新春スピーチ コロナ対策「2つのカギ」   

共産党清瀬市議団と一緒に

 1月4日朝、共産党清瀬市議団、後援会のみなさんと一緒に清瀬駅前で新春の訴えをしました。市議団5人全員(佐々木あつ子、原田ひろみ、深沢まさ子、山崎美和、香川やすのりの各氏)が参加。私は、コロナ対策の「2つのカギ」についてスピーチしました。スピーチ後の新しいニュースも含めて、紹介します。

 新しい年になりましたが、新型コロナウイルスの感染が広がるなか、不安を抱えながら出勤されている方もたくさんいらっしゃると思います。私たち日本共産党は、昨年にひきつづいて、コロナ収束にむかうための取り組みに全力を尽くしていきたいと思っています。

増え続ける新型コロナの感染者

 昨年末、大晦日には東京の新規感染者がこれまでの最高、1337人となりました。これは本当に深刻だ、とだれもが実感したのではないかと思います。医師会の尾崎治夫会長は、新規感染者が1日1000人を超えると医療関係が厳しくなる、対策が必要だ、と繰り返しいっていました。それが1300人余と大変な状況になっています。年が明けても、休みの期間であるにもかかわらず感染者が多いという事態です。

声を上げ都政動かす

 私たち日本共産党は、PCR検査を徹底的に拡充して感染をくい止めるべきだ、と一貫して主張し取り組んできました。そうしたなかでPCR検査についても、一定程度拡充させることができました。高齢者や障害者の入所施設については、負担なくいっせいに検査することができるようになりました。また通所施設についても、区市町村が必要と認めれば検査できるところにまでになりました。これを徹底的にすすめることが、いま求められています。
 しかし、小池知事が「必要な検査は行われている」という認識だったために、PCR検査が非常に遅れています。1日あたり6万8000件の検査ができるのに、多いときでも1万件を少し超える程度です。検査を抜本的に増やしていく。そのことによって感染を広げない。医療機関を支えていく。これがいま必要なことです。

コロナ対策の王道は

 検査を増やせば感染が止まるのか。医療機関を助けることになるのか。そんな声もあります。検査をいっせいに、また定期的におこなうことによって、重症化を抑え込んでいく。無症状の感染者が多いという特徴なので、無症状の感染者を把握して保護していく。早め早めに対策をとっていくことが感染を広げない大きなカギになっています。この王道をしっかり進むことが大事です。そうすれば、コロナを収束させることができると提起しています。

自己責任では解決しない

 コロナは無症状の感染という場合もあり、どんなに気をつけていても感染する場合がある、というのが特徴ですから、自己責任で「気をつけなさい」というだけの対策では、とても間に合いません。ですから私たち日本共産党は、PCR検査を抜本的に拡充すること、医療機関をしっかり支援していくことを訴え続けています。
 昨年12月30日におこなわれた小池知事の会見では、感染者が大きく増えるだろうという見込みであったにもかかわらず、みなさん注意してください、若い人が行動を見直してください、というものでした。この期に及んでも自己責任を求めるだけなのか。唖然としました。

緊急事態宣言 何をやるかが大事

 とうとう1月2日には、1都3県の知事が国に緊急事態宣言の発出を検討するよう要請しました。菅首相は4日の年頭会見で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県を対象に、緊急事態宣言の再発令を検討することを表明しました。
 緊急事態宣言になったとしても、何をやるかが大事です。都は酒類を提供する飲食店などに午後10時までの営業を要請していますが、これを午後8時までに早める、対象を飲食店全般に広げるなどを1都3県で実施できるかどうかで協議しています。
 そうであれば、きちんと補償をおこなうのでなければ、実効性のあるものにはなりません。これまでの対策を見ればはっきりしています。

PCR検査の拡充と補償をセットで

 中身のある対策をとる。医療機関に対する支援をしながら、保健所への対策強化をしながら、PCR検査を抜本的に拡充する。いっせい検査・定期検査をおこなえるようにする。これがまず1つのカギです。
 もう1つのカギは、お店などに休業や時間短縮を要請するにあたっては、きちんとした補償をすることです。これは欠かせません。「お店を閉じて協力したくても補償がないからなかなかできない」という声があがっています。「もう持ちこたえられない」といっている小さなお店もたくさんあります。コロナ後に安心して暮らせる社会をつくっていくためにも、地域でずっと営業してきた欠かせないお店をしっかり支えながらコロナ対策を実施することが必要です。自粛や時間短縮などを求めるのであれば補償する。

スピードが大事

 検査の抜本拡充としっかりとした補償。政治の光をしっかり当てる。大事なのはそのスピードです。私たち日本共産党は、その実現のために引き続き全力をあげます。

共産党清瀬市議団と一緒に新春の訴え
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(左から)佐々木あつ子市議、香川やすのり市議、原のり子、
山崎美和市議、深沢まさ子市議、原田ひろみ市議
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コロナ危機の打開へ―共産党の志位委員長

 日本共産党の志位和夫委員長は4日、「2021年党旗びらき」であいさつし、「コロナ危機をどう打開するか―2つの根本的転換を求める」ことなどを訴えました。ぜひ、動画をご覧ください。


志位委員長あいさつのテキスト

by hara-noriko | 2021-01-04 22:31 | 都政報告 | Comments(0)

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