コロナ禍 子どもたちをもっと応援したい
2021年 05月 05日
子どもたちにより良い環境をつくる
5月5日は、こどもの日。コロナ禍のなかで見えてきたことの1つは、子どもたちと心を通い合わせて教育や保育に当たれる環境をつくっていく必要性です。「まちかどスピーチ」でも、そのことを訴えています。
子どもたちをオリンピックの観戦に
保護者や先生から疑問の声
たいへん驚くことに、子どもたちがオリンピックの観戦にいく計画がすすめられています。東京の子どもたちでいえば8割、81万人の公立・私立幼稚園から、小中学校、高校、特別支援学校の子どもたちが対象です。コロナの感染が拡大し、子どもたちの感染もあると指摘されているときに、たくさんの子どもたちを、しかも暑い夏、オリンピックの会場まで連れていくという、本当に驚くべき計画です。共産党都議団はただちに中止を申し入れました。
保護者のみなさんから「やめてほしい」という声があがっています。先生方からも疑問や困惑の声が出され、東京都教職員組合(都教組)は中学生ボランティアも含めとりやめることを求めています。東京都医師会の尾崎治夫会長も、子どもの感染の危険が高まる、やめるべきだと指摘しています。
やはり、この夏のオリンピック自体を中止して、もっと安全な状況で開けるときに開催すべきだと改めて指摘したいと思います。
コロナ禍 保育園の園児
大人がマスクを取ったら泣き出してしまう、と
コロナの危機を乗り越えながら希望のもてる社会をみなさんと一緒につくっていかなければならない、と思っています。とくに、子どもたちへの影響が心配です。保育園の先生たちがおっしゃっていました。生まれたときからマスクをしている大人たちが周りにいる。それが当たり前になってしまっているため、マスクを取ったら泣き出してしまう。こういうことが保育園で起きています。
マスクのなかで成長する
子どもたちをもっと応援したい
小さい赤ちゃんや子どもたちは、先生や大人の表情を見ながら楽しいこと、いけないこと、困ったことなどを感じて成長していくものです。でも、マスクをしている状態で成長していかなければいけません。子どもたちの今をもっと応援していきたいと思います。
少人数学級をもっとすすめる
35人よりさらに少なくして
そのためには、学校でいえば、少人数学級をもっとすすめていかなければなりません。みなさんと一緒に運動するなかで、ようやく小学校では35人学級を毎年・毎年進めていこうということにはなりました。でも、これだけでは足りません。「もっと人数を減らすべきだ」というたくさんの声があります。
子どもたちと心を通い合わせる
それができる環境を整備したい
子どもたちの成長を支えていくためには、少人数で、子どもたちと心を通い合わせて教育や保育に当たれる環境をつくっていく必要があります。保育園についても、子どもたちが安心して通えるように、もっと環境整備をしていくことが必要だと思っています。
みなさんの声、何より子どもたちの声を聞きながら、その充実のために力を尽くします。
by hara-noriko | 2021-05-05 00:10 | 東京都政 | Comments(0)