「ハムケ・共に」10周年企画に参加   

ハムケ・共に
朝鮮学校の子どもたちの学ぶ権利を保障するために
 「ハムケ・共に」10周年企画に参加しました。「ハムケ・共に」は、朝鮮学校の子どもたちの学ぶ権利を保障するために、活動を続けています。前後の予定があり、全時間参加することはできなかったのですが、会場の西東京朝鮮第一初中級学校にうかがいました。

加藤圭木さんが基調講演
踏みにじられた朝鮮の村から考える
 まず、会場いっぱいの方たちに驚き、またうれしかったです。
 基調講演は、加藤圭木氏(一橋大学准教授)。タイトルは「植民地支配の実態を知る」。ぜひ聞いてみたいと思っていた加藤先生の講演に、植民地支配、というのは本当に根深い問題なんだと思い知らされました。先生は、日本が加害国であることの認識をもつこと、民衆の目線…踏みにじられた朝鮮の村から考えることを強調。そして、植民地支配は許されない犯罪だということを位置付けて考えていくことの大事さを話されました。とても考えさせられました。ヘイトスピーチ、朝鮮学校への補助金打ち切り、幼児教育無償化からの除外…など、もっと深くとらえていかなければならないと。

ヘイトスピーチをなくさなければならない

都の人権条例の具体化が始まっている
 ヘイトスピーチについては、都の人権条例にもとづき、審査会で検討され、練馬区と台東区でおきたヘイトスピーチについて、認定し、その内容が公表されました。そのなかで都は、ヘイトスピーチをなくさなければならない、という決意を示しました。人権条例の具体化が少しずつ始まっています。これは、ヘイトスピーチを許さない、と声をあげる方々がいるからこそです。本当にヘイトスピーチをなくしていくために、どうするのか。今日、加藤先生のお話しもうかがいながら、くらしも人権も踏みにじられた側にたってものを見ていくことが大事だと痛感しました。もっと勉強して取り組んでいきたいと思います。

素晴らしかった芸術公演
参加してよかった
 その後、生徒さんたちの芸術公演。本当に本当に素晴らしかったです。いつも思いますが、自主的に取り組む姿勢、自分たちで息をあわせて演奏や踊りをする姿…胸が熱くなります。そして、民族の芸術・文化を大事にしていくことの重要性を強く感じます。拍手喝采でした!
 時間の関係で、残念ながらこのあとのシンポジウムを聞くことができませんでしたが、参加して本当によかったです。

【関連記事】
「ハムケ・共に」 8周年記念企画の熱気

基調講演をする加藤圭木さん
「ハムケ・共に」10周年企画に参加_b0190576_00441516.jpg




by hara-noriko | 2019-11-11 00:47 | 活動日誌 | Comments(0)

<< 安全な駅へ ホームドア設置を 市民みんなのまつり >>