PCR検査の拡充は切実   

東京アラートは何だったのか
新たな感染者が1日50人、60人に

 東京アラートは何だったのか。多くの方が感じていらっしゃると思います。モニタリング指標で新規感染者1日あたり20人をこえるかどうか、ということが重要な基準にされてきましたが、今は50人、60人という状況でも、「基準の見直し中」ということでアラートが発動されることはありません。そもそも、都庁やレインボーブリッジを赤くして、何をどうすればいいのか、と都民から疑問が出ていましたが…。

特別支援学校で先生が感染
共産党都議団が検査拡充を求めて申し入れ

 この間、特別支援学校の先生の感染が明らかになりました。同じ特別支援学校のなかで、濃厚接触者ではない2人の先生です。また別の特別支援学校でも1人。感染経路は不明とのことです。濃厚接触者の検査などはおこなわれていますが、その対象範囲は十分なのか、不安を広げないよう正確な情報提供のあり方はどうだったのか、きちんと検証し、ただちに生かすことが必要です。共産党都議団は、緊急に申し入れを行ないました。「特別支援学校での新型コロナ感染拡大防止のための検査拡充を求める申し入れ」です。

積極的なPCR検査を急げ
特別支援学校、障害者施設、高齢者施設は切実

 コロナは、どんなに気を付けていても感染する場合があります。また無症状の場合もあります。感染した方が悪いわけではありません。だからこそ、濃厚接触や症状の有無にかかわらず、積極的なPCR検査をおこない、対応していくことが重要です。とりわけ、特別支援学校や障害者施設、高齢者施設などは、一日も早くそうするべきです。

「自己責任論」の小池知事
いまこそ転換が求められています

 知事は、PCR検査などを一日1万件までできるようにするとしながら、いつまでに行うのかは不明です。「夜の街」対策をひたすら強調して、「やっている感」を出してきた知事ですが、そういうやり方は正しくないし、またそのやり方では決して収束に向かわない、とはっきりしていると思います。
 そして、一部をターゲットにして抑え込もうというやり方は、その地域や人々を深く傷つけています。こういうやり方だと、感染を隠そうという意識になりやすいのではないでしょうか。知事の「自己責任論」の姿勢ではコロナを乗り越えられない。検査を十分に広げ、感染がわかればすぐにきちんと対策をとる。転換が求められています。

宇都宮けんじ都知事候補と一緒に
PCR検査体制の強化などを訴えました
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市民の激励を受ける宇都宮けんじ候補
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立憲民主党、共産党、社民党、無所属の議員が応援
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(写真はいずれも東久留米駅前 6月23日)

by hara-noriko | 2020-06-28 22:13 | 都政報告 | Comments(0)

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