共産党都議団 条例案や調査結果を発表   

 2月22日、共産党都議団で記者会見を行いました。現在開会中の第1回定例会で提出している3つの条例案について、そして、都立高校の「地毛証明書」に関する調査結果について、都内市町村の来年度の税収予測調査結果についての2つの報告です。

記者会見する共産党都議団(右端が原のり子)

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【3つの条例提案】


高齢者の補聴器購入費助成条例案
 高齢者が補聴器を購入する費用に対して助成を行う区市町に対して、東京都が補助を行う。対象は、65歳以上の都民。聴力がおおむね40デシベル以上で、医師が必要と認める方。障害者総合支援法にもとづく補装具支給制度の対象とならない方。
 両耳の補聴器が対象となり、1台につき5万円まで助成する。
 都議会厚生委員会にかかる予定です。

東京都住宅基本条例の改正案
 住宅確保要配慮者を条例に位置づけ、より広い階層に都営住宅の門戸を広げる。
 同性パートナーを入居対象にする。都営住宅の新規建設をすすめ、民間住宅も含めた家賃補助にとりくむことを位置づける。住宅政策審議会に都民参加を位置づける。
 都議会都市整備委員会にかかる予定です。

青少年問題協議会条例の改正案
 青少年の計画や施策を協議していく場なのに、青少年当事者が入っていないことから、現在の委員に青少年6人を加えることを提案。子どもの意見表明権(子どもの権利条約第12条)を保障し、子どもの意見を生かしていくために提起。
 都議会総務委員会にかかる予定です。


【都立高校の「地毛証明書」に関する調査結果について】

 都立高校全日制177校に、地毛証明に関わる書類を開示請求。
 頭髪に関する規定があったのは150校。地毛証明書提出を求めている学校は79校、そのうち任意としているのはわずか5校でした。
 もともとの髪の色をカラースケールではかり、色番号を登録する。地毛であることを証明するために幼少期、中学生の時期の写真を提出するように求める。生まれてから一度も、染髪やパーマなど髪の加工をしていないことの証明を求める。髪の加工をしないということを約束させる。髪を加工したら地毛証明は無効とし、黒染めすることになる。…などの例も。
 池川友一議員の一般質問(2月25日午後5時半ごろから)でとりあげる予定です。都議会インターネット中継をご覧ください。

【都内市町村の来年度税収予測の調査結果について】

 別紙(下の写真)にもとづき、報告しました。
 私の代表質問(2月24日午後7時50分ごろから)でとりあげる予定です。都議会インターネット中継をご覧ください。

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by hara-noriko | 2021-02-23 18:04 | 都議会 | Comments(0)

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