コロナ対策 正念場   

共産党はなぜ特別委員会の設置を求めたのか
都民ファ、自民、公明、みらいが反対

 12月の都議会が終わりましたが…
 コロナ感染が大きくひろがるもとで、何より思ったのは、やはり特別委員会を設置すべきだった、ということです。共産党都議団は、議会の最初のころにも特別委員会を設置して補正予算などを知事出席のもとで審議すべきと提案しましたが、議会最終日には、議会の閉会中にもいつでも知事出席のもとコロナ対策を検討できるよう、特別委員会設置を提案しました。しかし、都民ファースト、自民、公明、みらいが反対し、通りませんでした。なぜ、この期に及んでも反対なのか…。

議会を閉じている場合ではない
緊急事態 議会の役割が問われている

 たとえば、今議会の最終日に、飲食店・カラオケ店の時短営業に伴う協力金の補正予算が出ましたが、時短営業期間は1月11日までです。その時点でコロナの状況がどうなっているのかを見て、検討し、次にどういう対策をとっていくのか、特別委員会を設置しておけばすぐに対応できます。議会として、この緊急事態に役割をどう果たすのかと考えたとき、議会を閉じている場合ではない、と思います。

知事の時短営業要請
年末のかきいれどき 現状でいいのか

 とくに、知事が「短期集中」と強調して時短営業も要請しましたが、はっきりいって十分成功したとはいえません。現に感染はふえています。12月18日からは、アルコールを出す飲食店とカラオケ店に時短の協力を同じようにお願いしていますが、協力金は100万円にふやしました。そのことはよかったのですが、本当にかきいれどきの年末年始に100万円でいいのか? 1事業所に100万円でなく、1店舗に対しだすべきではないのか? 全日でなく部分的でも協力を得られればそれに応じた協力金をだすべきでは? アルコールを出すお店だけでいいのか? 夜10時以降という時間設定でいいか? 条件に該当しないお店も営業が大変になっているなか、事業者全体への補償をすべきではないか?…課題は山積しています。

補償ではなく協力金、と知事
事業者には時短と補償をセットで

 知事は、補償ではなく、あくまで協力金だと強調していますが、そこが問題だと思います。こういうことを議論し、どんどん効果的な対策をうっていくことが必要なのです。
 検査を十分におこない、早期発見、早期対応を徹底する。医療機関に直接支援をおこない支える。事業者には時短と補償をセットにする。このことを徹底していくため、共産党都議団は議会終了してすぐに知事に申し入れも行いました。
 引き続き、コロナを収束に向かわせるため、力を尽くしていく決意です。

共産党 シルバーパスの改善を提案
都民ファ、自民、公明などが反対

 共産党都議団は、コロナのもとでも、都民のくらしを応援し、すぐに役立つ5つの条例提案を行いました。このなかで、シルバーパス条例は今期2回目の提案を行いました。3000円パスを設けるなど、所得に応じてパスを買えるようにする、都県境でも使えるようにする…というものです。しかし、生活者ネットの賛同はいただいたものの、都民ファ・自民・公明、立憲、みらい、自由が反対で否決。しかも、反対理由の発言もありませんでした。シルバーパスの改善は市長会からも要望されている、まさに超党派の課題です。来年6月の都議選まで定例会はあと2回。各会派が問われています。共産党都議団は、実現を強く迫っていきます。

清瀬・東久留米で都政報告をつづけています

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宣伝カーによる街頭からの訴えも始めました
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by hara-noriko | 2020-12-22 12:07 | 東京都政 | Comments(0)

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