都立・公社病院の独立行政法人化 都議選の大争点に   

もうすぐ都議選の告示
予定候補3人が公開討論会


 都議会議員選挙が6月25日から始まります。投票は7月4日です。コロナの収束に向けてどういう対策をとっていくのか、が求められています。6月12日に北多摩4区(清瀬市・東久留米市)の立候補予定者3人による公開討論会(東久留米青年会議所・清瀬青年会議所主催)がおこなわれました。私、原のり子(現)、都民ファの細谷しょうこさん(現)、自民党の渋谷のぶゆきさん(新)の3人が政策などを語り、地元のFMひがしくるめ「くるめラ」が生放送しました。6月20日午後6時から、ユーチューブの「東久留米青年会議所チャンネル」で配信が予定されています。
 もっとこんな風に話せばよかったな…など反省もいろいろありますが、討論会のルールにのっとって考えを述べ、他の人の発言も聞き、改めて考えが整理できました。

コロナ対策で役割果たす都立病院・公社病院
独立行政法人化したら命が守れなくなる


 その討論会で、コロナが広がるなか、都立病院・公社病院の役割が重要であるということが、私以外の方からも話されました。いま、都立病院・公社病院は率先してコロナ病床を設け、すべての病院でコロナの患者さんを受け入れています。それは、都立病院・公社病院が行政的医療(行政が積極的に担うべき医療)を使命としているからです。ですから、知事が判断してコロナ病床をつくってくださいといえば、それに対応するわけです。
 しかし、もし都立病院・公社病院を東京都の手から離して、都の財政支援を減らして独立行政法人化するようなことになってしまったら、コロナの対応なども大きく後退しかねません。これではみなさんの命が守れません。

私は独立行政法人化「ストップをかける」と主張
他の候補は、独法化の問題にふれず


 予定候補者の討論会で私は、東京都がどんどん補助金を減らしていく独立行政法人化はどうしてもストップをかけなければいけない、といいました。残念ながら他の予定候補は、都立病院・公社病院がコロナで役割を果たしていることはおっしゃるけれども、都立・公社のまま守っていくということはいいませんでした。私は、やっぱりこの問題は大争点だと思いました。
 都立病院・公社病院の果たしている役割が大きい、というのであれば、独立行政法人化をせずにしっかり守り拡充する。このことを本当に大きな声にしていきたいと思います。

都議選後、本格的な議論に
都立病院・公社病院を守る役割を果たしたい

 都立病院・公社病院の独立行政法人化の問題は、都議選が終わったあとに本格的な議論になっていくことになります。そのときに、私がみなさんの声をしっかり代弁して、公社が運営する多摩北部医療センターを守り、都立病院・公社病院を守る役割を果たせるように、その仕事ができるように、みなさんの大きなお力添えをお願いいたします。

今でも深い都立清瀬小児病院廃止の傷
「地元で子どものヘルニア手術ができない」と


 この地域は、都立清瀬小児病院をなくした痛みをもっています。この清瀬小児病院がなくなった傷は今でも深いということを実感しています。
 さまざまな方とお会いしてお話をうかがっています。ある方は、「小児病院がなくなり、小児外科がなくなってしまったために、子どものヘルニアの手術ができる場所がない。ずっと遠くの病院まで行って手術することになった」と話していました。こうした経験は1人や2人ではありません。
 私は、都議会議員になってから、初めての一般質問(本会議質問)で、小児外科の必要性を訴えました。このときに前向きな答弁があり、多摩北部医療センターに小児外科の先生がいらっしゃった時期があります。ただ、残念ながら定着されず、今は小児外科はありません。ですから、多摩北部医療センターでは手術ができない状況になっています。ここをどうしても改善しなければいけないと思っています。

多摩北部医療センターの拡充は切実な願い
小児外科・新生児集中治療室の設置、障害者医療の充実


 清瀬小児病院がなくなって、NICU(新生児集中治療室)がなくなっただけでなく、小児外科もなくなったということで、地域のお父さん・お母さんたちがたいへん苦労しています。ぜひ、みなさんと一緒に、多摩北部医療センターに小児科の充実はもちろん、NICUや小児外科をつくっていく、障害者医療をもっと充実させるなど、さらなる改善・拡充を実現するためにしっかり取り組んでいきたいと思っています。
 そのためにも、独立行政法人化にストップをかけなければなりません。東京都の補助金を減らす、稼ぐ医療に変えるなどというのはとんでもないことです。この地域で子どもたちが安心して育っていけるように、この地域の小児医療を充実させていくことも含めて、多摩北部医療センターの拡充にしっかり取り組みます。

夏のオリンピック中止
これも都議選の大争点

 都議選予定候補3人の討論会では、この夏のオリンピックは中止してコロナ対策に集中すべきであることを主張したのは、私だけでした。他の候補は、オリンピックについてまったく触れませんでした。コロナ対策も都議選の大争点であることを実感しました。

駅前で都政報告
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宮本徹衆院議員と一緒に
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by hara-noriko | 2021-06-15 01:16 | 都議選 | Comments(0)

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