私の都政報告(6)子どもたちを応援する都政に   

 清瀬市と東久留米市でおこなったオンライン都政報告会で私が報告した内容を連載しています。6回目は、「子どもたちを応援する都政に」です。

コロナ禍で子どもたちの成長を支える
みんなで考えたいテーマ


 コロナ危機のなかで本当に考えたいな、と思っているのが、子どもたちの成長をどう支えて、応援していくかということです。みんなで議論していきたいと思っています。というのも、いまは「とにかくコロナ危機を乗り越えよう」「がまんしよう」ということがいわれています。しかし、子どもたちの成長はコロナ危機のなかでも待ってはくれません。どんな状況のなかでも子どもたちが元気に育っていけるように応援していくことが私は必要だと思うんです。
 マスクが息苦しい、がまんしてマスクをし続けていることで、心にも体にも痛みが出てくる子どもたちもいます。そういうことも含めて、子どもたちがどうやって安全に生活でき、成長が保障されるか。ここをみんなで考えたいと思っています。

少人数学級の早期実現
政治がやれる大きなな1つ


 少人数学級がまず政治でやれることの大きな1つです。ようやく小学校の少人数学級がスタートすることになりました。5年間かけて小学校を35人学級にします。私は2月24日の代表質問でこの問題を取り上げ、前倒しで実施するよう求めました。
 「多くの保護者が、コロナ禍になぜ5年かけて段階的に行わなければならないのか、首都東京が、国が定めたことに従っているだけでいいのか、と訴えています。都として、小中高等学校全体で、可能な限り前倒しで実施することが必要です」
 都の答弁は、東京都は国にならいますという範囲です。でも、この姿勢ではダメです。感染がいまひどいからこそ、人数を減らして、子どもたちが安心して勉強できるように応援しようっていうふうにするのが本当なのに、そういうふうになっていない。もともと東京の35人学級は他の都府県よりも遅れています。長野県など頑張っているところがたくさんあるわけですから、少人数学級の実現は強力に進めていきたいと思っています。

地域に子どもの居場所をつくる
東京都がもっと支援する必要


 子どもたちには人とのかかわりのなかで育ってほしい、ということで、地域で子ども食堂や不登校の子どもたちの居場所など、いろいろな形で支えてくださっている方々がいらっしゃいます。こういう方たちを応援して、子どもたちが生きる場所を地域につくっていくことがますます大事になっていると思います。こういう支援ももっと東京都で強化しないといけないということで、私も質問をしてきました。

コロナでボールを使える公園が閉鎖に
本当にそれでいいのかを考えたい


 先日、東久留米市内を歩いていたときに、ボールを使える数少ない広場の入り口がテープでぐるぐる巻きにされて、子どもたちが入れないようになっていました。ちょっと外で遊ぼうと思っても、その公園さえ閉じてしまうという必要が本当にあるのかどうか、ということも考える必要があるのではないかと思います。子どもたちのなかに変異株の感染の問題も指摘されていますので、どうやって気をつけるかということもありますが、それも含めてみんなで考えたいと思っています。

成立した「こども基本条例」
修正して全会一致で


 こういうなかで私は大事になっているのが、東京都で成立したこども基本条例です。全会一致で、修正のうえ可決されました。
 実は私たち共産党都議団は、今任期中、4年前から「子どもの権利チーム」というのをつくって、専門の先生もお呼びして、超党派の学習会も積み重ねてきました。他の会派のみなさんに呼びかけて、立憲、ネット、自民党、都民ファーストなどたくさんの会派から、その都度参加をしてくれて、勉強してきました。
 超党派で子どもの権利条約に基づく条例を東京都でつくるために、その機運をもりあげていきたいととりくんできたのです。今年3月に開かれた第1回定例会の、議案の提出のぎりぎりになって公明党と自民党、公明党が中心でしたが、子ども基本条例を出したいという話を持ってきました。
 本当は全会派で練り上げて、一致して提出したかったんです。でも、そういうふうにはならなかったので、私たちはより良くするための修正をしようということでずっと協議していきました。細かな経過は省きますが、最終的には私たちの修正案も取り込んで、全会一致で修正する形になって、成立しました。

子どもの権利条約にのっとる
学ぶ権利の保障も


 子どもの権利を明確化するために、「子どもの権利条約の精神にのっとり」と明記されました。専門の先生からも非常に重要といわれていた学ぶ権利も明記しました。どんな状況にある子どもたちにも学ぶ権利は保障される、ということも含めて明記しました。子どもの権利条約に位置づけられている意見表明権とか、それから子どもにも休む権利はあるよとか、そういうことも含めて認められるという、そういう内容になっています。さらに救済の規定も追加しました。
 そして、何よりも大事だと思っているのは、3年後に子どもの意見を聞いて条例を見直す、と規定したことです。ここは、私たちがいちばん力を入れた点です。見直しをするのは、夏の都議選で選ばれた議員です。私も、子どもたちと一緒にこの条例をよりよくしていきたいと思っています。また、子ども議会を開こうという提案もしたい。いろいろなことをやっていけたらいいな、と思います。

子どもたちに希望を持ってもらう
大人は子どもたちの意見を聞いて

 コロナ危機のなかで、少しでも子どもたちに希望をもってもらい、また私たちおとなも、こういうなかだからこそ、子どもたちの意見を聞いて、例えば公園とかも一方的に閉めてしまうということではなくて、子どもたちの意見を聞いてすすめていく。その足掛かりにこの「こども基本条例」を使っていきたいなと思っています。

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共産党清瀬市議団のみなさんと一緒に
(左から)深沢まさ子、香川やすのり、原田ひろみの各市議
原のり子、そして山崎美和、佐々木あつ子の両市議
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by hara-noriko | 2021-05-15 23:09 | 東京都政 | Comments(0)

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