コロナ危機の中 都民の声が政治動かす
2020年 12月 28日
清瀬市・東久留米市で
清瀬市と東久留米市でまちかどスピーチを始めました。共産党清瀬市議団、東久留米市議団のみなさんと一緒に宣伝カーでまわり、短時間、テーマを絞って訴えています。国政、コロナ対策、地域医療の拡充、シルバーパス改善についてお話しした内容を紹介します。
来年は希望ある年にしたい
コロナ危機を乗り越えるために全力尽くす
日本共産党の都議会議員、原のり子です。ことし1年たいへんお世話になりました。コロナ危機を乗り越えて、来年は希望のある1年になるように私たち日本共産党、全力を尽くしてまいります。
「桜を見る会」前夜祭 深まる疑惑
安倍前首相の責任逃れは許されない
先日は、久しぶりに安倍前首相の声を聞きました。「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)をめぐる疑惑は、ますます深まったのではないでしょうか。形ばかりの「おわび」をしていましたけれど、ずっとうその答弁をし続けてきた、その責任の重さを安倍さんはまったくわかっていないと思いました。責任は秘書になすりつけて、これで終わろうというのでは、とっても納得できません。
ウソがまかり通る政治を変えたい
宮本徹衆院議員とともに
私は、こうしたウソがまかり通る政治を変えなければいけないと思います。ウソがまかり通ってしまうのでは、政治が危険な道に進んでしまいます。来年は、必ず総選挙がおこなわれます。日本共産党はこの地域で、宮本徹衆院議員(比例東京ブロック・東京20区の予定候補)を先頭に、そして野党の連携をしっかり強めて、野党連合政権を実現できるように全力を尽くします。当たり前の政治を、みなさんご一緒に実現していきましょう。 来年は、夏に都議会議員選挙がおこなわれます。都政も国政も切り替えていく、そういう年にしたいと思っています。
コロナ危機のなかではっきりしたこと
みなさんの命と暮らしを守るのが政治の責任
私は3年半前に、この地域から都政に送り出していただき、みなさんの声をまっすぐ届けようと取り組んできました。いま、コロナ危機という状況になって、みなさんの命と暮らしを支えることこそ政治の責任だ、ということを痛感しています。そして、みなさんの声が政治を動かしていることを報告したいと思います。
コロナ対策 何が必要か
PCR検査を徹底していく
新型コロナウイルス対策で、いま何がいちばん必要か。いままで菅首相や小池都知事は、みなさん気をつけてください、感染しないように、感染させないようにしてください、ということをいい続けてきました。このような自己責任を押し付けるやり方では、コロナは乗り越えられません。なぜなら、コロナはどんなに気をつけていても感染する場合があるからです。感染していても無症状で気がつかない場合もある。だから、感染した人の責任にはできないのです。
そういうなかでいちばん必要なのは、PCR検査を徹底することです。いつでも誰でも検査が受けられる。もし感染していたらすぐに保護されて治療を受けられる。これを徹底していくことによって、これ以上感染を広げないようにする。
3万人余の署名でPCR検査の拡充が一歩前に
15万人を対象に検査できることに
この間、都民のみなさんから3万人以上の署名が緊急に集められて、PCR検査の抜本的な拡充が一歩進むことになりました。障害者や高齢者の入所施設については、15万人を対象に検査がおこなえます。また、50億円をつけて(障害者や高齢者の)通所施設や特別支援学級でも、市区町村が必要だと認めれば検査がおこなえます。そういう道をみなさんと一緒にひらくことができました。
都の検査は1日1万件程度
6万8000件の能力をフルに活用すべき
いよいよPCR検査を徹底しておこなうべきときにきています。ところが東京都は、多いときでもPCR検査を1日に1万件足らずしかやっていません。東京都の能力は1日に6万8000件の検査ができるのにその水準です。ここに大きな問題があります。検査を十分におこなうように、そして一日も早く感染を止められるように、力を尽くしたいと思います。
議会を閉じていていいのか
特別委員会設置 自民・公明・都民ファなどが反対
感染を止めるために議会は何をやれるのか。それを考えて、日本共産党都議団として提案してきました。都議会に特別委員会を設置して、小池知事にも出てきてもらって、いつでもコロナ対策の議論ができるようにしよう、という提案です。
ところが自民党、公明党、都民ファーストなどが反対して特別委員会を設置できません。こんなにコロナが深刻なときに、議会を閉じていていいのか。共産党都議団は小池知事に申し入れをして、PCR検査の抜本的な拡充などを求めているところです。
都の新たな協力金
まだまだ不十分
さらに、商店のみなさんも年末年始、年を越せるか、営業を続けられるか、みなさんご心配だと思います。
いま東京都は、午後10時以降営業をしていてアルコールを出す飲食店について、時間短縮に協力してもらった場合、1月11日まで実施すれば100万円の協力金を出す、ということを決めました。これには私たちも賛成しましたが、まだまだ不十分だと思っています。アルコールを出すお店、夜10時以降の営業をしている、と限定する。さらに1月11日までの期間いっぱいすべて協力しなければ協力金はださないというやり方です。この線引きは問題ではないかと思います。
営業時間短縮と補償をセットに
お店や事業者が協力できるやり方で
変な線引きをしないで、営業自体がたいへんになっているお店や事業者をちゃんと支援する。短縮をお願いするのだったら補償することが必要です。
愛知県では、全部の期間協力できなくても、自分が協力できる期間で協力すれば、その分の協力金を支払うやり方をとっています。東京都も、こうしたやり方はできるはずです。
「補償ではありません」と小池知事
補償 都にも国にも足りない
ところが小池知事は、「補償ではありません」とはっきりいいました。これが間違っているんです。営業しているみなさんをちゃんと補償していく。そのことがいま、求められています。東京都にも政府にも足りないのは、この補償です。都民のみなさんの命を守る。町を支えている事業者のみなさん商店のみなさんの営業を守る。この立場から共産党は、「しっかり補償を」という取り組みを強めていきます。
広がる「保健所を増やして」の声
都も「保健所のあり方を検討する」
コロナ対策のなかで、いろいろな動きが出てきました。都民のみなさんの声が動かしています。「保健所が足りない」という問題が大きな声になっています。この地域でも、多摩小平保健所は花小金井という遠い場所にあって、しかも70万人もの人が対象ですから、保健所も疲弊しています。この地域の声もなかなか届きません。
ようやくここにきて、東京都も「今後の保健所のあり方を検討する」といい始めました。自民党政治のもとで減らされてきた保健所を復活させる。増やしていく。これは大きな課題になっています。
多摩北部医療センターに産科を
お産ができる病院がない 清瀬・東村山
そしてもう1つ。多摩北部医療センター(東村山市青葉町)をはじめ、都立・公社病院を、東京都の手から離して独立行政法人化する計画にストップをかけなければなりません。
多摩北部医療センターは、都立清瀬小児病院廃止後の受け皿となった大事な病院です。小児科や小児救急もおこなってきました。清瀬市ではお産ができる病院がなくなってしまいました。その受け入れも、多摩北部医療センターでやってほしい。この声が大きくあがっています。実は東村山市でもお産ができる病院がなくなってしまっているんです。
多摩北部医療センターはいま、改築の時期を迎えています。共産党は、東京都の責任で産科を設置できるように求めています。
この問題も、来年6月の都議会議員選挙で大事な争点になります。みなさんと一緒に病院を守って、命と暮らしを支えていく当たり前の都政を実現するために全力を尽くします。
シルバーパス改善へ2回の条例提案
広がる都民の声と運動 必ず実現へ
私は3年半前、シルバーパスの改善を公約しました。1000円か2万510円のパスしかない。都県境では使えない。これをだれもが使えるようにしよう。私は共産党都議団として、シルバーパスの改善条例案を2度にわたって提案してきました。所得125万円以上の方が負担する2万510円の負担を所得に応じて軽減する。住民税課税で所得125万円超200万円以下の方を対象に3000円パスを発行する。多摩都市モノレールやゆりかもめで使えるようにする。都県境のバス路線でも使えるようにする。
残念ながら自民党、公明党、都民ファースト、立憲民主党などが反対しました
当たり前の声が通る都議会に
引き続き都政の場で働きたい
私は、当たり前の声が通る都議会にしなければならないと思っています。「シルバーパスを改善してほしい」という都民の声は、党派を超えて確実に広がっています。この声と運動をさらに広げていくためにも、私は引き続き都政の場でしっかりと働きたいと思っています。
右から2人目は佐々木あつ子市議
左から2人目は山崎美和市議
by hara-noriko | 2020-12-28 08:59 | 都政報告 | Comments(0)