共産党都議団 都知事に予算要望
2019年 12月 21日
約2500項目の要望
重点要望は107項目
共産党都議団の要望書は、次のことを柱に約2500項目。そのうち、重点要望を24の柱に107項目にまとめています。
(1)台風被害の被災者支援と防災対策
(2)2020オリンピック・パラリンピック大会
(3)子どもの権利、子育て支援、女性福祉
(4)高齢者福祉
(5)雇用・くらしへの支援、格差是正
(6)障害者福祉
(7)地域福祉
(8)医療・看護・保健
(9)中小企業、農林水産業
(10)教育
(11)私学教育
(12)特別支援教育
(13)若者・学生、社会教育
(14)人権
(15)消費者行政、卸売市場
(16)スポーツ・文化
(17)気候変動対策
(18)住宅・地域交通など生活基盤整備
(19)都民が中心の都市づくり・行財政運営
(20)平和
(21)多摩格差解消、島しょ振興
都知事のあいさつをうけ
各都議が要望の趣旨を説明
まず、知事のあいさつがあり、大山とも子幹事長から要望の趣旨を説明。そして、藤田りょうこ都議が台風被災者の水道料金減免について、白石たみお都議が国保税の子どもの均等割軽減について、里吉ゆみ都議が私立高校生の授業料負担軽減と低所得世帯の入学金補助について、私が性犯罪・性暴力被害者のワンストップ支援事業への支援強化をそれぞれ求め、さらに、和泉なおみ都議から、重点要望全体を説明しました。
以下は、私の発言要旨です。時間が短かったため、実際の発言はもう少しコンパクトになっています。
支援の強化を求める
私は、性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援事業への支援を強化することについて、要望したいと思います。
同意のない性行為は違法
ここを位置づけて
昨日、伊藤詩織さんの民事裁判の判決が出されました。刑事事件では、不起訴とされていましたが、今回、伊藤詩織さんの性被害を認定するものとなりました。刑法規定の見直しが来年に迫る中、同意のない性行為は違法だという位置づけを、規定していくことが求められていると思います。
相談できずに苦しんでいる人が多い
少しでも早く相談機関とつながるように
同時に、この間、性被害にあってどこにも相談できず、苦しんでいるひとがたくさんいるということが明らかになってきています。改めて、相談機関と少しでも早くつながるようにしていくことが重要です。
被害者を支えるワンストップ支援事業
本当に重要な取り組みをしている
東京都の性犯罪・性暴力被害者ワンストップ支援事業は本当に重要なとりくみをしています。私たちも何度かおたずねし、支援員の方のとりくみを学ばせていただいていますが、24時間365日、きちんと研修を受けた支援員の方が常時2人体制で電話相談を行い、同行支援も行なっています。病院や警察にいくときの同行支援は、都内、どこへでもかけつけてくれています。そして、ただ送迎するというのではなく、病院や警察で、ここの場所でずっと待っているから、と話して被害者を支えてくれています。
支援員の体制を強化できるよう
十分な予算措置が必要です
また、被害者の方が、被害後時間が経過してからフラッシュバックで苦しんだり、SNSなどで拡散されたり、事実を歪められてうわさを広げられるなどして精神的に追い詰められるなどの二次被害の相談もワンストップがいったん受け止めてくれています。犯罪被害者支援条例案概要には、二次被害への対応がもりこまれていて非常に大事ですが、ワンストップの体制の強化・拡充がなければ支えられないと思います。あわせて、女性だけでなく、子ども・トランスジェンダーなどセクシュアルマイノリティ・男性の相談も深刻だと聞いています。支援員の体制を強化できるように、十分な予算措置をお願いしたいと思います。
一般質問を特集した
「こんにちは原のり子です」
by hara-noriko | 2019-12-21 01:57 | 東京都政 | Comments(0)