地域でみんなと生きていく
2020年 01月 30日
新成人と新年を祝う会
1月25日、東久留米市手をつなぐ親の会主催「新成人と新年を祝う会」に出席しました。毎年、この会から1年が始まる、と思っています。この会に参加すると、政治で何を大事にしなければならないか、改めて原点に立たされます。
新成人と3度目の成人を迎える方
「作業所や地域に支えられて暮らせている」と
今年の新成人はひとり。そして、3度めの成人を迎える方がふたり。新成人だけではなく、2度め、3度めの成人を祝うというのはいいですね。みなさんそれぞれの嬉しさとご家族の万感の思いが伝わってきます。
3度めの成人の方は、おひとりは「お父さん代わり」の若い職員の方とあいさつ。もうおひとりは、お姉さんとあいさつされました。お姉さんは、ご両親が他界し、どう支えていくか悩んだけれど、作業所や地域に支えられて暮らせている…と感謝の思いをお話しされました。家族頼みではなく、地域でみんなと生きていけることが当たり前になるようにしていかなければ、と改めて思いました。
お母さんのメッセージ
胸がいっぱいに
そして、新成人の方は、わかくさ学園の卒園生。お母さんが、卒園式で保護者を代表してお話しされたことをよく覚えています。わかくさ学園からはじまり、ここまで地域で育ってきたG君。小さい頃のG君を思い出し、胸がいっぱいでした。配布された資料にあるお母さんのメッセージを読んでさらに…。
わかくさ学園の大きな役割
地域のつながりをしっかり築く
私は、わかくさ学園の大事さをスピーチせずにはいられませんでした。障がいを持つ子どもさんの成長の土台をつくるのが乳幼児期。このときに、十分な療育と親御さんへの支援、地域でのつながりをしっかり築くことが本当に大切です。G君の成長した姿が、わかくさ学園の役割の大きさを表していると思います。
定員を35人から32人に減らす市の計画
本当にそれでいいのか
児童発達支援センターにしていくなかで、スペースが不足するため、わかくさ学園の定員を35人から32人にするという市の計画…。本当にそれでいいのか、市も、市議会各会派も問われていると思います。市議時代、わかくさ学園については何度も議論してきました。障がいが重くても、誰でも、安心して成長できる地域にしていくために、私も都政の場からとりくんでいきたいと思います。
都の障がい者医療費助成の改善・拡充
請願が反対ゼロで継続審査に
また、スピーチでは、都が実施している障がい者医療費助成について、知的障がいの方の場合、愛の手帳3度、4度の方たちが対象にならず、3割負担になっている問題を含め、助成の改善・拡充を求める請願が、反対ゼロで継続審査になったことも報告しました。
みなさんの声が政治を動かしている
超党派で進めていける動きに
みなさんの声が政治を動かしていること、超党派で進めていける動きになっていることを話したら、終わってから、何人もの方から「超党派というのがうれしい」「本当に3割負担は大変。大人になると病院に行く回数も増えている」などの声が寄せられました。事務所の留守電にも、ぜひすすめてほしい、とメッセージが。
ひきつづき、医療費助成の拡充へみなさんと力をあわせてとりくもう、と決意をあらたにしました。
*東久留米市手をつなぐ親の会…知的障がいのある子どもをもつ親の集まり。幼児期から成年期まで。自らの思いを上手に伝えられない知的障がいのある人たちがより良い社会環境の中で生活できるように福祉の増進を図る活動をしている。全国組織である、全国手をつなぐ育成会連合会の構成団体。
*わかくさ学園…東久留米市立。就学前の障がい児が通う療育施設。
*児童発達支援センター…通所支援のほか、地域の障がい児や家族の支援などをおこなう。各区市町村につくっていく。東久留米市は2020年度からスタートを予定している。
by hara-noriko | 2020-01-30 23:39 | 活動日誌 | Comments(0)