多摩北部医療センターに要請
2020年 06月 09日
小児外科、NICU、産婦人科の設置などを要請
6月9日、多摩北部医療センターを良くする会準備会の要請行動に参加しました。井口信治会長はじめ10人。尾崎あや子都議、佐々木あつ子清瀬市議、私も一緒に。小児外科やNICU(新生児集中治療室)、産婦人科、感染症対策など、地域に不足する医療の確保と利用者の利便性向上などに取り組むことを要請しました。事務長、庶務課長が応対してくださいました。多摩北部医療センターは、東京都保健医療公社が運営する総合病院で、東村山市青葉町1丁目にあります。「たまほく」と呼ばれています。
参加者が「たまほく」との接点や要望を語る
「出産できる病院に」「独法化すべきでない」
会の事務局長から趣旨説明したのち、参加者から、日ごろの「たまほく」との接点や感謝、要望が出されました。
〇前立腺がんでお世話になっている。
〇キンラン・ギンランも咲く、貴重な敷地内の雑木林を守る取り組みもしている。
〇全身麻酔で行うような歯科の手術を行える病院として頼りにしている。
〇小児病院廃止後、小児科を充実させてきてもらっていることは助かっている。
〇新型コロナウイルスへの対応についても、公的病院として努力されていることに感謝。
〇PCR検査センターの設置に協力してほしい。
〇出産できる病院が地域にない。「たまほく」で実施してほしい。
〇地域の病院として存続を。独法化(独立行政法人化)すべきでないという地域の声を受けたと東京都に伝えてほしい。…など。
病院の事務長から
産科や独法化についての意見 「都に伝える」
事務長からは、要請項目をふまえて話がありました。
◇コロナ対策第2波に備えている。なんとか感染を出さずにいるが、コロナウイルスの特徴からも、いつかうつるものだ、という前提でやっている。
◇待合室の換気など対策をすすめている。
◇PCRについては、医師会と話し合っている。
◇産科や独法化のことなど、意見があったことは確かに(東京都に)伝える。
◇小児科は、医師の退職などで体制が厳しくなっている。なんとか質を保って、維持していきたい。
◇病院入り口から玄関までの間、道路の状態が悪く足の悪い人などは大変、とのお話はその通りで、修繕してもらった。コミバスだけでなく、西武バスも玄関前まで乗り入れるようになればありがたい。
◇約300床の地域の病院なので、地域にある他の病院との連携なしにはやっていけない。
◇コロナの影響で、経営にも大きな影響がある。20%入院が減れば、マイナス1億円の減収になる。
私もいくつか質問
そこでわかったことは
私もいくつかうかがいました。そのなかでわかったことは…
☆小児外科医が一定の期間、配置されていたと思うが今はどうか?⇒週1日だが、来てもらっている。
☆発熱外来の入り口は別だが、わからなくて総合案内に行く方もいた。わかりやすくするとともに、入り口で検温できるようにしてほしい。⇒赤外線体温計を注文している。
市民の声で改善の努力が
公的病院として存続・拡充されるよう取り組む
先日、私の事務所の新型コロナ緊急電話相談でも寄せられた、消毒液設置や体温計、待合室の改善など、市民の声で改善の努力がされていることもわかりました。
これからも、感染症をはじめ行政的医療を担う公的な病院として存続、拡充されるようにとりくみたいと思います。

(左2人目から)尾崎あや子都議、原のり子、佐々木あつ子清瀬市議


by hara-noriko | 2020-06-09 20:42 | 活動日誌 | Comments(0)