都政 都民の運動がつくった新しい変化
2020年 10月 14日
PCR検査で前進
障害者や高齢者の施設でもできる
新型コロナ対策で必須のPCR検査。検査を徹底しておこなって、無症状の感染者の方を見つけて保護し、感染を広げないことが大事だ、ということで共産党都議団は取り組んできました。全都的にも署名が2万人以上から集まり、それも力にして都議会で議論してきました。
みなさんご存知の通り、障害者や高齢者の入所施設などで検査ができるということになりました。同時に、私たちも代表質問で取り上げて、答弁をもらったなかでは、通所施設やショートステイ、こういうところでも判断して使うことができる、というところまで大きく前進してきました。
運動があったからこそ
知事も「検査の強化が必要だ」
これはやっぱり、運動があってこそ。小池知事は、検査の拡充強化が必要だとはなかなかいいませんでした。ようやく「1万件の検査をめざす」といい、今議会でも「検査の強化が必要だ」といいましたので、これは大きな変化です。それも運動が動かしたことだと思います。
保健所が足りない
コロナ禍で困難さがはっきりあらわれた
もう1つは、保健所の問題です。かつて多摩地域には31カ所の保健所・保健相談所がありました。都はこれを統廃合して7カ所まで減らしてしまいました。清瀬市・東久留米市の人たちは小平市にある保健所まで行かなければなりません。保健所が遠い!しかも、小平・東村山・清瀬・東久留米・西東京の5市で1カ所しかない、人口は70万人をこえています。コロナのなかで困難さがはっきりあらわれました。
「保健所をふやしてほしい」
都内各地で運動が広がる
この保健所についても、各地で運動が始まっていることを共産党は代表質問で指摘しました。「日野市、調布市、武蔵野市、東村山市、東久留米市、清瀬市をはじめ、都内の多くの地域で、保健所を増やしてほしいという運動が広がっています。知事は、この都民の要望を、どう受け止めていますか」と。
知事「検証したうえで、あり方を検討する」と答弁
担当局長も「保健所の取り組みを検証する」
そのなかで非常によかったのは、保健所については「今回の感染拡大から収束に至るまでの保健所の取り組みにつきまして検証したうえで、そのあり方を検討してまいります」と知事が答弁しました。
担当の福祉保健局長も、各地で運動が広がっていることについて「保健所に対しさまざまなご意見があることは承知しております」と答弁し、知事と同じように「今回の感染拡大から終息に至るまでの保健所の取り組みについて検証してまいります」といっています。
「検証」を増やす方向につなげたい
運動が変化つくりだす
ですから、私たちはこの「検証」を、保健所を増やす方向につなげるようにしていきたいということを考えています。公明党の代表質問でも、多摩地域の保健所が足りないということを取り上げています。この保健所問題は、運動が始まったことによって新しい変化が生まれてきています。ご一緒に今後につなげていきましょう。
by hara-noriko | 2020-10-14 23:46 | 都政報告 | Comments(0)