土曜日定例宣伝で訴えました
2020年 07月 12日
豪雨災害救援募金
一日もはやく届けたい
きょうは、豪雨災害救援募金をお願いしています。亡くなられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、すぐにでも必要な救援の手が差し伸べられるように救援募金に取り組んでいます。コロナの下で、ボランティアにいくこともかないません。一日も早く救援募金を届けたいと思います。
東京都知事選挙
残念な結果でしたが大きな財産が
先日おこなわれました、東京都知事選挙(7月5日投開票)の結果、小池百合子さんが2期目の当選をしました。市民のみなさんと野党の共同で応援した弁護士の宇都宮けんじさんは、次点でした。たいへん残念な結果ではありますが、都知事選挙でたくさんの市民のみなさん、そして立憲民主党や社民党、新社会党、緑の党などの野党が一緒になって協力する気持ちのいい選挙ができました。今後につながる大きな財産になると思っています。
宇都宮けんじさんが掲げた政策
いま、都議会のテーマになっている
いま、宇都宮けんじさんが掲げたさまざまな政策・コロナ対策が都政の場で大きなテーマになっています。宇都宮さんは都知事選挙で、自己責任から社会的連帯へということを強調しました。PCR検査の抜本的な拡充と必要な補償の実施が柱です。この提起が都政を動かす状況になっていると思います。
これまで小池さんが「みなさん気をつけてください。夜の街注意です」「若者のみなさん、気をつけてください」と繰り返しいってきました。こうした自己責任の立場に立つ発信が中心でした。都知事選挙が終わってからも、小池知事はやっぱり繰り返し「夜の街対策」と「若者対策」をいっています。
でも、これを大幅に転換しなければ新型コロナウイルスの感染を収束に向かわせることはできません。このことが日に日に明らかになってきました。
1日200人を超える新規感染者
小池知事のやり方でいいのか
7月2日から毎日、新規の感染者が100人を超える事態になり、きょうをいれてこの3日間は200人を超える事態になっています。感染が広がっていることは明らかです。「検査を増やしたからだ」と小池知事はいっています。しかし、1日に処理できるPCR検査を1万件に引き上げるという目標はいつ実現するかも決まっていません。そういうなかで感染が広がっている事態をどうとらえていくのか。これがいま小池知事に問われています。
東京都医師会の会長
記者会見で補償を強調
7月10日、東京都医師会の尾崎治夫会長が記者会見をしました。とくに注目されたのは、休業してもらう場合に補償することが必要なんだ、これを政府はすすめるべきだ、と話されたことです。国や都が国民にお願いをして、あとは自己責任だということではコロナを抑え込むことはできない。このことが、医師会長の話からもはっきりと示されたと思います。
7月17日から都議会臨時会
3000億円の補正予算を審議
そういうなかで、都議会臨時会が7月17日から27日までの予定で開かれることになっています。コロナ対策として3000億円の補正予算を審議することになりますが、ここでの議論が本当に重要になってきます。
小池知事は答弁に立たない予定に
共産党 特別委員会の設置を求める
ところがみなさん、小池知事は1度も答弁に立たない予定になっています。知事が提案する補正予算について、これにかかわる常任委員会で議論はしてもらうが、知事は答弁に立たない。知事選が終わったばかりなのに、いちばん大事なコロナ問題で、小池知事はみずから答弁に立つ気持ちがないことに、本当に驚きました。
都知事選挙が終わった直後、しかも新規の感染者が急増しているのに、知事自身は答弁に立たない。とても受け入れることができません。共産党都議団は、他の会派のみなさんにも呼びかけて、特別委員会を設置して知事が答弁する機会をつくるよう求めています。初日の本会議(17日)には、そのことを動議として提出する予定です。
都議会の姿勢も問われている
ぜひ注目してほしい臨時会
どうしても取り上げたい問題
コロナ対策ロードマップの変更
都議会臨時会でどうしても取り上げなければいけないと思っているのは、小池知事がコロナ対策のロードマップを変更したことです。お店や事業所に休業を要請したりみなさんに自粛のお願いをしたりする場合の基準をなくしてしまいました。これまでは数値の基準がありました。新規の感染者が1日に50人以上出た場合には休業要請を含めて検討することになっていました。ところが小池知事はこうした基準をすべてなくしてしまいました。専門家の先生方の会議をやっていただいて意見をコメントでもらって、週1回モニタリング会議を開く。モニタリング会議には専門家は入らない。都庁の局長たちの会議です。この会議で今後どうするかの方針を決めることになっています。
このモニタリング会議は、なんと非公開です。都民のみなさんには何も知らされないまま対策がとられる。とんでもないことです。この問題を今度の臨時会では議論しなければいけません。ところが、小池知事は答弁に立たない方針なので、議論がおこなわれない危険があります。
破綻した「夜の街」対策
特別支援学校の先生や保育園児が感染
小池知事の「夜の街」の対策、「夜の街のみなさん、気をつけてください」「みなさん、そこには行かないでください」というやり方は、破綻しています。ことさら「夜の街」のみなさんを取り上げているのに補償はまったくしない。しかも、「夜の街」以外でも感染が広がっている。特別支援学校などでも先生が感染する。保育園の園児が感染する。こういうことが起きているなかで、対策はそれぞれにしっかりとらなければいけないのに、小池知事にはそういう認識がありませんでした。そのツケがきているのだと思います。
特別支援学校で複数の先生が感染した。感染した人が悪いわけではありません。コロナはどこでどんなふうにうつるかわかりません。どんなに気をつけていても感染する可能性があります。そのときにきちんと対策をとることが大事です。とりわけ、濃厚接触者の範囲を狭めないで、できるだけ広く検査していく。教育や福祉に従事しているみなさんには定期的にPCR検査を受けていただけるようにする。
科学的な基準をもたないまま、とにかく「夜の街」といい続けてきた小池知事の姿勢が問われています。私たち共産党都議団は、都議会臨時会でしっかり議論をして、収束に向かわせるためのコロナ対策をやっていきたい。みなさんが安心して生活できるように補償もしていく。東京都から政府に要請できるようにしていきたいと思っています。
困難抱える障害者の方たち
知的障害者 受け入れる病院が決まっていない
困難を抱えているのが障害者のみなさんです。もしコロナに感染したらどこの病院に行ったらいいのか。これが決まっていないんです。最近ようやく、精神障害者の方については都立病院が受けとめることになりました。しかし、知的障害の方など他の障害の方たちは決まっていません。この問題では市民のみなさんも運動しています。清瀬では市議会で陳情が採択されています。都議会にも陳情が提出されています。
知的障害の子を持つお父さんやお母さんからは、知的障害児者への対応ができない病院に入れられて、拘束されたり薬漬けにされたりということが絶対にないようにしてほしいと訴えています。本当に切実な訴えです。ところが東京都は、この病院が受けとめますよということを決めていません。
文書質問を提出
東京都の直営病院がある その大事さ
私はこの問題を文書質問で取り上げて、障害の特性に応じて、ちゃんと受け止める病院を明らかにしてほしい、と質問しています。正式な答弁がくるのはこれからですが、議論のなかで、民間の病院が受け止めきれない場合は都立病院・公社病院が受け止めていくことがだんだん明らかになってきています。
こういうときに、東京都直営の病院があることが重要です。いちばん困っている人のために、最後は税金を投入してでもちゃんと対策をとる。これが必要です。独立行政法人にしないで、コロナの対策にしっかりあたれるようにすることが大切なのではないでしょうか。
宮本徹衆院議員と力を合わせ
国政・都政・市政の連携で政治を前に進めたい
都知事選挙で大争点になったコロナ対策。共産党都議団としてしっかり取り組んで、その改善を図りたいと思います。宮本徹衆院議員、清瀬市議団、東久留米市議団と力を合わせて、国政・都政・市政の連携でコロナ対策を前に進め、みなさんの暮らしを支えたい。市民と野党の共同をさらに広げて、新しい政治をつくるために力を尽くしたいと思います。
豪雨災害救援募金や都政の課題を訴えました
by hara-noriko | 2020-07-12 00:32 | 都政報告 | Comments(0)