子どもたちや孫たちの世代に自然を残したい
2020年 09月 01日
「黒目川を守る会」が「市民の声を聞いて」と宣伝
8月30日、「黒目川を守る会」のみなさんが東久留米駅西口で宣伝しました。黒目川を渡る2本の都市計画道路(幅16メートルの大型道路)について、事業計画・建設をいったん止めて、改めて市民の声を十分に聞いてほしい、と訴えました。ビラを配り、署名を呼びかけ、「賛成」「反対」を問うシール投票を実施。道路計画を「知らなかった」という人が圧倒的に多く、シール投票では「反対」が圧倒しました。「黒目川を守る会」は、市議会各会派に要請し、請願も提出しています。
北村りゅうた市議と一緒に宣伝に参加
私もスピーチしました
落合川では道路計画を止めている
湧き水を守るために超党派で
みなさんご存知でしょうか。黒目川のオイカワの産卵場所にもなっている貴重な場所に、大きな道路がつくられようとしています。小さな黒目川に幅16メートルという大きな橋がかけられる。しかも2本も。こうなれば、自然の状態は大きく変わってしまいます。自然を壊してでも大型道路をつくるというこの計画は、ご一緒にストップをかけましょう。東久留米は、湧き水を守るために1本の都市計画道路の建設を中止しています。南沢の地域を通ろうとしている都市計画道路計画は止まっています。計画自体はなくなっていませんが、自然を壊さない工法が見つからないうちは止める、となっているのです。超党派で止めることができる、これが実証されています。今度は、黒目川のこの貴重な場所でも、大型道路計画を止めていきましょう。
自然・環境を守る
立場の違いを超えて一致できる
9月に行われる東久留米市議会には、署名なども寄せられるということで、今日も集めています。私たちも協力して、ぜひとも超党派で声をあげていきたいというふうに思っています。自然を守る。環境を守る。思想・信条の違いはあっても、この点では一致できると思います。立場の違いを超えて、東久留米の環境を守っていくために、「大型道路建設は反対」「川を守ろう」「水と緑を守ろう」の声を大きくあげていきたいと思います。
50年以上前の道路計画
子どもや孫たちのために環境を守りたい
大型道路計画は50年以上も前につくられたものです。今の、現在の状況に合わせて考えれば、このような道路を通すわけにはいかない。これが私は今の状況だと思っています。ぜひみなさん、子どもたちのために、孫たちのために、この環境を守っていきましょう。心から呼びかけたいと思います。
早朝から人が絶えない黒目川遊歩道
カワセミがいる オイカワが産卵する
黒目川遊歩道を歩く方々は、本当にたくさんいらっしゃいます。早朝から人が絶えません。春になりますと桜が楽しめます。障害者のみなさんや、病院に入院している方たちも、憩いの場として「桜の公園」を利用しています。「桜の公園」は、ほっと一息つける、そういう大事な場所です。住宅が多く建ってきたなかでもその環境が守られてきました。夏の夜、懐中電灯を持った親子連れがセミの羽化を観察する姿があります。公園の前を流れる黒目川の浅瀬はオイカワの産卵場所になっていたり、カワセミが来たりする。そういう大事な場所になっています。
「水と緑のまち」を標榜する東久留米市
黒目川・落合川を守ってこそ
みなさんご存知の通り、この東久留米市は「水と緑のまち」を標榜しています。だからこそ、以前、南沢の湧き水をつぶそうとする都市計画道路計画が実行されようとしたとき、「湧き水をつぶすわけにはいかない」と超党派で、市長も議会も市民もみんな一緒になって、都市計画道路をストップさせました。だったら、この黒目川、ここも本当に大事な、いまいったような場所であり、湧き水もある、こういうところをつぶすわけにはいかないのではないでしょうか。
「水と緑のまち」と市長がいうのであれば、この黒目川もちゃんと守っていく、黒目川も落合川も守ってこそ、この環境が守られるんだということを本当に心から訴えたいと思います。
「黒目川を守る会」のみなさんが、忙しいなかでこのとりくみを広げています。たくさんの署名が集まって、超党派で「黒目川を守ろう」「都市計画道路はつくるな」という声が議会のなかで大きくなるように、私もとりくみを強めたいと思います。9月に開かれる市議会には、みなさんからの署名なども寄せられるということで、今日も集めています。私たちもそこに協力をして、ぜひとも超党派で声をあげていきたいと思っています。
東久留米市の判断で中止できる
市民と議会の意思、市長の判断
東京都政の場でこの都市計画道路の問題をどう取り上げていくか。都議会議員になって3年間の大きな課題の一つでした。文書質問などを通じて質問してきました。東京都が決めている都市計画道路ではありますけれども、実際には東久留米市の意向が非常に重要になってきます。東京都の担当者に改めて聞いたところ、市としてこの道路をつくらない、そういう判断をすれば、東京都がそれを強引にすすめるというわけにはいかない、そういう道路だということをはっきりいっています。市が施工していく道路、ということになりますので、これは市民の意思と議会の意思、そして市長の判断があれば止めることができる、そういう道路なわけです。
都議会で質問
がけ崩れの危険が指摘されている
私の議会質問のなかで、わかったことがあります。それは、この都市計画道路ががけ崩れの危険がある一帯を通る、ということです。
スーパーマーケットの「マルフジ」から「洋服の青山」の前を通る道が伸びて、総合高校横の畑を突っ切り、住宅地を通り、「桜の公園」をつぶして黒目川を渡ります。そのため、黒目川に幅16メートルの橋をかける。川を渡った先には大変危険な崖があります。台風や大雨でこの崖が崩れる危険がある。東京都から危険な地域として指定されている場所です。その対策もとっていないのに、大型道路計画をすすめるというのは大変危険だということを私は指摘しました。
これに対して東京都は、そうはいっても、道路をつくりながら対策をとります、といいました。しかし、こんなあいまいな答弁では、まったく納得できません。今、毎年、毎年、台風やゲリラ豪雨など、本当に心配な状況が広がっています。こういうなかで、崖崩れが起きる危険が指摘されているその場所に、対策も取らないまま大きな道路を通そうなどという計画は、やっぱり中止をして、しっかりとこの対策こそとっていくべきだというふうに思っています。
都の土地に がけ崩れ対策を施す
市の土地に 何もいわない都の無責任
実は、同じように崖が危険だという地域があります。野火止の特別支援学校のなかにあります。ここは、東京都の土地だからということで、東京都はすぐに崖対策をやっているんです。しかし、こんどの都市計画道路のように東久留米市の土地の部分については、道路を通したいのだったらどうぞどうぞということをいっている。土砂災害警戒区域の指定は都がやっているのに、たいへん無責任ではないでしょうか。
川で遊ぶ子どもたち
東久留米の財産を壊してはいけません
私は、地域のみなさんの安全を守るためにも、この道路計画は中止すべきだと思います。ぜひみなさん、署名にもご協力ください。この東久留米の、水と緑のこのまちを守っていきましょう。
東京都のなかでも住みやすいまちとして、子育て中の人も東久留米市に引っ越しをしてきています。夏になると、川でたくさんの子どもたちが遊んでいます。今、コロナで、学校も休校になったりした時期もあり、また、遊ぶ場所も限られて子どもたちは本当にかわいそうです。そういうなかで、この黒目川や落合川は、子どもたちの成長、発達のためにも本当に大事な財産だというふうに思います。ぜひ、黒目川を守っていきましょう。この環境を守っていくことが、ここで安心して子育てできる、子どもたちや孫たちが育っていく、そういうまちを守ることになります。大きな道路をつくる。それもこの川を壊してつくっていく。私はどうしても止めなければいけないと思います。
他の会派のみなさんによびかけて
東久留米の環境を守りたい
「黒目川を守る会」のみなさん、本当にそれぞれの立場の違いを超えて、「黒目川を守る」の一点で集まっています。私は、市議会各会派のみなさんにも、都議会各会派のみなさんにも東久留米の環境を守ろうということをよびかけ、市民のみなさんと一緒にとりくんでいきたいと思っています。



by hara-noriko | 2020-09-01 01:26 | 活動日誌 | Comments(0)