西多摩全体の底上げを都に求める
2019年 10月 12日
10月11日、奥多摩町の大沢ゆかり町議による東京都要請に同席しました。午後1時から4時50分までの長時間、各局に地域の要求を示してやりとり。全体の進行は清水ひで子都議(八王子市選出)が担当し、私は、総務委員会にかかわる要望のときに同席させてもらいました。
市町村総合交付金による財政支援の拡充
Uターン就職促進奨学金返還支援事業の検討
大沢さんは、総務局に対し、(1)市町村総合交付金による財政支援を継続的に拡充すること(2)東京都の過疎地対策として、Uターン就職促進奨学金返還支援事業の検討、実施―を求めました。
担当課より、…厳しい財政状況のなか取り組まれていることを承知している。ご要望をふまえて、市町村総合交付金の運用について今後ともとりくんでいきたい…定住対策について引き続きの検討課題であるが、市町村総合交付金を活用することもできる…という趣旨の話が、まずありました。
交付金の増額 都議団として繰り返し要求
都の紐づけは本来の趣旨とは違う
市町村総合交付金は、多摩地域の市町村に交付されているもので、それぞれの市町村の裁量で施策に充てることができます。現在トータルで560億円。2017年は500億円でしたが、増額されてきています。
共産党都議団としてもくりかえし増額を求めてきています。ただ、560億円のうち、20億円は政策連携枠として使い道が保育園待機児解消・電気自動車・消防に限定されています。私たちは、都から紐づけするやり方は、総合交付金の本来の主旨とは違うと指摘してきました。
住み続けることで自然を守っている
過疎対策がすすむよう交付金の増額を
私は、市町村総合交付金については、紐づけではなく増額してほしいということ、多摩格差の解消という点でもこの交付金の充実が重要であることを訴えました。
同席していた青梅市の井上たかし市議は、奥多摩の人たちは住み続けることですばらしい自然を守ってくれている、大沢さんも、仕事をしながら農作業もするなど、地域を守っている。こういう人たちをふやしていく過疎地対策のとりくみがすすめられるように、総合交付金を増額してほしいと話しました。さらに、清水都議からも強く要請し、改めて大沢さんが発言。
「西多摩全体を底上げしてほしい」
がんばる1期目の大沢町議
大沢さんは、市町村総合交付金を措置されていることで、町が助かっていることを話しながら、「奥多摩だけでなく、西多摩全体を底上げしてほしい」と訴えました。地域全体が活性化していくように求めるその姿勢に、胸を打たれました。担当課からも、「各市町村の必要な施策に充てられるように今後もとりくんでいきたい」旨のていねいな回答もありました。
大沢さんは町議になってまだ1期目、しかも共産党の町議はひとり。そのなかで真摯にとりくんでいる姿に本当に学ばされます。かけがえのない大沢町議。連携してがんばっていきたいと思います。
*大沢町議は、このほか、奥多摩病院の存続をはじめ、地域の切実な問題を要請しています。
2列目右から2人目が大沢ゆかり奥多摩町議
2列目左から清水ひで子都議、原のり子
3列目左が井上たかし青梅市議


by hara-noriko | 2019-10-12 11:40 | 活動日誌 | Comments(0)