保健所の復活を求めて   

保健所の復活を求める署名を都知事あてに提出
清瀬・東久留米両市議団のみなさんと一緒に


 2月18日、私は、清瀬・東久留米両市議団のみなさんと一緒に、清瀬・東久留米地域への保健所復活を求める署名1193人分(第1次分)を、都知事あてに提出しました。

コロナ禍のもとで保健所の役割実感
多摩地域 かつては17カ所 いま7カ所


 かつては、多摩地域の保健所は17カ所。清瀬・東久留米地域にも保健所がありました。しかし、現在は7カ所。清瀬と東久留米は、多摩小平保健所が担当しています。多摩小平保健所は5市を対象にしており、その人口は74万人を超えます。そのうえ、距離も遠い。こうしたなか、新型コロナの感染が広がり、「保健所に何回電話してもつながらない」などの声が多く聞かれました。改めて、もっと保健所が身近にあることが必要だと多くの人が実感しています。

東久留米市・清瀬市地域に保健所復活を
医師・保健師・職員を増員し、保健所の体制強化を

 そうした状況のもとで、今回の要望項目はふたつ。東久留米市・清瀬市地域に保健所を復活すること。医師・保健師・職員を増員し、保健所の体制強化を図ること。
 対応していただいた福祉保健局保健政策部の富山貴仁・保健政策課長は、「市民のみなさんの声をしっかり受け止めたい」と述べ、コロナ対策のこれまでのとりくみを検証しつつ、保健所の今後の在り方を早急に検討していきたい、と語りました。また、保健所の仕事には専門性が必要であり、来年度11人保健師をふやし、多摩小平保健所にも感染症対策として2人増員する予定。それでも保健師の人数は足りていないことはよくわかっている、さらに努力したい、とも述べました。

市民の切実な声とともに
保健所への感謝も


 やりとりのなかでは、市民の切実な声を市議のみなさんが発言。「保健所が区部と違って広域なため、在宅療養の感染者の情報が各市と共有されていない」「保育園など施設等での感染防止対策や、感染が出たときの対応など、専門的なアドバイスをしてくれる保健所が頼り。そういうときにすぐに電話がつながらず、不安だったとの声が寄せられている」などなど…。同時に、保健所のみなさんが、大変ななか本当に頑張ってくださっていることにも感謝が伝えられました。
 課長からは、「いちばん市民に近い議員のみなさんからの切実な声が寄せられたと思っています」「保健所と市の情報共有については、市としても感染した方をケアしていきたいという思いだと思うので、意識していきたい。担当部にも確認していきたい」「医師、保健師をふやしていくために努力をしていきたい」と。

私は障害者健診の再開などの検討を求める
今後につながる大事な要請に


 このほかにも、保健所への応援体制や通常業務の継続など大事なやりとりもありました。私からも、障害者健診の再開などの検討を求めました。
 全体として、今後につながる大事な要請になったと思います。引き続き取り組んでいきたいと思います。

都の担当者(左)に申し入れ書を手渡す参加者
(左2人目から)原のり子、清瀬の原田ひろみ市議、
東久留米のかもしだ芳美市議、北村りゅうた市議、
清瀬の深沢まさ子市議、佐々木あつ子市議
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清瀬市議団の「市政報告会」に私も参加
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宮本徹衆院議員(左から3人目)、東久留米市議団と一緒に
街頭からコロナ対策の強化などを訴え
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by hara-noriko | 2021-02-20 21:18 | 東京都政 | Comments(0)

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