代表質問で小池知事に再質問   

都議会代表質問
私の再質問に小池知事は答弁に立たず

  
 2月24日、東京都議会本会議で、日本共産党都議団を代表して質問しました(全文は こちら から)。答弁にたった小池知事は、私の質問に答えないことがたくさんありました。このため私は、再質問をおこない、ジェンダー平等、外環工事の陥没事故、オリンピックに絞って小池知事の姿勢をただしました。質問内容は5点です。
ところが…小池知事はまったく答弁に立ちませんでした。知事の認識は知事にしか答えられないのに…都の局長に答弁させる。人権やいのちにかかわる問題なのに答弁しない。知事は、都知事として責任を果たそうという気持ちがないのでないか…と思わざるをえませんでした。それに冷たい…。外環道の陥没事故の被害住民の方たちに会おうともしないし、謝罪もない。都民に寄り添う姿勢がない…。そのことがあらわになった再質問になりました。

 以下は、私の再質問です。あくまで基本的なあたりまえのことを聞いています。これに答えないということはどういうことなのか。不誠実だといわざるをえません。

どう受け止める森前会長の発言
ジェンダー平等への姿勢にかかわる根本問題


 知事に再質問をいたします。
 まず、森前会長の女性蔑視発言とジェンダー平等についてです。1点目です。私は、森前会長の女性蔑視発言をどのように受け止めるのかと質問しましたが、知事は森前会長の発言に一言も言及されませんでした。森氏の発言をどう受け止めているかはジェンダー平等への姿勢にかかわる根本問題です。知事は許されない女性蔑視発言だと受け止めていないのですか。お答えください。

ジェンダー平等 立ち遅れる日本
この現実を知事は認識しているのか


 2点目です。国内外で批判が広がっているのは、森氏の発言に対してだけではありません。発言の撤回・謝罪で収めようとした組織委員会やJOC、東京都などの対応は、日本社会に女性への無意識の根深い偏見や蔑視があることをあらわにしました。日本のジェンダーギャップ指数は153カ国中121位で、前年の110位からさらに後退しています。世界中がとりくんでいるこの課題に、日本が大きく立ち遅れている現実を知事は認識しているのですか。うかがいます。

女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃
ジェンダー平等の重要性をどう認識しているか


 3点目です。国連は、ジェンダーの平等は、基本的人権であるだけでなく、平和で豊か、かつ持続可能な世界に必要な基盤でもあります、と明言し、あらゆる場所におけるすべての女性および女子に対するあらゆる形態の差別を撤廃することを求めています。知事は、こうしたジェンダー平等の重要性をどう認識しているのか、お答えください。

外環道工事の陥没事故
自らの責任をどう感じているか


 次に、外環道工事の陥没事故についてうかがいます。知事は、シールド工事が要因とされたことは遺憾だと表明しました。しかし、わが党の警告に耳を貸さず、調べようともしなかった自らの責任はどう考えているのですか。また、事業計画の認可権者として被害住民のみなさんに謝罪はしないのですか。お答えください。

オリンピック 広がる「この夏は中止」の声
どう受け止めているのか


 最後に、東京2020大会です。「この夏は中止」の世論が日に日に広がっていること、五輪開催に反対せざるを得ないという島根県知事の発言などをどう受け止めているのか、知事に質問しました。ところが知事は、この大事な問題に対して「さまざまな調査などが報じられていることは承知している。安全・安心な大会の開催に向けて準備を着実に進めていく」という中身のないごく短い答弁をしただけでした。聞いたことに何も答えていません。知事、この答弁で都民への説明責任を果たしたと思っているのですか。都民のみなさんが納得すると思っているのですか。
改めてうかがいます。この夏は中止の世論が日に日に広がっていることや、五輪開催に反対せざるを得ないという島根県知事などの発言について、どう受け止めているのか、知事の言葉でお答えいただきたいと思います。
 
 以上、5点、知事の、知事自身の言葉でお答えください。

代表質問で小池知事に質問
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by hara-noriko | 2021-02-27 10:10 | 都議会 | Comments(0)

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