「追悼文」で都知事に申し入れ
2019年 08月 11日
都知事が3年連続で、追悼文を送らないと
なぜ、今年も追悼文を送らないのか…。小池知事は、毎年9月1日に市民団体のみなさんがおこなっている、関東大震災の朝鮮人犠牲者追悼式典に、3年連続で追悼文を送らないとの考えを明らかにしました。
それも、市民団体のみなさんが申し入れた翌日に。しかも、理由にならない理由で。知事は、都の大法要ですべての犠牲者に追悼の意を表している、と。また、災害で犠牲になった方々、さまざまな事情で犠牲になった方々すべてに慰霊の気持ちがあるとも述べています。それなら、歴代の知事と同じように、朝鮮人犠牲者の方々への追悼文を送るべきではないでしょうか。なぜ、拒むのか?
共産党都議団が知事に申し入れ
追悼文を送るよう求める
共産党都議団としても、今年も知事に申し入れを行ないました。朝鮮人犠牲者の方々は、関東大震災のときに、「朝鮮人が暴動を起こした」などのデマが広がり虐殺されました。そして、現在も、災害が起きるたびに、SNSでは同じようなデマが拡散されており、決して過去の問題ではありません。知事の姿勢は、ヘイトスピーチ解消を掲げた、都の人権条例にも反するものであると言わざるをえません。
1973年に追悼碑が都議会全会派の賛同で墨田区横網町公園に設置されてから、毎年追悼式典が行われています。今からでも、知事が考えを改めて、追悼文を送るように求めます。
by hara-noriko | 2019-08-11 11:13 | 東京都政 | Comments(0)