高齢期の難聴 補聴器に支援を
2019年 11月 18日
共産党都議団が主催 超満員に
11月16日、「高齢期のきこえの支援を考える学習会」を日本共産党都議団が開催しました。東京・西新宿の会場は超満員に!
慶應義塾大学の小川郁教授が講演
印象に残ったことは…
慶應義塾大学医学部教授の小川郁(おがわ・かおる)先生が講演をしてくださいました。印象に残ったことからいくつか紹介すると…
*難聴と認知症の関係について、「大事なのはコミュニケーションがとれること」とお話しされたこと。(たとえば、手話で会話ができる人はコミュニケーションの手段をもっている)
*海外では、25年かけて、補聴器使用により認知機能の低下が抑制されることを調査している研究や、うつも抑制されるということを示した研究もある。こうした研究にかける予算が日本は少なすぎる。
*補聴器は、単に着けているだけではだめで、トレーニングが必要であること。
*補聴器装用率が先進国のなかでも日本はとても低いこと。とくにひとりぐらしの高齢者が使わない例が多い。
*必要な人が補聴器を購入できるようにするためには、公的補助が必要であること。
*共産党都議団のとりくみについても、こういう動きを活発にしていってほしい、と触れてくださったこともうれしかったです。
質疑応答でも、小川先生がていねいにお話ししてくださったと何人もの方が感想を述べて帰られました。(私は、裏方をしていて質疑応答は聞けなかったのです)
池川友一都議がとりくみを報告
また、共産党都議団からは、池川友一都議が都議団としてのとりくみを報告。作成したパンフレットも紹介しました。
来賓の3氏からもあいさつをいただいて
今回の学習会には、3人の方が来賓として全時間出席してくださり、ごあいさつをいただきました。
まず、東京都医師会会長の尾崎治夫(おざき・はるお)先生は…命を守る問題は、自民党も、共産党も力をあわせてとりくむことが重要…。
日本補聴器工業会の赤生秀一(あこう・ひでかず)副理事長は…共産党都議団もとりくんでいることはとてもありがたい。都議団のポスターに驚いた。どこの党かとか関係なくやってほしい…。
東京都中途失聴・難聴者協会の新谷友良(しんたに・ともよし)理事長は…大山とも子都議の質問で要約筆記やヒアリングループの大事さをとりあげてくれた。多面的な整備を期待している…。
みなさんの思いに感激
学んだことをしっかり生かしたい
小川先生も来賓の先生方も、それぞれの立場や考え方があるなかで、大事な問題では超党派でとりくむことが必要だという思いで来てくださったことに感激しました。また、中途失聴・難聴者協会理事長のご挨拶があったことで、補聴器とともに、きこえのバリアフリーを多面的に進める重要性、各年代でスクリーニングをやってケアする大事さも共有できたことはとても良かったと思いました。
また、都民ファーストの岡本こうき都議、無所属東京みらいのおくざわ高広都議も参加してくださいました。







by hara-noriko | 2019-11-18 20:38 | 活動日誌 | Comments(0)