障がい者福祉をともに考える会
2019年 12月 01日
会場あふれる方々に胸が熱くなる
11月29日、清瀬・東久留米地域で「障がい者福祉をともに考える会」を行いました。宮本徹衆院議員事務所と原のり子事務所の共催、清瀬・東久留米共産党市議団と一緒に。平日の夜に、会場あふれる方々…。障がい者福祉に熱意をもって取り組んでいる方々の存在に、胸が熱くなります。そして、障がいの当事者の方々が参加して下さったこともうれしかった。ある方は、愛の手帳をみせてくださり、僕は4度だよ、と教えてくれました。また、車椅子でヘルパーさんとともに駆け付けて下さった方も。家族で参加して下さった方も。
宮本衆院議員と私が報告
意見交流で学びました
宮本さんと私がそれぞれ報告したのち、参加されたみなさんで意見交流。大事な意見ばかりで本当にたくさんのことを学びました。
障がい者への余暇支援にたくさんの意見が
「余暇支援がこんなに話題になったことない」
障害をもつ青年の余暇支援については、沢山の方から意見が。
▽障害者権利条約(障害者の権利に関する条約)30条をすえて、この問題を国会で初めてとりあげたのは、宮本さん。そして、都議会でも連携して質問。感動した。
▽放課後デイに23万人が通っている。青年期の居場所づくりは急がれる。
▽余った暇と書いて余暇。他の言葉はないのか、と思う。でもこの言葉にこだわっていきたい。「放課後」ということばも時間をかけて定着した。「余暇」も定着させたい。
▽余暇支援がこんなに話題になったことない。うれしい。余暇支援を広げていくためには、東京都の補助拡充が必要。
障がい児教育についても
「学ぶ権利が保障されなければならない」
また、障がい児教育についても。
▽障害者権利条約24条。どんなに重い障がいでも学ぶ権利が保障されなければならない。
▽障がい児の不登校の状況について、実態調査してほしい。不登校の子のために適応教室があるが、障がい児は受け入れてもらえない。
生活訓練事業所のとりくみのなかで
安心して働ける場を
生活訓練事業所のとりくみのなかで。
▽*ひきこもりの状態にある方たちが多い。2年で卒業の場所なので、短時間でも働ける場、安心して話せて自分を大切に出来る場をつくっていくことが必要。
職員の処遇が悪すぎる
グループホームの都加算見直しで打撃
▽障がい者福祉に従事する職員の処遇が悪すぎる。もっと給料を上げてあげてほしい。
▽グループホームの都加算見直しで打撃を受けている。改善してほしい。
▽食事抵抗加算、送迎加算の廃止は困る。ストップをかけないとやっていけない。
▽他にも、年金問題、65歳問題、介護保険改悪…などなど。
東久留米市立わかくさ学園の定員減問題でも意見が
減らされる3人の重みを市はわかっていない
そして、東久留米市立わかくさ学園(就学前の心身障がい児通所施設)の定員減問題にも意見が。
35人から32人に減らす…その3人の重みを市はわかっていない。乳幼児期の療育の大事さ、必要なときにきちんと療育が受けられる大事さについて、複数発言があり、他の分野の団体の方からもエールが送られました。
だれもが尊厳をもって生きられる社会に
また、ぜひ開催したい
障がい福祉は本当に広い…。でも、それぞれ分野は違っても、だれもが尊厳を持って生きられる社会に、との思いは一緒。何かをまとめるのでなく、こうやって一堂に会して語り合うこと自体がとても大事だな、と思いました。学んだことを今後の議会活動でも生かしていけるようにとりくみます。また、ぜひ開催したいと思います。
by hara-noriko | 2019-12-01 17:46 | 活動日誌 | Comments(0)