共産党都議団が知事に申し入れ
2020年 04月 29日
虐待などで居場所のない若年女性への支援
4月28日、共産党都議団は、小池知事にあてて2つの申し入れを行ないました。ひとつは「保育・障害者・高齢者等の福祉施設と労働者の負担軽減と安全の確保等に関する申し入れ」。もうひとつは「虐待などで居場所のない若年女性への支援も関する申し入れ」です。多羅尾光睦副知事が応対してくださいました。
福祉の申し入れについては、斉藤まりこ都議と私で説明し、若年女性支援の申し入れは、米倉春奈都議が説明し、副知事と意見交換をしました。
福祉の申し入れについて
多羅尾副知事「支援体制は十分考えてまいりたい」
今回の福祉の申し入れでは、一番に、福祉従事者のみなさんへの特別手当を実施すべきと求めました。これに対し、副知事は、福祉現場で働く方々について、「感染防止に気を使いながら業務を遂行しているのは、その通りだと思うので、そういった方たちへの支援体制は十分考えてまいりたい」と述べました。これはとても嬉しかった。重要な一歩です! 今後、具体化を強く求めていきます。(福祉の申し入れについては、次のブログで改めて書きます)
居場所のない少女や女性
相談窓口で追い返されている事態が
若年女性支援についての申し入れでは、コロナ禍のなかで居場所のない少女や女性が、都や区市の相談窓口で支援につながらず、路上に追い返されてしまっている、あってはならない事態がおきていることを米倉都議がていねいに説明。外出自粛のなかで、家が安全でない少女や若年女性は、平常時以上に居場所を失っていることの深刻さを理解して、支援に必ずつなげるように求めました。
副知事「こういった支援も重要な課題」
ゴールデンウイーク中の相談体制の重要性を指摘
副知事は、「ステイホームが長期化すると、DVをはじめさまざまな問題が顕在化してきていることを承知している」「申し入れにあることは、平時でも必要なことだが、より顕在化することなので、こういった支援も重要な課題だと認識している」と述べました。この認識はとても重要です。申し入れでは、ゴールデンウイーク中の相談体制の重要性も指摘し、平日並みの支援体制確保すること。児童相談所、女性センター、ウィメンズプラザでの相談ができることを広く周知することも求めています。
「家が安全でない」とはどういう状態なのか
そこを共有して取り組みを強めたい
私は、改めて、「家が安全でない」「家にいられない」ということはどういう状態なのか、共有していくことが大事だと思いました。少女や若年女性の性被害が、父親など身近な人間からによるものが多いということ、また長い期間続いているケースも多いことが、どれだけ知られているか…。
今回の申し入れを都がしっかり受け止めて、とりくみを強めていくよう、引き続き働きかけていきます。
【連休中も相談できます】
★東京ウィメンズプラザ
★東京都女性相談センター
★東京都児童相談センター
★性暴力救援センター・東京
原のり子(左)、斉藤まりこ都議(左から2人目)、米倉春奈都議(右)
by hara-noriko | 2020-04-29 22:38 | 東京都政 | Comments(0)