コロナ対策 東京都が新しい方針   

 9月5日、東京・東久留米駅前で毎週土曜日・定例の訴えを、北村りゅうた・東久留米市議や共産党後援会の人たちと一緒におこないました。このなかで私は、東京都が新型コロナ対策の新しい方針を決めたことを紹介しました。市民のみなさんと一緒に共産党が一貫して求めてきたことです。その部分のスピーチを紹介します。

PCR検査で都が方針
高齢者・障害者福祉施設関係者に幅広く

 東京都内のコロナ感染状況を見ると、いま手を打っていくことがどうしても必要です。そういうなか、ようやく東京都が動くことになりました。介護関係の方々、障害者福祉施設関係の方々のPCR検査等に対しての支援として、15万人分30億円の予算を組む方針を決めました。共産党都議団は一貫して医療関係者・福祉関係者などの定期的なPCR検査を求めてきました。まだ十分とはいえませんが、大きな前進です。9月18日から始まる都議会第3回定例会にそのために補正予算案が提案されます。さらに前に進めるように全力を尽くしていきたいと思います。

PCR検査の目的
感染をこれ以上広げない

 「検査ばかりやってどうするんだ」という非難があります。でも、検査というのは、感染している人を見つけるという意味合いだけではありません。陽性になった方を保護することによって感染をこれ以上広げないようにする目的があります。検査を拡充することは、重要なことです。東京都もようやく一歩動いたことを力に、幼稚園・保育園、教育の関係者等に必要な検査がおこなえるようにしなければなりません。先日、宮本徹衆院議員と一緒にコロナ感染者を受け入れている病院院長にお話を聞いた際には、医療従事者・職員のPCR検査をすべて自前でやっているが、支援をしてほしい、と要望がありました。国に働きかけることも含め、取り組みを強めます。

PCR検査の抜本的拡充へ
市民の声が都政を動かしている

 経済活動もおこないながら新型コロナウイルスを封じ込めていくためのカギは、PCR検査などの抜本的な拡充だと思います。共産党都議団としては、市民のみなさんと協力して、PCR検査の抜本的拡充の申し入れを署名もつけておこなっています。1万を超える方々から賛同をいただき、さらに広がっています。こうしたみなさんの声が東京都を動かし、新しい方針に結びつきました。市民の声が政治を動かす。このことは明らかだと思います。
 日本共産党は市民のみなさんと力を合わせてコロナ対策、とりわけPCR検査などを抜本的に拡充するために、引き続き取り組んでいきます。

コロナが暮らしの状況を変えている
妊婦さん、高齢者のみなさん、子どもたち

 コロナが暮らしの状況を変えています。一日も早く安心して過ごせるようにしなければなりません。いまの状況のなかでも、以前の生活に近い生活ができるように政治が役割を果たさなければなりません。
 先日、妊婦さんから「コロナのなかでの出産は非常に心配です」という訴えがありました。補正予算案に希望する方のPCR検査も盛り込まれましたが、さらに妊娠期間中も安心して過ごすことができ、出産に臨めるような支援がどうしても必要です。
 高齢者のみなさんも深刻です。「なかなか外に出られない」「いろんな集まりもなくなってしまった」「ようやくサークルがあったが、心配で行けなかった」という声をたくさんうかがいます。「人との交流がなくなったことで認知症がすすんでいる」という声も寄せられています。
 子どもたちも、夏休みが短かった。学校が始まってみると3密の状態です。一日も早く少人数学級を実現したい。いまこそ20人学級を実現すべきときではないでしょうか。
 こうしたことも踏まえて、共産党都議団は9、10月の議会(都議会第3回定例会)で具体的な提案をしていきたいと思っています。

土曜日、駅前でPCR検査の抜本的拡充を訴えました
コロナ対策 東京都が新しい方針_b0190576_01562474.jpg
北村りゅうた・東久留米市議(右)と一緒に
コロナ対策 東京都が新しい方針_b0190576_01563054.jpg
聴覚障害者の方から「補聴器の助成について話しに来て」とお誘いが
マスクを外して口の動きを見てもらいながら対話
コロナ対策 東京都が新しい方針_b0190576_01563361.jpg
コロナ対策 東京都が新しい方針_b0190576_01563446.jpg



by hara-noriko | 2020-09-06 01:57 | 東京都政 | Comments(0)

<< コロナ禍 知的障害者に解雇通告 島の人たちが安心して生活できるように >>