都議補欠選挙 北多摩3区は田中とも子さん   

 7月4日午前、都議補欠選挙(北多摩3区=調布市・狛江市、5日投開票)がおこなわれている東京都狛江市で、「田中とも子候補をぜひ」と訴えました。定数1を市民と野党の共同候補・田中とも子さんと自民党、生活者ネットの3候補が争っています。訴えの大要を紹介します。

ためされずみの政治家 田中とも子さん
市民と野党の共同候補

 市民と野党の共同候補、田中とも子さんをなんとしても都議会へ送り出していただきたいと、駆けつけました。田中さんは共産党の都議1期、市議4期を務めてこられました。みなさんのお力でおしあげてください、よろしくお願いいたします。

コロナ対策が鋭く問われる選挙
危機を乗り越えるカギは2つ

 昨日のコロナ新規感染者は124人にものぼりました。コロナ対策をどうするのかが鋭く問われる選挙になりました。私は、コロナ危機を乗り越えるカギは2つあると思います。

(1)田中さんが強調するPCR検査の抜本的な拡充
福祉や教育などに従事する人たちの積極的検査を

 ひとつは、田中さんがずっと強調しているPCR検査の抜本的な拡充です。昨日の小池知事の会見は、相変わらず、夜の街注意、若者の感染者が多いから注意してくださいというものでした。記者が、エリアや年齢以外に感染の広がりの特徴はあるか質問すると、知事はまともに答えられませんでした。つまり、感染の全体像を把握していないのです。それなのに、夜の街、若者と言っている。非常に問題です。
 今、感染のなかには、病院関係者や学校の先生もいます。ある学校で2人の先生が感染していることがわかりましたが、濃厚接触者ではありません。先生それぞれの濃厚接触者を検査したわけですが、この検査対象をしぼりこむのでなく、より広い範囲にやっていくことが本来は必要です。田中さんが提案しているように、福祉や教育などの現場に従事する人たちの積極的検査、定期的検査をするべきです。現在、小池都政は、検査対象を広げる考えはないとしていますが、それではコロナの感染拡大を防止することはできません。

(2)自己責任論をのりこえる
破綻している小池都政のコロナ対策

 もうひとつは、自己責任論をのりこえようということです。コロナは、どんなに気を付けていても、だれでもかかりうるものです。感染した人が悪いのではないのです。それを、みなさん一人ひとりの注意にかかっていると、自己責任論に終始している小池都政のやり方はすでに破綻しています。休業要請を検討する場合の目安の数値などは、全部なくしてしまい、対策を検討するモニタリング会議も非公開。事業者への補償も検討されていない。ここを転換するために、この選挙が重要なのです。PCR検査センターを地域に設置してきた田中とも子さんの当選で、コロナ対策を迅速、確実なものに転換しましょう。

保健所の復活を公約に掲げる田中とも子さん
31カ所が7カ所に減らされ、6市で1カ所に

 当面の危機を乗り越えたとしても、その後も息の長い対策がとられなければなりません。そのときにカギになるのが、保健所と病院の充実です。
 田中とも子さんは、都議時代、自民党による保健所減らしに反対し、とりくんできました。かつては多摩地域の保健所と保健相談所は31カ所ありました。それが現在は7カ所のみ。この地域でも、6市でひとつの保健所しかありません。なんと住民は100万人をこえます。これでは足りません。
 田中さんは、保健所の復活を公約に掲げてとりくんでいます。今選挙のなかで、自民党関係者が、保健所をふやせばいいというものではない、などといっているようですが、23区は1つの区に1カ所ずつある保健所が、多摩はそうなっていない。明らかに多摩格差です。田中さん当選で保健所を地域に取り戻しましょう。
 そして、コロナ対策の最前線に立っている都立・公社病院の都の財政負担を軽くするために独立行政法人化するなどは、もってのほかです。ストップをかけるようとりくみます。

女性議員をふやしてジェンダー平等の東京へ
多摩地域の都議38人のうち女性はわずか8人

 最後に、田中さん当選は、ジェンダー平等の東京にしていくために、必要なんだということを訴えます。都議会の女性議員の比率は3割弱。多摩地域の議員は38人のうちわずか8人です。女性議員をふやしたいと切実に思います。

乳幼児医療費無料化にとりくんできた田中さん
子ども医療費無料化へなくてはならない人

 田中さんは都議時代、乳幼児医療費無料化へ運動と論戦をすすめてきました。このとき大きく進みました。しかし、現在でもまだまだ23区と比べると多摩格差があります。子どもの医療費無料化をさらに推進し、多摩地域の子育てを応援するために田中さんの力がどうしても必要です。

都の人権条例に反対した自民党
田中さんの勝利で一人ひとりの尊厳が大事にされる東京へ

 また、田中さんは狛江市長のセクハラパワハラ問題に抗議し、運動をすすめ、その中からおされて市長選にも挑みました。市長は辞任し、のちに人権基本条例ができました。こういうとりくみをしてきた人です。今、都政でも人権尊重条例ができました。しかし、これに反対した人たちがいます。自民党です。セクシュアルマイノリティの方たちのことを教育すると、結婚観や社会の秩序を揺るがせかねないと発言し、深く傷つけました。
 人権が守られる、一人ひとりの尊厳が大事にされる東京にしていくために、自民党ではなく市民と野党が共同で推す田中とも子さんを選んでください。

「いまの政治はおかしい」という声を田中さんへ
都政を変え国政も変えていきましょう

 そして、選挙でお金をくばるようなことがまかり通っている安倍政権はおかしい、今の政治はおかしいという声をぜひ田中さんにたくしてください。都政を変え、国政も変えていくために力をお貸しください。

都知事には宇都宮けんじさんを
 都知事には、市民と野党の共同候補、正義の弁護士、元日弁連会長の宇都宮けんじさん。都議補選は、田中とも子候補。みなさんにおしあげていただけますよう、もう一度お願いしまして訴えといたします。

共産党の鈴木えつお狛江市議と一緒に政党カーで訴え
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宇都宮けんじ都知事候補とともに訴える田中とも子都議候補
(左から)共産党の小池晃書記局長、都議候補の田中とも子さん、立憲民主党の山花郁夫衆院議員、都知事候補補の宇都宮けんじさん、前川喜平・元文科省事務次官、社民党の福島みずほ党首
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4カ所でたたかわれている都議補欠選挙
4人の候補者はいずれも市民と野党の共同候補
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by hara-noriko | 2020-07-04 21:08 | 選挙 | Comments(0)

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