コロナ対策に差別をもちこんではなりません   

 8月4日、東京・東久留米駅前で、日本共産党の宮本徹衆院議員、永田まさ子東久留米市議と一緒に、朝の訴えをしました。このなかで私は、新型コロナウイルス対策に差別をもちこんではならないことを強調しました。

新型コロナ だれもがかかりうる
そのことを国民みんなが共有して

 新型コロナウイルスの感染が広がり続け、いまが正念場だと実感しています。今大事なのは、この新型コロナウイルスは、だれもがかかりうる、どんなに注意してもかかる場合があるということを国民みんなが共有することだと思います。

いじめや差別を心配する声
個人情報を保護しながら適切な情報提供こそ

 昨日、ある方からお話をうかがいました。都立学校で生徒が感染しているケースがあります。それがみんなに伝わると、いじめや差別を助長することになりかねないということで、多くの場合、情報を外に出さないことになっているそうです。しかし、「PCR検査を受けたらしい」「あの人が感染したんじゃないか」とわかるものです。「自分はばい菌扱いされた」という声も聞かれました。私は、新型コロナウイルスの正しい理解を広げていくとともに、個人情報は保護しながらも適切な情報提供はおこない、疑心暗鬼にならないようにすることが大切だと思います。

いつでも安心して治療が受けられる体制を
ちゃんと対策をとりましょう、と

 新型コロナウイルスは、やっかいなウイルスです。どんなに気をつけていてもかかりうる。このことを前提に対策をとっていく。かかった場合は、いつでも安心して治療が受けられる。そういう体制をつくっていく。このことが重要ではないでしょうか。だれもがかかりうるからちゃんと対策をとりましょう、という理解を共有していかなければいけないと感じています。

差別を助長する方向ですすむ都の「対策」
「ステッカーのないお店は避けて」でいいのか

 新型コロナウイルスの問題では、東京都の「対策」が差別を助長する方向ですすんでいかないか危惧しています。小池知事のやり方が、そうした問題をはらんでいるからです。
 現在、東京都では、「感染防止徹底宣言」をしたお店はステッカーを張ってください、というやり方をとっています。ステッカーをお店の前に張って、「うちのお店は安全です」という宣言をしてください、というものです。都民のみなさんには、ステッカーが張ってあるお店を利用してください、ステッカーのないお店は避けてください、ということを小池知事が繰り返し発信しています。

狭いお店が営業できなくなる
本来、知事の仕事とは何か

 こういうやり方をすると、入ったとたんに密になるような小さなお店、狭いお店はステッカーを張ることができないので、営業が衰退してしまう。このままでは営業ができない、というところまで追い込まれてしまう。つまり、小さなお店が淘汰されてしまう。これが小池知事のやり方です。
 知事がやるべき仕事は、どんなお店も感染拡大を防止できるように支援することではないでしょうか。そこをやらないで、ステッカーのないお店は避けてください、というやり方をとる。これは、知事として非常に問題だと思います。

だれでもかかりうる。これを前提に対策とる
一時的休業はしっかり補償する

 だれもが新型コロナウイルスにかかるかもしれない。このことを前提にして、きちんと対策をとる。感染対策がとれないような小さなお店は、国や都がしっかり支援していく。支援しても密の状態を解決できない場合には、一時的に休業してもらい、しっかり補償する。こうしたやり方をとっていくことがどうしても必要です。

 *6月26日と7月15日に、都立学校での感染にかかわる申し入れを行っています。個人情報保護とともに、適切な情報提供を行うことが差別の助長を食い止めることになります。
 特別支援学校での新型コロナ感染拡大防止のための検査拡充を求める申し入れ
 学校における新型コロナウイルス感染症をめぐる対応についての申し入れ

朝の訴えで
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宮本徹衆院議員と一緒に
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ビラを配布する永田まさ子東久留米市議
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by hara-noriko | 2020-08-04 23:37 | 東京都政 | Comments(0)

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