東京レインボープライドに参加して   

連休で充電
 いわゆる「10連休」が終わりました。すべてをゆっくり休めた人はどのぐらいいるでしょうか。ごみ収集もいつも通り。こちらは助かるけれど、働いているひとたちは休みなしだなあ、と考えてしまいました。
 私は、後半に休みをとって、懸案だった実家の両親の金婚式(もう過ぎていますが)などのお祝いをしました。みんなで集まって、ごはんを食べるというささやかなものですが。また、読みたかった本を読んだり、映画を観にいったり、友人に会ったり…時間を気にせずゆっくりと過ごし、充電しました。

東京レインボープライドに参加
 さて、連休の前半、4月28日には、初めて東京レインボープライドに参加しました。レインボープライドは、「らしく、たのしく、ほこらしく」、性的指向や性自認にかかわらず、誰もが自分らしく生きていける社会をめざすとりくみです。今年は、東京で日本初のプライドパレードが開催されて25年。改めて、セクシュアルマイノリティの方たちが、長い年月をかけて道を拓いてきてくれ、誰もが自分らしく生きてゆけるようにしていくことが大事だと、教えてくれたことに感銘をうけます。カミングアウトした方だけでなく、さまざまな立場で悩み葛藤しながら、同じ時代を生きている方々に心から敬意を表したいです。

都の人権条例がすすんでいく年
 レインボープライドへの参加の仕方は、その場に行く、パレードに参加するということだけでなく、一人ひとり多様でいいと私は思っています。でも今回は、東京都の人権条例が成立し、いよいよ具体的にすすんでいく年。少しの時間でも参加して学ぼうと、米倉春奈都議や池川友一都議と一緒に参加しました。人権条例を検討するときに、お世話になった方、一緒に考えあった方など、改めてたくさんの方と出会いました。そして、自由で明るい雰囲気は本当に素敵でした。

「彼らが本気で編むときは、」を観る
 家に帰ってから、「彼らが本気で編むときは、」をDVDで観ました。母親が家を出てしまって置き去りにされた11歳のトモちゃんが、おじの家に行く。そこには、恋人のリンコさん(トランスジェンダー)がいて…。
 家族、子どもの権利、個人の尊厳…考えさせられました。何より、リンコさんのトモちゃんへの深い愛情に胸を打たれました。血がつながっているかどうかが問題ではない。最後は切なかったけど、リンコさんの愛に支えられて、トモちゃんやお母さん、みんなが一歩前進した。すごいな…。

いろいろ考えさせてもらった一日

 レインボープライドのオフィシャルマガジンに、山下敏雅弁護士がLGBTファミリーについてインタビューに答えています。そのなかで、「子どもを守る大人は多いほうがいい」「子どもを育てたい人たちとその子を支援し、安心して育ってもらうことは、その社会にとってプラスになるはず」と。本当にそうだな。トモちゃんは、お母さんのもとに帰っていくけど、リンコさんと出会って、無条件に愛してくれる大人を得ることができた。みんなが幸せになってほしい。…本当に色々考えさせてもらった一日でした。

東京レインボープライドに一緒に参加
(右から)池川友一都議、田中美穂・町田市議
米倉春奈都議、原のり子
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吉良よし子参院議員(左)と池内さおり・衆院東京12区予定候補
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あさか由香・参院神奈川選挙区予定候補(右)と
後藤まさみ・川崎市議
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(撮影:長島可純 2次加工、SNS以外のご利用はお控えください)




by hara-noriko | 2019-05-07 22:02 | 活動日誌 | Comments(0)

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