台風19号被害 救援募金を呼びかけました   

 10月19日、定例の土曜日宣伝を東京・東久留米駅西口でおこないました。宮本徹衆院議員、北村りゅうた市議、地域の後援会のみなさんと一緒に、台風被害の救援募金を訴えました。同じ時間、東口では永田まさ子市議と後援会のみなさんが救援募金を訴えました。私のスピーチを紹介します。

15号被害の大島に100万円の義援金
 きょうは、台風19号被害に対する救援募金の訴えをさせていただいています。ぜひ、ご協力をお願いいたします。この募金は、被災地に直接届けます。
 台風19号の前に15号による大変な被害がありました。私は、被害の大きかった大島に行きまして、みなさんからお預かりした救援募金100万円を義援金として副町長に届けました。お一人おひとりの思いが喜ばれています。19号の被害も本当に深刻です。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

超党派で支援の強化を

 私たちの宣伝が終わると、別の政党の方が救援募金を訴えることになっています。超党派で被災地のみなさんを支援していくこをすすめていかなければならないと思います。さまざまな政党・団体・個人が大きく募金を広げていくこと、議会のなかで抜本的な支援の強化を超党派で求めていくことが大事だと思っています。

東久留米 検証したい避難対策

 台風19号の被害。東久留米市では大きな被害はありませんでした。しかし、避難所の対応などについて、改善を求める声もあります。洪水のときの避難所は15カ所になっています。川のそばに避難所を開設することはできませんから、たとえば幸町にある私の家の避難所は黒目川沿いにある都立東久留米総合高校になっていますが、洪水時の避難所には指定されていません。いちばん近い避難所は、ちょっと距離があり坂道をのぼらなければならない小山小学校でした。
 こうしたなかで、高齢のご夫婦は、「夫は耳が聴こえないし、一晩家で過ごすのは心配。でも避難所まで雨の中行くのも心配」と話していました。
 台風や洪水のときにどういう対応をしていけばいいのか、それぞれの地域で検証していくことが必要だと思いました。

学校体育館の避難所
改善を求める声
 共産党東久留米市議団や私も、それぞれ地域の避難所を訪問しました。体育館が避難所になっているところでは、人数が少ないうちは運動で使うマットなどを利用していましたが、人数が増えてくると固い床の上にいなければならない、という状況もありました。「これでは、とてもいられない」という声があがりました。
 車椅子の方も避難されていましたが、トイレがバリアフリーになっていないため、避難所としては厳しい」という声。また、重度身体障がい者の方は、市役所に問い合わせるとかなり距離のある小学校が指定だといわれ、とても行けないとあきらめたと話していました。
 台風のときにどういう避難所対応が求められるのか。改めて考えさせられました。

必要な情報をどう届けるか
 今回の場合、台風の進路がある程度予測できるので、食べ物などは持ち込んでください、ということになっていました。でも、この情報が行き届かなかったために、食べるものを持っていかず、あるのは市が用意している乾パンだけ、という状況もあったと聞いています。
 市の職員のみなさんは本当に全力で取り組んでいます。避難所も当初の予定よりも多く開設するなど、努力されています。それでもまだまだ改善しなければならないことがたくさんあると思っています。
 共産党都議団も、市議会議員団や国会議員団と連携して、避難対策を抜本的に強化するために検討をすすめていきます。

土砂災害警戒区域に大型道路計画
 北村りゅうた市議会議員と私は、19号が通過したあと、東久留米市にある土砂災害警戒区域、特別警戒区域を見て回りました。幅16メートルの大型道路(都市計画道路)を通す計画があるからです。見た限り、倒木などはありませんでしたが、この場所に大型道路を通すことはたいへん危険ではないか、と改めて感じました。
 台風の被害に対してどういう対応をしていくのか。安全なまちづくりをどうすすめていくのか。このことが問われていると思います。みなさんと力を合わせて、がんばります。

奥多摩町日原で100人が孤立
継続した支援がどうしても必要
 先日、東京・多摩西部にある奥多摩町に行ってきました。日原(にっぱら)という地域には100人ほどの方が住んでいますが、道路が崩落してしまったため完全に孤立してしまいました。道路崩落の影響を受けて、取水元が壊れてしまい断水になってしまいました。ヘリが物資を運ぶなどの動きが始まりました。日原地域の人は「復旧までに2~3カ月はかかる」といいます。継続した支援がどうしても必要です。
 共産党都議団は、奥多摩町、日の出町、あきるの市など、被害の大きかった地域の復旧支援に関して、東京都に連続して申し入れました。いま都議会で開かれている常任委員会のなかでも取り組み、都が補正予算をしっかり組むように求めていきます。
 (1)都議団申し入れ (2)都議団申し入れ

息の長い支援が求められている
都は市町村総合交付金の増額を

 被害にあわれた方たちから共通していわれているのが、「息の長い支援をしてほしい」ということです。東京都には市町村総合交付金とい制度があります。現在、560億円出ています。それを多摩地域の市・町・村それぞれの事業に活用されています。本当に必要な支援にはまだまだ足りない、というのが現状です。台風15号・19号による被害は深刻です。市町村総合交付金を増額して、台風の被害を受けた地域に必要な支援が届くよう、取り組んでいきたいと思っています。

宮本徹衆院議員とも連携
 宮本徹衆院議員や共産党国会議員団とも連携して、国の支援を抜本的に強化するよう取り組みを強めたいと思います。同時に、「いますぐ必要な手立てをとってほしい」という被災地の声に応えるために救援募金を訴えています。みなさんのご協力を心からお願い申し上げます。

救援募金を訴えた毎週土曜の定例宣伝
右は、北村りゅうた東久留米市議
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中央は、宮本徹衆院議員
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永田まさ子市議
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by hara-noriko | 2019-10-20 20:20 | 活動日誌 | Comments(0)

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