共産党街頭演説 原のり子の訴え(上)   

小池書記局長をを迎えて 司会は宮本徹衆院議員
社民党の東久留米市議 青木ゆうすけさんも


 6月6日、東京・東久留米駅まで小池書記局長を迎えた日本共産党の街頭演説がおこなわれました。コロナ対策で、YouTubeを使って配信。たくさんの方に視聴していただきました。小池書記局長は、都政・国政を縦横に語り、共産党躍進の意義や私の実績・思いを紹介してくださいました。
 宮本徹衆院議員が司会をつとめ、社民党の東久留米市議、青木ゆうすけさんが応援演説。「いまこそ市民の代表として、共産党の原のり子都議会議員や宮本徹衆院議員をしっかり私たちの代表として送り出していくことが必要です。市民と野党の共闘で、声を届けてくれる方を都政・国政へ送り出していきましょう」と訴えてくださいました。本当にありがとうございました!

 以下、私のスピーチです。大要を2回に分けて紹介します。

【原のり子のスピーチ(上)】

 ただいま紹介していただきました日本共産党の都議会議員、原のり子です。
 青木ゆうすけ市議にスピーチをいただきまして、心から感謝を申し上げます。ありがとうございます。

市民の力は本当にすごい
都議4年間でますます実感


 私は4年前、この2人区で議席を獲得したときに、清瀬と東久留米地域の市民のみなさんの力は本当にすごい、と実感しました。この議席は市民みなさんの議席なんだということを胸に刻みました。以来4年間活動してきて、ますます市民のみなさんが政治を動かしていると実感しています。

障害者がコロナに感染したら
きちんと受け止めてくれる病院はあるのか

 コロナ禍のもと、もし障害のある人が感染したら受け入れてくれる病院があるんだろうか。障害特性に応じてちゃんと受け止めてもらえるのだろうか。こういう心配が障害者のご家族のみなさんからたくさん寄せられました。知的障害の方は、慣れない場所で一人で過ごすことは難しい。パニックになってしまうかもしれない。また、ちゃんと治療内容を障害をもっている人にわかるように話をしてくれるのだろうか。あるいは、ありとあらゆるスイッチを押してしまうけれども、大丈夫だろうか。そういうたくさんの心配の声がかけられました。

ある母親 「障害特性に応じて入院させて」はぜいたくなこと?
こうしたことを言わなくていい政治にしたい


 あるお母さんは、「障害特性に配慮して入院させてほしいなんていうことは、ぜいたくなことでしょうか」と言っておられました。それを聞いて私は、「障害に配慮してほしい」という当然のことを「ぜいたくなことか」と心配しなければならない今の政治の状況を、本当に変えないといけないと、その言葉を聞いたときに痛感しました。
 本来は、東京都が率先して、「どんな障害があってもこういう病院にちゃんと入れるから安心ですよ」というメッセージを発信しなければいけないのに、障害者団体のみなさんやご家族のみなさんと東京都との話し合いの場に同席させてもらいましたけれども、東京都の回答は、「障害者ひとり一人に個別に対応します」と繰り返すばかりでした。

緊急に5000人余の署名を集めて都議会に陳情
趣旨採択され、反対はゼロ 画期的なできごと


 そこで関係者のみなさん、お父さん・お母さんたちは、緊急に署名を集めて陳情することになりました。本当に短期間でしたが、5000人以上の署名が急きょ集められて、都議会に提出されました。障害者のみなさんが入院する病院を確定してください、というこの陳情が都議会で、なんと趣旨採択されたんです。都議会のなかでも非常に画期的なことです。だれ一人反対は出ませんでした。お父さん・お母さんたちのメッセージに背を向けることはできない、と都議会議員みんなが思ったのだと思います。

都は都立病院・公社病院で受け止めると何度も答弁
実際に、公社病院と都立病院が連携して対応


 そして大事だったのは、この議論のなかで、障害のあるみなさんを都立病院・公社病院で受け止めます、と繰り返し東京都が答弁したことです。共産党が聞いても、自民党が聞いても、同じ答弁をしました。実際に清瀬・東久留米の地域で感染した障害者の方が、都立病院や公社病院に入院されています。
 ある方は、いったん多摩北部医療センター(東村山市)に搬送されたのですが、障害特性をみると松沢病院(世田谷区)の方がいい、ということで松沢病院へすぐに搬送し直されました。親ひとり子ひとりのご家庭なのですが、こんどはお母さんの感染がわかりました。娘さんが松沢病院で治療を受けていたわけですが、自宅療養しているお母さんの回復を待って、娘さんは戻ってくることができました。
 このお母さんは、「本当に心配だったけれども、(娘は)命をとりとめた。ありがたかった」と涙していらっしゃいました。

障害者の運動が明らかにしたもの
都立病院・公社病院が存在する意味


 コロナの大変ななかでも、このように命を守ろう、そのなかで人権が守られなければいけない、と取り組む障害者のみなさんや市民のみなさんの大変な努力で、障害のある人を都立病院・公社病院が受け止めることが鮮明になったんです。これはまさに、市民の力です。
 改めて、都立病院・公社病院の使命は、障害者医療、難病、災害、周産期医療、島しょの医療、救急、小児、そしてコロナのような感染症対策を担うのだということを、障害者のみなさんの運動が明らかにしてくれました。不採算だけれどもみなさんの命を守るために欠かせない医療を担っているのが都立病院・公社病院なのです。

独立行政法人化推進の都民ファースト・自民党
これをストップさせ、医療の充実図る


 それを今、小池都政のもとで、都民ファーストや自民党のみなさんも一緒になって、都の財政支出を減らすために、独立行政法人化(独法化)をしようとしています。こんなことは絶対にありえません。
 公社が運営する多摩北部医療センターにもコロナの病床をしっかり確保して対応しています。こんなにコロナが大変なときに、独法化の議論をすること自体が私には信じられない。
 都立病院と公社病院は、守るというよりも、もっともっと充実させていくことが求められています。多摩北部医療センターがもともとは老人医療センターだったことを考えても、高齢者医療をもっと拡充していく必要があります。私は改めて、都立病院・公社病院の独立行政法人化はなんとしてもストップさせたい。そのために全力を尽くしたいと思っています。(つづく)

声援に応えて
(左から)小池晃書記局長、青木ゆうすけ市議(社民党)
原のり子、宮本徹衆院議員
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訴える青木ゆうすけ市議
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共産党躍進の意義を語る小池晃書記局長
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力を込めて訴えました
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by hara-noriko | 2021-06-07 00:44 | 都議選 | Comments(0)

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