政委員会で主張してきました。残念ながらその提案は通らず、いよいよ、本会議での採決ということになりました。

記名投票で
 「築地を守る」。これは、小池知事の公約というだけでなく、知事与党である都民ファーストの公約でもあり、都議選での一人ひとりの都議の姿勢が問われます。共産党都議団は、記名投票にすることを提案。記名投票は一人ひとり、名前が書いてある札を投票します。賛成なら白、反対なら青。そして、その結果(一人ひとりの賛否)はすべて議事録に残ります。

6会派50人が反対
 結果は、賛成75人(都民ファ、公明、東京みらい)、反対50人(自民、共産、立憲・民主、維新あた、ネット、自由を守る)。可決されたものの、6会派50人が反対したということは大変な重みがあると思います。しかも、各会派、市場についてそれぞれ考えが違いますが、知事が方針変更したことを認めない、自分は何も変わっていない、と強弁していることについて、それはだめだといっている点が私は重要だと思います。

築地ブランドを築いてきた人たち
その努力を踏みじにっての「未来」とは?
 知事は、「築地を守る」といい、5年後に戻りたいと考える業者の方には戻れるように手伝う、とまでいってきた。その公約にもとづいて、営業やくらしの計画を立てている方たちのこと。築地に市場機能をもたせることを期待して、なんとか踏みとどまろうととりくんでいる場外で営業している方たちのこと。…公約違反は人々のくらしにかかわる重大問題です。都民ファーストの討論を聞いていて、東京の未来のために、と強調していましたが、今があって未来があるのです。築地ブランドを築き上げてきた人達の努力を踏みにじっての未来ってなんですか、と問いたい。

共産党から尾崎あや子都議が反対討論
 共産党都議団の討論には、尾崎あや子都議が立ちました。討論を次のようにしめくくりました。
 「補正予算は可決されましたが、まだまだ解明すべき多くの問題が残されています。豊洲市場についても、土壌汚染問題は解決していないうえ、ターレの事故、建物の揺れ、黒い粉塵、売り上げの減少、年間120億から140億円にもおよぶ赤字が続くことなど、問題が山積しています。わが党は、引き続き、予算特別委員会などをとおして、知事の公約違反問題について、徹底追及していきます」
 引き続き、とりくんでいきます。


【関連情報】
尾崎あや子都議の反対討論
築地市場跡地に関する補正予算の中途議決について
  共産党都議団 大山とも子幹事長の談話
平成30年度東京都一般会計補正予算修正案について
平成30年度最終補正予算(案)(築地市場跡地の有償所管換え)を予算特別委員会に付託することを求める意見
平成30年度最終補正予算(案)の知事出席による連合審査に関する申し入れ
平成30年度最終補正予算案の審議に知事の出席を求める申し入れ


補正予算案の反対討論に立つ尾崎あや子都議

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補正予算案に反対票(青票)を投じました

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(撮影:長島可純 2次加工、SNS以外のご利用はお控えください)


by hara-noriko | 2019-03-07 11:39 | 都議会 | Comments(0)

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