清瀬特別支援学校の保護者が都教委に要請   

2つ署名を提出
私も同席


 1月12日、清瀬特別支援学校の保護者の方々による、東京都教育委員会への要請に同席しました。「清瀬特別支援学校建て替え工事に伴う仮設校舎に関する要望書」(838署名)、「東久留米特別支援学校開校に関する要望書」(826署名)を提出し、保護者の方が趣旨を説明。担当課長らと意見交換を行いました。私は、地域の都議として保護者の方のお話しをうかがい、同席。また一緒に、文教委員長の河野ゆりえ都議、文教委員のとや英津子都議にも参加してもらいました。

清瀬特別支援学校建て替え工事に伴う仮設校舎に関する要望
グラウンドや体育館などを設置してほしい


 清瀬特支は、2023年度から4年間、校舎建て替え工事に伴い仮設校舎で過ごすことになります。仮設校舎は、現在地からはかなり離れた中里都営住宅の敷地。保護者のみなさんは、たとえ仮設であっても、子どもたちにとってかけがえのない時間を過ごす場所。グラウンドや体育館などを設置してほしいと要望しています。
 都教委は、仮設の場合、体育館やグラウンドまでは難しいが、多目的室の整備や運動できるスペースをどのぐらいとれるか、今後設計をつめていく中でできる工夫をしていきたい、と話しています。

東久留米特別支援学校開校に関する要望
安心してバス利用できるように


 清瀬特別支援学校の高等部の生徒は、4月から新設される東久留米特別支援学校に学籍異動します。高等部の生徒は、一人通学ができるようになるまでの間、状況に応じてスクールバスを利用できるとなっていますが、東久留米特支ではどうなのか。
 これについては、学校と話し合い、必要な場合には認められると。とやさんが、2018年の決算特別委員会で、高等部の生徒のスクールバス利用について、生徒と保護者の状況をみて決めていくとの教育長答弁があったことも指摘。保護者の方からは、道順は覚えられても、音に敏感なのでクラクションや犬の吠える声、工事の音などが突然あったときに、混乱し思わぬ方向に行ってしまったりする場合もある、などの子どもさんの特性も具体的に話されました。必要な生徒が安心してバス利用できるように確認しました。

東久留米特別支援学校
迎えの車が駐車できるスペースを


 また、放課後等デイサービスの迎えの車が学校敷地内には入れず、学校外に車を置いて迎えをすることになろうとしていることについて、学校の周りは川があり、小金井街道もあり障害をもっている子どもにとって危険がたくさんあることをふまえ、対応してほしいと要望。とやさんからも、他の特支で、時間などの工夫をして敷地内での迎えをしているなど対応も紹介されました。保護者の方からは、放課後の活動も子どもたちにとって大事な活動であり、切り離せない、と訴えがありました。都教委としても、しっかり受け止めての対応を求めました。

保護者の方が直接話をする意義は大きい
私も引き続き働きかける


 やはり、保護者の方が直接話をする意義は大きいと実感しました。担当課長らも真剣に話を受け止めてくれました。短期間で集められた署名の重みもズシリ。良い方向に進むよう、私も引き続き働きかけます。


【東京都立清瀬特別支援学校建て替え工事に伴う仮設校舎に関する要望】

東京都教育長 藤田裕司 殿
東京都立清瀬特別支援学校 保護者の会

 東京都立清瀬特別支援学校には日頃よりご理解ご支援を賜り感謝申し上げます。
 本稿は昨年創立40周年を迎えました。そして令和5年度から4年間、校舎建て替え工事に伴い仮設校舎で過ごすこととなります。
 現在の公社は老朽化に加えて、生徒数が年々増えていることにより、狭く使いにくい環境となっています。建て替え工事が行われることはとても喜ばしく思っております。
 一行、仮設校舎で過ごす4年間に不安もあります。現在の学校生活と同等の活動ができる環境を整えていただきたく、以下の点について要望します。


 1、仮設校舎内に雨天など屋外で活動が困難な日でも運動や式典ができるスペースの設置を要望します。
 2、屋外で運動ができるグラウンド設置を要望します。

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【東京都立東久留米特別支援学校開校に関する要望書】

東京都教育長 藤田裕司 殿
東京都立清瀬特別支援学校 保護者の会

 東京都立清瀬特別支援学校には日頃よりご理解ご支援を賜り深く感謝申し上げます。
 本稿は昨年創立40周年を迎え、来年4月には東久留米特別支援学校に高等部の生徒が学籍異動します。
 現在、通学はスクールバスを利用し、安心安全に登下校ができています。また、放課後デイサービスの利用時には学校の敷地内まで事業所の車両が入ることができるので、スムーズな送迎が行われています。
 高等部の生徒は自力で通学できるケースも多くなる一方で、障害の特性や個々の状態により自力での通学が困難なケースも少なくありません。様々な事情で家庭での送迎も困難である、また登校支援などのサービス利用も人手不足などの理由により十分な活用ができないなどの現状があります。
 移転先の東久留米特別支援学校は交通量の多い小金井街道に面しているため、危険もあります。このことから、放課後デイサービスの送迎につきましても、学校敷地内から車両に乗せても移動ができないことで、人員の増員をせざるを得なくなります。さらに、近隣の駐車スペースの確保に金銭的負担が増えることも予想されます。放課後の居場所であるデイサービスは、障害をもつ子どもたちの心のよりどころであり、社会性を身に付けるなど、特別支援学校と同様になくてはならないものとなっています。
 障害をもつ子どもたちが、安全に通学ができ、放課後活動にも安心して参加できるよう、以下の点について要望します。


 1、東久留米特別支援学校での通学も希望者はスクールバスを利用できることを要望します
 2、放課後デイサービス送迎時の車両用駐車場を東京都の負担で確保していただくことを要望します。(例:近隣の月極駐車場や商業施設の駐車場の一部を借り上げなど)

川岸の朝霜
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by hara-noriko | 2021-01-16 01:05 | 活動日誌 | Comments(0)

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