補正予算案 都民の切実な声が都を動かす   

高齢者施設と障害者施設のPCR検査
職員と入所者15万人分を対象に30億円

 高齢者施設(特養などの入所施設750施設)と障害者施設(入所施設100施設)で、職員と入所者15万人分のPCR等検査予算30億円が、都議会第3回定例会(9月18日から)に提出される補正予算案に計上されました。感染が広がるともっともリスクが高い施設に対策をとるというもので、私たち共産党都議団は早い段階から一貫して求めてきました。ようやく一歩前進です。

さらに拡充求める
 しかし、医療機関、保育園、学童保育、放課後等デイサービス、高齢者や障害者の通所施設、学校などの教育現場の定期的な検査も必要です。学生の実習なども含め、さらに求めていきます。

高齢者のインフルエンザ予防接種
実費負担ゼロで受けられる

 新型コロナウイルスの収束の見込みが立たないなか、これからインフルエンザの流行が心配される季節を迎えます。コロナとインフルエンザが重なり、高齢者のみなさんの健康も心配、そして医療機関の対応も大変です。ある病院の院長先生にお話をうかがったところ、「前倒しでインフルエンザの予防接種をスタートして、備えていきたい」と話されていました。
 今回予算化されたのは、65歳以上の方と、60~64歳で基礎疾患がある方は、インフルエンザの予防接種を実費負担ゼロで受けられるというもの。共産党都議団でもかねてから要望してきましたが、大事な前進となりました。さらなる対象拡大にとりくみます。

家族や保護者がコロナに感染したとき
在宅の高齢者・障害者・子どもの受け入れ体制整備

 家族や保護者がコロナに感染した場合の、在宅の高齢者・障害者・子どもの受け入れ体制を整備する区市町村への支援、医療機関における子どもの一時保護委託の実施が盛り込まれました。このことも本当に切実で、たくさんの声が寄せられていました。

区市町村が実施すれば支援する、と
地域間格差が出ないよう改善が必要

 一歩前進ですが、区市町村が実施すれば支援するということなので、区市町村次第ということになってしまいます。地域間格差が出ないよう、改善を求めつつ推進したいと思います。
 ちなみに、杉並区では保育園跡地を活用して、3700万円余の予算ですでに、実施しています。実際に、両親が感染した子どもさんが利用。また、場所を変えることが困難な人には、自宅にヘルパーを派遣するという利用もできます。

都民の声をもっと都政に届けたい
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by hara-noriko | 2020-09-15 00:56 | 東京都政 | Comments(0)

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