保育園などの園外活動の安全対策
2019年 05月 20日
5月8日、滋賀県大津市の県道交差点で、信号待ちをしていた保育園児と保育士の列に車が突っ込み、園児など16人が死傷するという痛ましい事故が起きました。日本中で、ひとごとではない、と悲しみが今なお広がっています。心からご冥福とお見舞いを申し上げたいと思います。そして、この事故以外にも、原因はさまざまですが深刻な事故が起き、本当に胸が痛みます。
安全にお散歩などの園外活動ができるように
共産党都議団が都に緊急の申し入れ
共産党都議団では、保育園等の子どもたちが安全に、お散歩などの園外活動ができるように、どういう対策をとる必要があるのか、調査・検討しています。さらに検討を進めていく必要がありますが、まず、東京都としてやっていく必要があることについて、緊急に申し入れをおこなうことにしました。
5月20日、都知事・教育長・警視総監あてに、共産党都議団は「保育園等の園外活動の安全対策に関する緊急申し入れ」をおこないました。申し入れは、福祉保健局少子社会対策部の保育支援課長、認証・認可外保育施設担当課長が応対してくださいました。
園外活動の重要性を都も認める
「関係各局と連携しながら安全対策をすすめていきたい」
申し入れのなかで、大事だと思ったのは、園外活動の重要性について課長も認め、「具体的提案をいただいた」「事故防止のために、国や区市町村、関係各局と引き続き連携しながら安全対策をすすめていきたい」と述べたことです。この「連携」がまさにカギです。私も、地域で、都道と市道の交差点など、都と市が連携して安全対策をすすめてほしいことなどを伝えました。
各都議が意見を述べる
申し入れに参加した都議は、藤田りょうこ、白石たみお、大山とも子、清水ひで子、星見てい子、池川友一の各都議と私です。各都議がそれぞれ、都側に対応を求めました。
*保育現場の聞き取りをしたら、お散歩で危険な場所などを伝えても十分に対応されない、という声もあると紹介。危険箇所をどこに言えばきちんと解決してもらえるのか、現場にわかるようにしていくことが大事。
*なんといっても、子どもの発達段階に応じて、必要な人の配置が重要、と。
*園長会などで、お散歩コースを出し合って危険箇所をあげている自治体もある。徹底してすすめていくことが必要。
*学校は毎年通学路点検をおこなっている。保育園等のお散歩コースもこういうことが必要ではないか。
認可外の保育施設、在宅の子どもなど
都は、実効性ある周知・徹底を思案中と
そして、認可外の保育施設(ベビーホテル型など)についての実効性ある周知・徹底や、在宅の子どもの安全も含め、思案中だとの話もありました。
関係各局とも意見交換
さらに、そのあと、関係各局(教育庁、警視庁、都民安全推進本部、生活文化局、建設局)にも直接文書をお渡しし、意見交換をおこないました。引き続き、子どもたちのいのちと安全を守るために、とりくみを強めていきます。
保育園等の園外活動の安全対策に関する緊急申し入れ全文
by hara-noriko | 2019-05-20 22:01 | 東京都政 | Comments(0)