都道の安全対策を急いで

都道の安全対策について文書質問
　２月下旬から３月下旬にかけて開かれた都議会第１回定例会で、文書質問を行ないました。答弁がくるのはまだ先（次の定例会が始まるころ）です。が、その中から、都道の安全対策についての質問内容を紹介します。

清瀬市議団・東久留米市議団と一緒に行動
死亡事故など猶予できない問題を質問
　私は、共産党清瀬市議団・東久留米市議団と一緒に、去る２月１７日、東京都北多摩北部建設事務所をたずね、申し入れをおこないました。私たちは、不要不急の道路建設を見直し、現在の生活道路の補修・改善、歩道の設置などにもっと力を入れるべきと考えています。そうしたことから、両市内の都道についても市民のみなさんと調査をし、その結果をまとめて申し入れたのです。今回の文書質問では、そのなかで、とくに、死亡事故が起きたのに対策がとられていないなど、これ以上猶予できないと思われるところについてとりあげました。
　北多摩北部建設事務所への申し入れには、清瀬市議団から佐々木あつ子、原田ひろみ、深沢まさ子、山崎美和、香川やすのりの５氏、東久留米市議団から永田まさ子、村山順次郎、北村りゅうた、かもしだ芳美の４氏が参加しました。
　以下、質問です。

【文書質問　都道の安全対策について】

東久留米市　所沢街道の歩道整備　進捗状況は？
横断歩道と信号機の設置が必要
　（１）都道４号線所沢街道の東久留米市ごみ対策課庁舎から前沢交差点まで、および、前沢交差点から南町４丁目９番交差点までの区間に関し、２０１７年４月に東京都と東久留米市が協定書を締結した歩道整備事業について、進捗状況と今後のスケジュールをうかがいます。沿道の市民の方々は、「いったいいつになったら説明があるのか」「いつまでに整備されるのか」と大変心配しています。具体的に、明快にお聞かせください。
　（２）この区間は、大変危険で、中央町４丁目１４番先にあるブックオフ東久留米前沢店周辺では、死亡事故まで起きています。にもかかわらず、改善されず放置されていることは大問題です。横断歩道と信号機の設置が必要と認識していますが、警視庁の見解を伺います。

清瀬市　複十字病院前の都道
急いで手だてをとる必要が
　（３）清瀬市松山の都道２２６号線、複十字病院前では死亡事故が起きており、狭隘な歩道の拡幅や設置が必要です。複十字病院に協力を依頼し、早急に手だてをとる必要があると考えますがいかがですか。

清瀬駅付近の踏切
大変危険　安全対策を
　（４）都道１５号線小金井街道の清瀬駅付近の踏切部分は、車も人も狭い中行きかい、大変危険です。バス誘導員の小屋もあり、遮断機が下りているときに人や自転車が待つ「たまり」もありません。対策が必要と考えますが、これまでどのような安全対策をおこなってきたのかうかがいます。

若干のコメント
（１）（２）の所沢街道について
　所沢街道の東久留米市内の部分は、かねてから狭く、歩道がないところも多く、大変危険で、住民のみなさんからの請願も市議会で採択されています。２０１７年に都と市で協定も結び、質問している区間の歩道整備事業を推進していくとなっています。私は、２０１７年に都議になってすぐの決算特別委員会でもこの問題をとりあげ、協定について確認し、推進することを強く求めました。今年度の予算に調査費は入っていますが、もっとスピードアップして進めてもらう必要があります。
　そのなかでも死亡事故が起きた箇所の改善が行われていないことは大問題です。市議会でも、共産党はもちろんですが、党派をこえて質問し、課題になっています。実際にどういう検討がされているのか。横断歩道や信号設置について、警視庁に質問することにしました。

（３）の複十字病院前について
　清瀬市の複十字病院前の都道でも死亡事故が起きています。歩道の設置や拡幅が急がれています。この問題について、香川やすのり市議から連絡を受け、私も現地を確認しました。改めて、都に調査を求めるとともに、質問しています。

（４）の清瀬駅付近について
　小金井街道が通る、清瀬駅に一番近い踏切の安全対策も急がれています。どういう対策をとるのかは、市・都・鉄道事業者・バス事業者それぞれがかかわることになります。まずは、都としてどういう対策をとってきたかを聞いて、市議団とさらに今後の対策を進めていきたいと考えています。

東京都北多摩北部建設事務所への申し入れ
（左奥から）清瀬市議の原田ひろみ、佐々木あつ子、深沢まさ子の３氏
都議の原のり子、東久留米市議の村山順次郎、永田まさ子の両氏
タケノコ