清瀬市議団と一緒に「終戦の日宣伝」   

共産党清瀬市議団 恒例の宣伝
 8月15日、74回目の終戦の日。共産党清瀬市議団恒例の「終戦の日宣伝」に参加しました。台風の影響で天候がめまぐるしく変化するなか、佐々木あつ子市議、深沢まさ子市議、山崎美和市議、そして私の4人が、宣伝カーで清瀬市内をめぐりました。

選挙最終盤のような反応
雨のなか、外に出てきてくださって
 スタート直後から声援や手を振って下さる方が多く、「選挙終盤のようだね」といい合いながら。野塩団地で深沢市議とスピーチしたのち、台田団地へ。途中、あまりの雨の激しさに、スピーチは無理かと思いましたが、着くとちょうどおさまってきて、支部と後援会のみなさんが「やりましょう」と。山崎市議とスピーチ。わざわざ雨のなか出てきてくださり、みなさんと握手しました。
 その後、中清戸けやき公園前で佐々木市議とスピーチ。最後は、清瀬駅北口ロータリーへ。スピーチ後、聞いていて下さった方々にあいさつにうかがうと、「東久留米の友達に紹介します」などうれしい声が寄せられました。

入党を決意した方が
終戦の日に合わせました、と
 この日、日本共産党への入党を決意してくださった方がいます。党創立97周年記念講演会の清瀬での視聴会(8月8日)に参加してくださり、翌々日に支部のみなさんと宮本徹衆院議員、私も参加して入党の話し合いをした方が、申込書を持って来てくださいました! 「今日(終戦の日)に合わせましたよ」と。市議団のメンバーもこれまで働きかけてきた方。みんなで喜び合いました。

私が訴えたかったこと
 私はスピーチで、平和を守っていくためには、二つのことが大事だと訴えました。ひとつは、9条を守ること。もうひとつは、民主主義を守ること。今、私たちは岐路に立っています。戦争をする社会にしない、その決意をみなさんと共有したいと強く思います。
 以下が私のスピーチです。


74回目の終戦の日
 きょう8月15日は、74回目の終戦の日です。アジア・太平洋の戦争で本当に多くの命が奪われました。310万人の日本国民、そして2000万人のアジアの人びと、尊い命が犠牲になっています。広島・長崎で被爆して亡くなられた方、いまでも後遺症に苦しんでいる方。被爆者の平均年齢は82歳を超え、命がけで「戦争のない社会を」「核兵器のない社会を」と、訴えていらっしゃいます。

戦争の傷は癒えていない
 過去の戦争で傷ついた人たちの、この傷は、本当に癒えていないと思います。日本が侵略して植民地にした国ぐにで傷ついた方々がいらっしゃいます。その歴史を本当に反省して、戦争のない平和な社会にする誓いを新たにするのが、きょう、8月15日ではないでしょうか。みなさんと一緒に平和な社会を築くために、日本共産党は全力を尽くします。

憲法9条を守る
 この平和な社会を維持し、もっともっとよくしていくために大事なことは、大きくいって2つあると思っています。
 その1つは、憲法9条を守ることです。
 あの戦争の反省から、二度と戦争のない社会にしなければならないという願いが込められているのが、憲法9条です。この9条を変えるべきではない、という声が大きく広がっています。7月の参院選挙でも、憲法を変えようという勢力は、改憲発議ができる3分の2の議席に届きませんでした。これが民意です。これからも憲法9条をしっかり守ることが、平和を守る土台になることを改めて訴えたいと思います。

民主主義を守る
 もう1つは、民主主義を守ることです。
 過去の戦争をふりかえれば、ものをいえなくしていく。あの治安維持法がそうでした。「平和がいい」「戦争はいやだ、間違っている」といえば弾圧される。こんなことがおこなわれていって、戦争へ、戦争へと突入していった。この痛苦の教訓を学べば、民主主義を守っていくことは、いま本当に重要だと思います。
脅迫メールで愛知の企画展が中止に
 その点で、いま民主主義の危機ともいえる状況ではないか、と私は思っています。
 その1つが、愛知県でおこなわれている芸術祭「あいちトリエンナーレ」のなかの「表現の不自由展・その後」という企画展をめぐる問題です。この企画展は、わずか3日で中止に追い込まれました。さまざまな意見をもつのは自由です。ところが、気に入らないからといって脅迫メールなどを送り、その数は770件にもおよびました。幼稚園や小学校を標的にする。また、サリンやガソリンなどを撒く。こんなことをいって脅迫して、中止せざるをえないという状況になりました。とんでもないことではないでしょうか。
自由に意見がいえ自由に表現できることの大切さ
 みなさんの意見を自由に議論できる。さまざまな表現が自由にできる。そのことを守っていかなければ戦争前夜になってしまうんだ、ということを改めて実感しています。
 いま、「企画展を再開してほしい」という声もあがっています。愛知県は、770件の脅迫メールについて、警察に被害届を出しました。きちんと調査をしてほしいし、企画展をぜひ再開してもらいたいと思います。
危機感をもって「民主主義を守ろう」の声を
 一方、脅迫に対して抗議をするのではなくて、企画展の監督や「平和の少女像」をつくった人を攻撃するなどということは、本当に許されないのではないでしょうか。日本軍「慰安婦」=性奴隷を表現した「平和の少女像」は、けっして「反日」を象徴しているものではありません。二度と戦争はだめだ。戦争の中で性奴隷にされた人たちの思いを受け止めてほしい。このことを訴えているにもかかわらず、これを攻撃し、脅迫して中止に追いやる。こんなことがいまの社会で起きている。みなさん、このことにご一緒に危機感をもって、「民主主義を守ろう」という声をあげていこうではありませんか。

関東大震災で虐殺された朝鮮人の方を追悼する式典

追悼文を送らない都知事の姿勢が問われている
 もう1つ、とても心配しているのは、東京都の小池都知事の姿勢です。
 歴代の都知事はみんな、あの石原都知事であっても、関東大震災で虐殺された朝鮮人の方を追悼する式典に、毎年、追悼文を送っていました。ところが小池知事は、知事に就任して3年連続で追悼文を拒否しています。とんでもないことです。
人権条例をつくったにもかかわらず
 あの関東大震災のときに、朝鮮人の方々はたんへんなデマを流されました。朝鮮人が暴動を起こす。井戸に毒を流している。こんなウソをいわれて、虐殺されました。これは歴史の事実であり、こうしたことを絶対に繰り返してはいけない。東京都としても知事が追悼文を送るのは当然のことです。しかも昨年、人権条例を東京都はつくっています。ヘイトスピーチはだめだと、みずから人権条例をつくったにもかかわらず、追悼文を送らないという態度に終始しています。
 私たち日本共産党都議団は、知事が追悼文を送らないと表明する1日前の8月8日に申し入れをおこない、追悼文の送付を再開するよう求めていました。

「平和を守る」
この声をもっともっと広げたい
 「表現の不自由展・その後」の中止。都知事の追悼文拒否。こういう一つひとつの積み重ねに、黙っていれば本当に戦争前夜という状況になってしまいます。平和憲法を守り、民主主義を守る。この誓いをみなさんと一緒に新たにしていきたいと思います。
 希望はあります。憲法を守っていこう。このことは、広島市、長崎市の平和式典でも高らかにうたわれました。被爆者の方は、平和憲法の理念を遵守してくださいと安倍首相に迫りました。広島、長崎の両市長とも、核兵器禁止条約を批准する大事さを訴えました。これがみなさんの声であり、この声が大きな大きな声となってもっと広がっていけば、必ず平和を守っていくことができると確信しています。

党をつくって97年

日本共産党は声をあげ続けます
 日本共産党は、党をつくって97年。みなさんと力を合わせて、平和を守る、二度と戦争はだめだ、の声をこれからもあげ続けていくことをお誓いして、私からの訴えとさせていただきます。


「平和を守ろう」と訴えた「終戦の日宣伝」
(右から)山崎美和市議、深沢まさ子市議
原のり子、佐々木あつ子市議
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訴えを聞いてくださった方にごあいさつ
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(撮影:長島可純 ↑ 2次加工、SNS以外のご利用はお控えください)


豪雨に見舞われて…
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雨のなか、訴えを聞いていただいて感激
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宣伝カーから訴える山崎市議
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すっかり晴れて
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by hara-noriko | 2019-08-15 23:11 | 市政報告 | Comments(0)

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