東久留米市立さいわい保育園最後の日
2019年 04月 03日
東久留米市立さいわい保育園最後の日、3月30日土曜日。夕方、村山順次郎市議と一緒にたずねました。園庭も保育室もたくさんの子どもたち、お父さんお母さんたち。本当に今日で終わりなの? と口々に。涙を拭いながら話し込む姿がそこここに。
子どもたちを応援し続けた保護者たち
最後まで残るのか、他園へ移るのか、一人ひとりが本当に悩みながら選択した。さいわい保育園に入ったときは、だれもこんなことが起こるとは想像していなかった。他園に行ったお母さんも来られていました。「本当に悩んで他園に行った。でも、ここがなくなってしまうことは子どもにいえない。なんていえばいいのか」と。
公立保育園全廃計画を止めないと
今後予定されているしんかわ保育園はじめ、公立保育園全廃計画は、毎年園児を減らしていって廃止してしまうという、さらに冷たいもの。保育園は、子どもたちに大事な教育をしている場だということを理解していないのではないか、と思わざるをえません。保育の専門性をどうとらえているのか?…公立保育園全廃計画は止めないといけない、とつくづく思います。
保護者や地域の人たちが子育て支援事業の継続を請願
共産党のみの賛成で不採択に
また、園庭開放(子育て支援事業)は、今年度のべ6300人をこえる地域の親子などが利用しています。その保護者の方たちが、在園の保護者や地域の方とも力をあわせ、これからも子育て支援事業は継続してほしい、と市議会に請願。共産党のみの賛成で不採択。子育て支援が市の北部地域に足りないことは市も、市議会もわかっているのに。
北部地域の子育て支援をどうするか
大きな意味をもつ東久留米市議選
児童虐待防止条例が、都議会では全会一致で成立しました。そこには、地域の子育て支援の大事さが位置付けられています。そんなときに、今ある子育て支援事業の継続もしない…。市長は、売却のための建物解体の設計予算を提案し、議会で通りました。しかし、スケジュールも北部地域の子育て支援をどうするかもこれからです。まさに、市議選後が重要です。
北村りゅうた市議と改めて訪問
胸が熱くなった先生たちのやさしい思い
4月1日月曜日、北村りゅうた市議とさいわい保育園を改めてたずねました。通りがかりの高齢者の方が、「今日子どもたちいないのね~」と。閉園になったんですよ、と話すと「え?本当に?寂しいわね。ここはなくならないと思っていた、昔からあるのにね」と。だれもいない園庭に胸が詰まります。
でも、保育室はまだおもちゃも片付けず、すべてそのままになっています。園庭の三輪車も。お花も。来週の小学校の入学式のあと、卒園した子たちが遊びにきてくれたとき、いつものさいわい保育園で迎えたいと。先生たちのやさしい思いに胸が熱くなります。
さいわい保育園を卒園した子どもたちも、他園を卒園した子どもたちも、みんなが元気に成長していってくれることを願わずにいられません。(つづく)





by hara-noriko | 2019-04-03 22:35 | 活動日誌 | Comments(0)