3人で子育てトーク(下)
2021年 05月 21日
コロナ禍の子育て
子どもが遊べて、ママやパパがつながれる場所を
原のり子 今、コロナのなかで子育てしている、渡辺さんや坂井さんは、本当に苦労があると思うんです。コロナの中での子育てについて、もっとこんなことを充実してほしいなどの思いがあったら聞かせてください。
渡辺奈保子 3歳とゼロ歳の子を育てています。コロナになって支援センターや児童館が閉鎖されてしまって、ショッピングセンターの子どもが遊べるスペースも閉鎖されてしまいました。子どもたちが遊べる場所、ママやパパがつながれる場所がなくなってしまったなあと思っています。
ラインとかオープンチャットとかを使って育児中のママで話をしているんですけど、「行くところがない」という声がすごくあります。「ママ友をつくれない」という話もしています。「みんなが孤立していくのが怖い」という声を聞くので、政治家の人たちが会食したりする話を聞くと、子どもが遊べないのになんでご飯食べてるの、と感じます。子どもたちが遊べて、ママ・パパもかかわれる場所がコロナ禍だからこそ必要なのかなと思います。
政権交代をして実現したいことがある
坂井さん、子どもの声を聞く社会
坂井和歌子 本当にその通りだと思います。今回の選挙の中で自分なりにテーマを持っています。政権交代を実現してどうしてもやりたいと思っていることに、子どもの声を聞く社会を実現したい、というのがあるんです。小学校5年生と2年生、5歳の子を育てています。娘が小学校1年生になったときに、ちょうどコロナの休校でした。入学式は、校庭に間隔をあけてイスを並べてもらって、校長先生が「きょうは青空入学式だよ」といってお祝いしてくれました。いい思い出になりました。
その翌日から学校は始まらなくて、2カ月間、家の中ですごしました。休校が明けて学校に行ってみたら、新しいお友だちもマスクをしています。感染防止対策で机の周りに透明の囲いを学校が購入して立ててくれました。「マスクをしていると熱中症になるので、はずしていいよ」といってくれたんですけれど、教室はとても窮屈です。給食の時間も休み時間も、なるべく前を向いてお友だちと話をしないでね、と声をかけられていたので、学校にいきたくない子が本当に多かったです。2年生になってようやく学校になれてきました。
安倍首相がバーンと全国一律の一斉休校をやったことは、はっきり言って、子どもは御しやすいと思っているからだな、と思ってしまいました。反対を言えない子どもたちだからこそ、やってる感をアピールしやすい。そこに子どもを使われていることにすごく怒りを感じています。子どもはゼロ歳の時から意見を表明する権利を持っているのに、その声をまったく聞こうとしない今の日本社会のあり方を変えていく。そういうことをやっていきたいと思っています。
「こども基本条例」が成立
3年後に子どもの意見を聞いて見直すことに
原のり子 ゼロ歳の赤ちゃんでも意見表明権を持っているということは、本当に重要ですよね。この4年間、「子どもの権利チーム」というのを共産党都議団の中につくっていて、東京都で子どもの権利条例をつくろうということで、勉強会をしてきました。他の党派みんなに呼びかけて、みんなで勉強しましょう、と。みんなで条例づくりをしたいということで取り組んできました。各会派からそのつど何人かが出てきてくださって、いろいろ勉強してきました。
今年の第1回定例会(2・3月)で、「こども基本条例」ができました。全会一致でつくることができました。実はいろいろありまして、みんなで条例づくりからやりたかったんですが、公明党と自民党の方から、2・3月の議会に突然、条例案がでてきました。調整する時間はほとんどなかったので、出していただいた上でより良くする修正をみんなでしていこうという、と取り組みました。共産党としても修正案を準備し、他の会派の方とも協議しながら練り上げていきました。
最終的には、各会派の修正案が盛り込まれた形で何とか一致できたんですね。この中でいちばん大事だったのは、この条例については、子どもの声を聞いて3年後に見直すことを盛り込んだ点です。私たちはここが肝だと思っていて、「こどもの基本条例」だから、子どもの意見を聞かないとだめなんですよね。コロナの下でも、公園が使えないとか児童館が使えないとかいうことだって、本当は子どもたちの意見をよく聞いて、どうしたら使えるようになるのか、使えないのだったらこんなことをやったらいいんじゃなかいということを、子どもと相談していくことが大事です。それが今、一方的に大人の都合でやられているところが問題だと思うんですよね。
「こどもの基本条例」が修正の上、全会一致で可決され、3年後には子どもの意見を聞いて見直そうよ、ということになりましたから、都議団のメンバーも必ず都議として新しい議会に出て、子どもたちと一緒により良くしていこうと思っています。
コロナの下だからこそ、もっと子どもの意見聞くことを真剣にやっていきたいと思っています。
いろんな立場の人が政治の場に出ていく
多様なコミュニケーションが力になる
坂井和歌子 ちょっと思い出したんですが、北欧の方では首相が記者会見を子ども向けに開いて、子どもからの質問を受けることをやっているんです。なぜ今あなたたちはソーシャルディスタンスをとらなければいけないのか、ということを子どもにわかる言葉で説明している。子どもが、いつまでこれが続くんですかって質問したら、今はわからないんだけれども、延長するときには私が必ず説明しますって首相が答えている。そういう国があります。
その一方で、大人にすら何も説明しない、というか本人が何もわかっていないんじゃないかと思うような今の日本の政治は、やっぱり変えなければいけない。この前読んだ本では、女性の首相の国で国民とのコミュニケーションに成功していることがコロナの中で明らかになっていることがいわれていました。そういうふうに限定していいのかなとも思うんですが、やっぱりいろんな立場の人が政治の場に行くことが多様なコミュニケーションをつくっていく力になるんだと思いましたし、そういう政治を日本でもつくっていきたいと思います。
子どもたちと高齢者がかかわれる
そういう場がもっとほしい
原のり子 最後に渡辺さんからぜひ―。
渡辺奈保子 私が育った家庭は、おばあちゃんが一緒に住んでいました。小さい子が高齢者の方たちとかかわるってことは、すごく大事なことだなあって思います。地域のコミュニティーにはそういう場がほとんどないんじゃないかなって思います。もっと高齢者の方と小さい子がかかわれれば、高齢者の方も元気をもらえると思うし、子どもたちもいろんなことを学べると思います。そういう場がもっとほしいです。
原のり子 本当にそうだと思います。世代を超えてみんなで交流して、みんなで子どもたちを育てていけるように力を合わせていきたいと思います。ありがとうございました。(おわり)

共産党衆院東京ブロック比例代表予定候補


共産党都議会議員

by hara-noriko | 2021-05-21 21:42 | 東京都政 | Comments(0)

