私の思い   

 清瀬市や東久留米市で、国政懇談会、市政報告懇談会が開かれています。私も参加して都政報告を続けています。総選挙がいつになるかはわかりませんが、東京都議会議員選挙は来年の6月です。3年前の都議選で初当選したことを振り返りながら、いまの気持ちをお伝えしています。

草の根でがんばる市民
その声を実らせるのが政治の役割

 市民のみなさんや共産党市議団のみなさんが、草の根でがんばっていらっしゃることが、宮本徹衆院議員や私の質問のもとになっています。市民の声を実らせるのが政治の役割だと思ってやっています。

大阪市廃止を否決
示された市民の力

 大阪市廃止の是非を問う2回目の住民投票(11月1日)で、再び「反対」が上回り、大阪市の存続が決まりました。やっぱり住民の力が政治を動かしていることがよく分かります。

核兵器禁止条約発効へ
命を削って訴えた被爆者の力

 核兵器禁止条約も、はやいテンポで50カ国が批准して、来年の1月には発効します。これには本当に感動しました。被爆者のみなさんが命を削ってがんばってきた。これがいよいよ実る。核兵器の使用と威嚇は違法になります。これが世界の流れなんだということがよくわかります。

禁止条約に背を向ける菅政権
政権を代えて条約に署名する政府を

 そういうなかで今の日本の政治はどうなのか。菅義偉政権は核兵器禁止条約に背を向けています。やっぱり政権を代えて、条約に署名し批准できる政府をつくらないとダメだということを、いまいちばん感じています。唯一の被爆国なのに、核兵器禁止条約に背を向けるなんて、あってはならないことです。ここをみんなの力で変えていきたい。

総選挙
市民と野党の共同で宮本徹さんを押し上げたい

 総選挙がいつあるか分かりませんが、この地域(衆院東京20区=清瀬市、東久留米市、東村山市、武蔵村山市、東大和市)で宮本徹さんを押し上げることが、政権交代のカギになっていると思います。9月20日に東久留米市で「東京20区市民連合」の結成集会が開かれました。立憲民主党の菅直人(かん・なおと)衆院議員(前首相)や共産党の宮本徹衆院議員が参加して、決意を語りました。菅さんは「宮本徹さんを小選挙区で勝たせることが政権交代につながる。何としてもがんばりぬきたい」と強調されました。宮本さんも「政権交代をめざして小選挙区で勝ち抜くために、みなさんと力を合わせて全力をあげたい」と決意を語っています。
 本当にそうだと思います。共産党が比例でも前進するし、この衆院東京20区で宮本さんを押し上げる。ここが政権交代の要だと思います。私も全力をあげます。

市民の取り組みを力に
国政・都政・市政をつないで政治を変える

 東京都議会議員選挙は、来年6月にあります。ですので来年は、みなさんと力を合わせて、国政・都政・市政をつないで政治変えていく、そういう年にしたいと思っています。PCR検査の拡充の問題では、みなさんの署名もたくさん集まっています。共産党都議団は、署名を力に論戦をして、障害者や高齢者の施設も、通所施設であっても、グループホームでも、また特別支援学級などもが東京都の全額補助でやれることになりました。大きな一歩です。

東久留米市の公立保育園全園廃止計画
なんとしても食い止めたい

 前回の都議選で初当選したときのことを振り返ると、東久留米市で大きな問題になっていたのが、市立しんかわ保育園の廃止問題でした。いまもこの問題は続いています。しんかわ保育園の廃止を皮切りに、公立保育園を全園廃止するという並木市政の計画。これをなんとしても止めたい。国政・都政・市政で連携して食い止めたい。そういう思いで訴えました。定数2の北多摩4区(清瀬市・東久留米市)には共産党の議席はありませんでした。私は、「都政の壁をみんなで超えよう」と訴え、力を合わせて当選を果たしました。

都議会決算特別委員会で保育について質問
都内では公立と私立が共存して保育を支えている

 公立保育園を守るという点では、都政の壁は相当厚いということも実感しています。でも何とかそこを突破をしたいと思って、先日、決算特別委員会で保育問題を質問しました(10月23日)。私の所属は総務委員会です。厚生委員会ではないので、保育の問題を質問する機会はなかなかありません。今回はチャンスだと思って保育問題を取り上げました。質問で何を明らかにしたかったかというと、公立保育園と私立保育園が共存して、東京都の保育は支えられているんだということです。

都内 公立保育園の85%が障害児保育を担う
都内の多くの自治体に公立保育園がある

 東京都では、公立保育園の85%が障害児保育をやっています。私立もがんばっているんですけれども、57%です。公立保育園が障害児保育を積極的に受けていることは明らかです。医療的ケアが必要なお子さんは圧倒的に公立保育園が担うというのが東京都全体の状況です。23区では公立保育園が1園もないところはどこもありません。そういう意味でも、保育をしっかり守って、待機児を解消してくためには、公立保育園をきちんと維持していくというのは、本当に重要なんだということをこの質問のなかで明らかにさせたくて質問をしました。

みんなが安心して暮らしていけるように
「公」の役割を後退させていけません

 実は昨年度、港区で、医療的ケアが必要な子どもたちを受け止めるために、新たに公立保育園(公立で運営は社会福祉法人)をつくっています。こんど港区に視察に行ってきます。いちばん弱い立場に置かれている人たちをきちんと受け止めるということでは、「公」の役割を後退させちゃいけないんだ、ということです。
 菅政権が、本当に困ったら公助だよといういい方をしています。しかし、みんなが困らないように安心して暮らせるように、政治は役割を果たさなければいけない。ここに公助の意味がある。東京都内の保育の状況をみても、実感できるところだと思います。

公立保育園の存続
正面に掲げてとりくむ

 公立保育園をすべてなくす。東久留米市の計画は本当におかしいことで、かなり特異な事態です。ですから、みなさんと一緒に、世代や立場の違いを超えて、「東久留米の子どもたち守ろう」ということで、公立保育園存続を正面に掲げてとりくんでいきたいと思っています。
 市内には「公立保育園をなくすな」というねばり強い運動があって、お母さん・お父さんたちが頑張っています。先日、永田まさ子市議と一緒に何人かのお父さん、お母さんたちとも話をしました。どうやって子どもを守ろうか、とがんばっているお父さん、お母さんたちの声にしっかり応えてやっていかなければいけないと思っています。

学童保育についても質問
安定して保育を受け続ける権利を守る

 いま、清瀬市でも東久留米市でも、学童保育の指定管理者制度の導入や民間委託の問題が大問題になっています。清瀬で行われた学習会にも共産党市議団のみなさんと参加させていただき、決算特別委員会で質問しました(10月23日)。そもそも、子どもたちには安心して学童保育での保育を受け続ける権利があります。これは、国が定めた運営指針にも一番に書かれています。安定して保育を受け続ける権利を勝手に歪めていく。これは絶対にあってはならないことです。東京都の責任も重大だと思っています。

市が直営で行う学童クラブ
都が支援する仕組みを確立したい

 いま東京都は、「都型学童クラブ事業」を推進しています。補助金をふやして学童クラブを支援するものですが、対象になるのは、株式会社など民間事業者です。私は区市町村直営の学童クラブへの支援もすべきだと求めました。
市民のみなさんの声を都政にしっかり届けていく。その役割を果たしたい。決意を新たにしています。

朝、駅前で都政報告
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宮本徹衆院議員(左)の国政懇談会
私も参加して思いをのべました。
右は、永田まさ子・東久留米市議
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秋点描
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by hara-noriko | 2020-11-08 16:05 | 都政報告 | Comments(0)

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