東京都政でとんでもないことが   

 7月30日、東京都政でとんでもないことが起きました! 取り急ぎ、報告します。

小池知事 コロナ対策条例を専決処分で改正
27日に都議会臨時会が終わったばかりなのに

 小池知事は記者会見で、「新型コロナウイルス感染症対策条例」を改正した、と発表しました。議会も通さずに! 27日まで都議会臨時会が開かれていたにもかかわらず、そこでは何もなく、終わったとたんに、専決処分…。改めて臨時会を開こうともしない。議会制民主主義を踏みにじるやり方は許されません。

条例の内容を質的に変えるもの
議会で議論しないことはありえない

 しかも、条例の内容を質的に変える中身で、議会で議論しないことはありえません。

「感染防止徹底宣言」ステッカー
店が掲示し都民はそこを利用することを「義務化」?

 私が、もっとも問題だと思っているのは…
 *店舗などは、「感染防止徹底宣言」ステッカーを掲示すること。
 *都民はステッカーが掲示されている店舗を利用すること。
 …などが、「義務化」されたことです。条例の文章を見ると、「努めなければならない」と表現されていますが、知事が記者会見で都民に示した資料は、「義務化」と書き、強制力があるように読めます。そんなことをしていいのか?

ステッカーのない店に行くな、と発信
成り立たなくなるお店が出てしまう

 しかも、ステッカーは、業種ごとのガイドラインにそって感染防止対策を行い、チェックシートに全部チェックがついたら、自分でステッカーをダウンロードして掲示するのですが、まじめにとりくんでいてもチェックがつかないお店もあります。そういうお店に支援をして、対策がとれるようにしていくことが東京都の仕事なのに、ステッカーのない店に行くなと都民に発信する…。お客さんが減って、成り立たなくなってしまうお店が出ることは容易に想像がつきます。すでに厳しい状況に追い込まれているお店をさらに追い込んでいいのでしょうか。

ステッカーのない店で感染したら
お客さんの自己責任になるのか

 また、都民からすれば、ステッカーのないお店に行って感染したら自己責任ということなのでしょうか?
 そもそも、ステッカーで感染防止効果はどのぐらいあるのでしょうか?
 きちんと議会で審議すべきです。

20日の都議会総務委員会で質問
近日中に紹介します

 私は、20日の総務委員会で、ステッカーの問題もとりあげました。知事のやり方は、小さいお店などを淘汰することになりかねない、と指摘しました。ステッカー問題のそもそものところを聞いています。近日中に紹介しますので、ぜひ、お読みください。

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by hara-noriko | 2020-07-31 00:35 | 東京都政 | Comments(0)

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