「東久留米市手をつなぐ親の会」総会に参加して
2019年 05月 30日
長田会長から堀野会長にバトンタッチ
これまで14年にわたって会長を務めてきた長田会長から、堀野会長にバトンタッチ。節目の大事な総会となりました。
「東久留米市手をつなぐ親の会」は、知的障がい児者の親の集まりです。自らの思いを上手に伝えられない知的障がいのある人たちがより良い社会環境の中で生活できるように福祉の増進を図る活動をしています。
私は、次のようなあいさつをしました。
みなさんの声にこたえる取り組みを
…大変な激動の中、長きにわたり会長を務められてきた長田会長、本当にお疲れ様でした。そして、親の会は、会長を中心にしながら、みなさんで力を合わせてとりくまれている会だといつも実感してきました。みなさんのご努力に心から敬意を表します。
同時に、障害福祉の分野は、ご家族のみなさんの努力で道を拓いてきてくださっている。一日も早く、もっと社会全体でサポートする体制をつくっていかないといけない、とつくづく思います。
先ほど会長も自立支援法について触れられていましたが、あのときのとりくみで学んだ絶対に忘れてはいけないと思っていることは、「私たちのことを私たちぬきで決めないで」という障がい者のみなさんの声です。この声にこたえる取り組みをしていかなければと思っています。
住み慣れた地域で安心して過ごせるように
いま、東京都ではグループホームの都加算が廃止になり、みなさんの運動によって重度の方の受け入れについての支援がされることにはなりました。しかし、本来のグループホームは、住み慣れた地域で安心して過ごせる、グループホームで生活しながら、土日には実家に帰ったり、地域に出て過ごしたりすることもできる、そこに大切な意義と良さがあると思います。そうやってみなさんの努力で少しずつ増えてきている。そこを支援していく手立てが必要であり、そこをどうしていくかは、本当に大きな課題です。住み慣れた地域で安心して、だれもが生きいきと過ごせるように、私もとりくみを強めたいと思います。…
長年、お子さんたちの成長とともにがんばり続けているお母さん、お父さん方の顔ぶれに、胸がいっぱいです。少しでもみなさんが安心できる状況をつくりたい。自分にできることを精一杯やっていきたいと決意を新たにしました。


by hara-noriko | 2019-05-30 23:51 | 活動日誌 | Comments(0)