押し返したい公立保育園廃止計画
2019年 12月 16日
これからを考えあう会
12月14日、東京・東久留米市保問協・公立保育園存続プロジェクト主催のしんかわ保育園と公立保育園のこれからを考えあう会に参加しました。現役とOBの保護者・保育士のみなさんや地域のみなさん、永田まさ子市議、かもしだ芳美市議も参加しました。
廃止時期を1年延期する条例案
1票差で否決されたもとで
すでに今年度からしんかわ保育園の0歳児は募集停止されています。市議会では、9月議会で廃止時期を1年延期する議員提案の条例案が1票差で否決され、来年度は1歳児の募集も停止される…そういう状況のもとでの緊急の会です。
これからの子どもたちのために
胸打たれた保護者の思い
代表の富岡佑理子さんから、「今日はしんかわに特化して話したい」と。そして、しんかわ保護者のお父さんが、くわしく報告をしてくださいました。その冒頭でこういうエピソードを話されました。
「上の子がしんかわ保育園に在園しているある保護者の方が、下の子を1歳児で入れたかったがかなわず、小規模保育所に行くことになると思う、と。それでも、『自分は仕事で今日の会に出られないけど頑張って』と激励してくれて…ここに来ました」と。1年延期してほしいということにさえ反対する人たちがいるという現実に、どれほどつらい思いをしているのか…それなのに、自分の子どもだけでなく、これからの子どもたちのためにとりくむ保護者のみなさん。本当に頭が下がります。
東久留米市の公立保育園全園廃止計画
二重三重に子どもの権利条約に反している
私は都議会に行って、東久留米の公立保育園民間化計画(公立保育園全園廃止計画)は、ありえない計画だと改めて実感しています。民営化をすすめている自治体はありますが、東久留米市のように、毎年毎年子どもの人数を減らしていって廃止にもっていく、引き継ぎもない、そういう例はほかに聞きません。異年齢の子どもたちで育ちあう大事さを保育士さんも報告してくださいましたが、私は、二重三重に子どもの権利条約に反している計画だと思います。必ず、おしかえすためにみなさんと一緒にとりくみます。
by hara-noriko | 2019-12-16 00:08 | 活動日誌 | Comments(0)