いのち最優先の政治にしたい
2021年 06月 18日
夏のオリンピックを中止してコロナ対策に集中
6月25日から都議会議員選挙がおこなわれます。7月4日が投票日です。今度の都議会議員選挙は、コロナの危機を乗り越えていくうえで、重要な選挙になります。とくに、オリンピック開催の問題では、決断していく重要な場になっていきます。私たち日本共産党は1月以来、夏のオリンピックは中止して、いのち最優先、コロナ対策に集中しようといい続けてきました。国会でも、都議会でも、市議会でも、そのことを訴え続けてきました。
世論は「中止」「延期」が多数
都議会では中止もとめる陳情に都民ファ・自民などが反対
世論調査をすれば、多くの方が「中止」あるいは「延期」と答えているのに、議会の中ではねじれている状況です。都議会には、都民のみなさんから陳情が出されました。オリンピックを中止してほしい、という陳情でしたが、残念ながら反対した人たちがいます。都民ファーストの会、自民党などのみなさんです。そのため、陳情は不採択になってしまいました。
私たち共産党都議団は、立憲民主党のみなさんらと協力して、オリンピックをこのまま開催する条件はないということで論戦もしましたけれど、都議会では不採択という結果になりました。
コロナ対策・オリンピックを議論する場を設けない
都議会の現状に大きな問題が
でも、ここで諦めずに、共産党都議団は立憲民主党のみなさんとも協力して、6月の都議会の最終日には、特別委員会を設置して議会閉会中もコロナ対策を集中的に議論しよう、と提起しました。残念ながら、これにも都民ファーストの会、自民党のみなさんは賛成してくださいませんでした。何のための議会なのか、と私は思っています。
緊急事態宣言を今後どうしていくのか。オリンピックをどうするのか。この問題を真剣に都議会で議論しなければならないのに、そういう場を設けない。ここに、今の都議会の大きな問題があります。
共産党を増やしてください
一致して協力し合える議員を多数派に
私たち共産党を含めた野党が都議会臨時会の開催をずっと要求してきましたが、あと1人足りないために、臨時会を開けませんでした。ここはやっぱり共産党を増やしていただき、こうした問題で一致して協力し合える議員を都議会のなかで多数にしていく必要があります。この地域(北多摩4区=清瀬市・東久留米市)では4年前、私、原のり子を2人区で押し上げていただきましたが、今度も都政へ押し上げていただきますよう心から訴えます。
東京の子どもたちを観戦に連れ出す
感染リスクが高まることは明らか
オリンピックの問題でいちばん心配なのは、子どもたちを観戦に連れ出す問題です。東京の90万人もの子どもたちを電車などに乗せて、競技場までマスクをして猛暑のなかを連れていく計画。これは、直ちに中止すべきだと思います。子どもたちに話を聞くと、「オリンピックを見てみたい」という声ももちろんあります。だけれども、いま集団でオリンピックを見にいくなどということをやったら、確実に感染のリスクが高まることは明らかです。危険がわかっているのに子どもを連れていくのは、やっぱり中止しすきだと思います。
東京都がパブリックビューイングを計画
9自治体が中止を発表しているのに
また、パブリックビューイングがあちこちで企画されています。東京都もオリンピック組織委員会と一緒に6カ所でやります。このうち1つはワクチン接種の会場にすることになりました。あとは見直さないというのが知事の方針です。記者会見でもそういっていました。
ですけれども、区市町村でやろうとしているパブリックビューイングについては、見直しがどんどん出てきています。武蔵野市、調布市など9自治体が中止を発表しています。それなのに、東京都自身が見直さないなどというのは、とんでもありません。
会場になっている都立大の学生さん
学生はオンライン授業なのに…
パブリックビューイングの会場になっている都立大学の学生さんがいっていました。学生のみなさんはオンラインの授業になっていて、課外活動も制限されている。そういう状況なのに、オリンピックだけは特別扱いで、人を大量に集めることができる。「そんなのおかしくないですか」と。本当にそのとおりだと思います。
都民に我慢を強いながらオリンピックは強行
前のめりの姿勢は本当に危険
感染のリスクが高いからといって、東京都は都民にはさまざまな我慢を強いています。それなのに、ひとたびオリンピックとなったら科学的根拠もなく、とにかくやるんだという前のめりの姿勢は本当に危険だと思います。
みなさんのいのちを守ることが最優先です。いのちを守ることが政治のいちばんの仕事です。夏のオリンピックは中止する。この決断をすべきときです。
青年会議所主催で3候補の公開討論会
オリンピックや独法化を語らない他の候補
先日、この地域の青年会議所のみなさんが主催した公開討論会がおこなわれました。3人の都議選予定候補者(共産党、自民党、都民ファースト)が出席しました。この討論会は、丁々発止議論をするというわけではなく、それぞれの政策を述べていくことが中心でした。このなかで、オリンピックを中止した方がいいといったのは、私だけでした。それだけではなくて、オリンピック問題を他の人は一言もふれませんでした。そのことについて、「とてもびっくりした」という声が私のもとに寄せられました。
いまいちばん焦点になっている問題で、ちゃんと議論をして、その内容をみなさんに提示して、判断を仰いでいくことが必要だと思います。その機会が選挙ということになります。夏のオリンピックについては、ここで中止の決断をしてコロナ対策に集中する。コロナの危機を乗り越えながらどうやって希望のもてる東京にしていくのかという点では、保健所を増やすこと、都立病院・公社病院の独立行政法人化をストップさせて多摩北部医療センターをしっかり守って充実させていくことなどが、この地域の大きな課題であることが鮮明になっています。
ところが公開討論会で、オリンピックや独立行政法人化のことを話したのは私だけで、他の方は話題にしませんでした。私は、みなさんのくらし・いのちを守ることに直結している問題をこれからも訴え続けて、当たり前の声が通る政治に、いのちを大事にする政治に切り替えていくという判断をみなさんにしていだけるように、全力を尽くします。


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by hara-noriko | 2021-06-18 23:02 | 都議選 | Comments(0)